南景弼知事、ギリシャ・クレタ島と観光などの協力分野について協議

投稿日d 2015-03-06 ヒット数 295

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海洋産業の活性化方案の樹立と社会的経済ハブを構築するために、ギリシャとイタリア歴訪に出発した南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道知事が、現地時間の1日午後1時、ギリシャ訪問最初の日程としてクレタ島イラクリオン市にあるエンプロ(EN PLO)レストランで、スタブロス・アルナウタキス(Stavros Arnaoutakis)クレタ島知事に会い、観光産業の活性化および経済危機克服方案、両地域の協力方案などについて議論した。

この席には、バシリス・ランブリノ(Vasilis Lambrinou)イラクリオン市長、アリスティ(Mrs. Aristea Plevri)イラクリオン文化観光副市長、ミルディアディス・カラチス(Miltiadis Karatzis)在クレタ島大韓民国名誉領事などが参加した。

この日、両知事は両地域の観光産業の協力とギリシャの経済危機克服方案について意見を交換した。アルナウタキスクレタ島知事は、「ギリシャと韓国は、韓国戦争以降政治、貿易、文化部門で関係発展を続けているが、観光部門はまだ不十分だ」と、観光分野での協力を要請した。

ナム知事はこれに同意し、「クレタ島の歴史、文化、自然環境が非常に印象的であり、緊密な協力および関係の増進を望む。何よりも両国間の直行便がきちんと運営されていないという点が、観光客の誘致に直接的な阻害要素として作用している。帰国後、夏シーズンだけでも韓国とギリシャ間の直行便が運行できるよう航空会社に提案したい」と答えた。
参加したクレタ島イラクリオン市のランブリノ市長は、韓国人観光客誘致のための実践的なアドバイスを要請し、ナム知事はこれに対して、最近テレビ番組で紹介されて観光客が増えたクロアチアとプラハの事例などを紹介し、「グルメと文化を紹介するテレビ番組や、ドラマのバックにギリシャが登場すれば、大きな成果があるだろう」と述べた。

ナム知事はこの席で、京畿道新庁舎設立事業の名前をクレタ島の代表遺跡クノッソス宮殿の名前をとって「クノッソスプロジェクト」と名付けるという提案もした。ナム知事は「人類史上初めて、君主や貴族ではなく市民のために設計されたというクノッソス宮殿に深い印象を受けた。京畿道が推進している庁舎設立事業も、道民のための事業になるようにする」と述べた。

ギリシャの債務危機についての見解を問うという質問に対し、ナム知事はユーロ圏残留をすすめた。ナム知事は「一部では大変だろうが、ギリシャがユーロ圏を脱退し、最初から国家基盤を再建するための努力をしなければならないと主張するが、最初の衝撃が大きすぎて、今後の経済および政治的展開の状況に耐えられない可能性が高い」と述べた。クレタ島側でも、このようなナム知事の見解に同意した。