南景弼知事、イタリアで地方外交活動を行う
投稿日d 2015-03-09 ヒット数 333
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○ イタリア経済開発省産業政策総局長とイタリア中小企業の育成政策、雇用創出をテーマに歓談。
○ ラツィオ州経済開発大臣とも面談。友好協力締結の推進に合意。
海洋産業の活性化方案の樹立と社会的経済のハブ構築のため、ギリシャとイタリア歴訪に出発した南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道知事が、イタリアでの地方外交活動を続けた。
ナム知事は、現地時間の4日午後12時30分、イタリア・ローマにあるイタリア経済開発省庁舎でステファノ・フィルポ(Stefano Firpo)経済開発省産業政策/中小企業担当総局長に会い、イタリアの中小企業育成政策と雇用創出政策をテーマに60分間歓談を行った。
フィルポ総局長はこの日のプレゼンテーションで、イタリア経済の特徴がクラスターにあると説明した。フィルポ総局長は、「イタリアには、従業員10人以下の極小企業が約400万社、従業員10~200人以下の中小企業が20万社ある。クラスターは、これらの極小中企業が地域に基づいて競争しながら協力するシステムのことで、198のクラスターに約500万人が勤務している。製造業の3分の1、就業人口の4分の1レベルだ」と説明した。
ナム知事はこれに対して、「クラスターが非常に良い新戦略だと思う。韓国でのクラスターは空間的概念だが、イタリアでは共同ブランドの概念もあるようだ。成功クラスター事例について研究できるよう、関連データをもらいたい」と要請した。
フィルポ総局長は続いて、「イタリアの主な輸出企業は数千社に過ぎないが、その企業の下請け業者である極小・中小企業は非常に多い。そのような面において、産業クラスターはとても重要である。統合と協力、クラスター内の健全な競争が企業の競争力を強化させる」と強調した。
青年失業の解決策を求めるナム知事の質問に、フィルポ総局長は起業支援を強調し、「起業支援は、社会的政策である。雇用創出において最も効果的な方法が起業支援ということを経験を通じて知っているため、引き続き支援政策を行っている」と語った。
イタリア経済開発省の訪問に続き、ナム知事はこの日の午後3時、ローマ市にあるラツィオ州庁舎会議室でグイド・ファビアーニ(Guido Fabiani)ラツィオ州経済開発大臣に会い、90分間両地域の協力策について議論した。
ラツィオ州は、イタリア20州のうち経済規模と人口が2番目に多く、農業や工芸業の他にも石油化学と工学、自動車産業が発達している。
ナム知事はこの日、「京畿道とラツィオ州は、国において占める経済的地位や生命科学などの先端産業で先を行く地域、雇用創出のための努力など共通点が多い。ラツィオ州が、バイオテクノロジーが発達した地域として京畿道のICT(Information and Communications Technologies)側と協力が可能である」と述べた。
これに対してファビアーニラツィオ州経済開発大臣は、「バイオテクノロジーとICTだけでなく観光、文化など様々な分野での友好協力が可能である。ラツィオ州は企業家、何よりも研究者の交流を望んでいる」と述べた。
道とラツィオ州は、相互友好協力のためのMOU締結を推進することにした。
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