「黄海シルクロード」その中心に平澤港がある
投稿日d 2015-02-23 ヒット数 331
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4日、国会議員会館で「黄海-シルクロード・エクスプレス討論会」開催
平澤港と中国・煙台港、列車ペリーで新シルクロードづくりへ
◇4日午後、ソウル国会議員会館第2小会議室で「黄海-シルクロード・エクスプレス大討論会」が開かれている。ⓒ京畿Gニュース ユ・ジェフン
平澤港と中国・煙台港を結ぶ列車ペリーを通じて「黄海-シルクロード・エクスプレス」を推進する案を模索する場が設けられた。
4日午後、ソウル国会議員会館第2小会議室では国会議員のウォン・ユチョル氏、ユ・イドン氏の主催で「黄海-シルクロード・エクスプレス大討論会」が開かれた。同討論会は、京畿道と外交省、国土交通省、海洋水産省、平澤市などの後援で設けられた。
同討論会は、平澤港と中国・煙台港を結ぶ列車ペリーを通じて朝鮮半島と中国を繋げ、中国の大陸横断鉄道と新シルクロードを結ぶ黄海-シルクロード・エクスプレスの具体的な実践策を模索しようというものだった。
討論会には国会議長のチョン・イファ氏をはじめセヌリ党のユ・スンミン院内代表、ユ・ギジュン(セヌリ党)国会外交統一委員会委員長、セヌリ党のキム・ヨンウ、イ・ハンソン、イ・ミョンス、ムン・ジョンリム、イ・ウンリョン、シム・ユンジョ、ソン・インチュン、イ・イジェ、ホン・ジマン議員、チョ・テヨル外交省2次官、キム・ヨンソク海洋水産省次官、コン・ジェグァン平澤市長などが出席した。
開会の挨拶でウォン・ユチョル議員は「(黄海-シルクロード・エクスプレスは)事実上“島国”から抜け出し、ユーラシア大陸の一員になることで持つ社会・歴史・文化的な意味が想像を絶するほど莫大なはず。本日の討論会が、朝鮮半島の新たなビジョンと未来を切り開く“黄海-シルクロード・エクスプレス”の実現に向けた第一歩になれば」と述べた。
討論会では「黄海-シルクロードの推進方向と戦略(案)」をテーマに、イム・スソク外交省欧州局審議官が「ユーラシア・イニシアティブの全般とTCR(中国横断鉄道)の連携の重要性」、漢陽大のウォン・ジェム名誉教授が「黄海-シルクロードの必要性と平澤港インフラの構築について」などをそれぞれ発表した。
イム氏は「ユーラシア・イニシアティブ」と題する発表で「“ユーラシア・イニシアティブ”はユーラシア大陸の断絶を克服するもの。コミュニケーションと開放を通じ、平和に交流・共同繁栄をすることで新しいユーラシアをつくることに意味がある」と説明した。
ウォン氏は「黄海-シルクロードの必要性と平澤港インフラの構築について」と題する発表で「地政学的条件と国際関係、文化交流の疎通が必要で、(懸案が)青写真となるため、具体的なコンテンツを満たしていかなければならない。(シルクロードが)成功裏に繋がれば、北東アジアの乗客港の文化ネットワークとして発展することが期待される」と語った。
◇ウォン・ユチョル国会議員が開会の挨拶をしている。ⓒ京畿Gニュース ユ・ジェフン
討論会の座長はソウル市立大のノ・チュニ名誉教授が務め、パネルとして国土交通省のチョ・ムヒョン鉄道政策課長、海洋水産省のパク・ジュングォン港湾局長、ソン・ユミョン京畿道農政海洋局長、ピョン・ベグン平澤港湾事業支援所長、弘益大のパク・ヤンホ教授などが参加した。
パク氏は「韓中FTAの時代に平澤港は韓-中の共同繁栄の効果をもたらすものと期待される。パク・クネ大統領が提案したユーラシア・イニシアティブなどが実現すれば、韓-中がユーラシア共同繁栄のイノベーションになるはず」と述べた。
ソン氏は「この事業が推進されるには、平澤港につながるポスン連結路線の推進と背後団地の2段階埋め立てが優先されなければならない。予算と補償が遅延する問題があり、中央政府として同時に推進してほしい」と述べた。
パク氏は「まず、海洋水産省では港湾基本計画として平澤港に列車ペリーの多目的2船積みを計画中だ。鉄道網が入るには敷地の埋め立てが欠かせない。2030年まで完了だが、必要に応じて時期を早めることもできる」とした上で、「列車ペリーをするには事業者にとって収益性が必要だ。物動量が10~15万TEUさえあれば収益性があるはずだ。もちろん、このところを正確に計算しなければならない」と説明した。
チョ氏は「韓国の場合、ユーラシア・イニシアティブに行く列車の競争力が落ちる。列車ペリーを通じて競争力を高めなければならない。列車ペリーの需要調査と国家間の列車標準化作業が必要だ。また、韓国貨物の中国通過などが保障されなければならない」と語った。
◇討論会で出席者らが記念写真を撮っている。ⓒ京畿Gニュース ユ・ジェフン
ⓒ 京畿Gニュース | キム・ジンギョン jinkyoungkim@kg21.net
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