ナム知事、30日「ビッグパイ・プロジェクト専門家討論会」で意見聴取

道、上半期中に「京義データ・ポータル」構築、公共データ公開開始

◇30日午後、京義道庁の同知事執務室で開かれた「ビッグパイ・プロジェクト専門家討論会」で、ナム・ギョンピル知事が挨拶をしている。ⓒ京義Gニュース　ユ・ジェフン

「民間の想像力には勝てない。そのような方々を集めて市場をつくれば、アイディアがあふれるほど出てくるのではないか。協業できる場を設けることが大切だ」

ナム・ギョンピル京義道知事は30日午後、執務室で「ビッグパイ・プロジェクト専門家討論会」を主宰し、「民間の参加を最大限に誘導し、道はこれを支援する形でビッグパイ・プロジェクト事業を推進する」と述べた。

同討論会は、12日にナム知事主宰で開かれた「ネクスト安全討論会」で議論されたビッグデータ分野の具体的な道筋を決めるために設けられた。

道知事の主宰で行われた同討論会には、国土交通省のキム・ギョンス空間情報振興課長、国民安全処のパク・ヨンジン国立災難安全研究員、ソウル大のチョ・ソンジュン産業工学課教授、韓国情報化振興院のカン・ドンソク公共データ活用支援センター長、ネイバーのイ・ギョンウク地図地域セル部長、㈱モドゥカンパニーのカン・スナム代表、ワイアドラボのソン・ドンヒョン代表などが出席した。

出席者らは、京義道の公共データの民間への公開と活用策、「安全大東輿地図」づくりについて議論した。

まず、京義道情報化企画官のソ・ボラム氏は「データ公開及び民間活用支援」と題する発表で「今年から2017年まで、京義道のデータ・ポータルを通じて1038種の京義道公共データを段階的に公開する方針」だと述べた。

発表によると、道は今年、経済や交通など企業が必要とする高価値・高品質のデータを発掘して優先的に公開し、来年からはデータを活用したアイディアの発掘や起業、事業化まで総合的に支援する体制を整える。

また、道内「スタートアップ(start-up)」企業と起業希望者などが大容量データの分析や技術開発に利用できるテストベッドも2016年から支援できるように準備することにした。

災害安全に関する全ての情報を一元化し、地図を基盤にサービスするいわゆる安全大東輿地図は、年内に構築を完了させる。

そのために、道は今年上半期中に火災や救助救急、風水害、施設安全など、分野ごとにばらばらの災害安全データを収集・発掘し、上半期中に構築される「京義道データ・ポータル」に公開する。また、年内にネットやモバイルを基盤とする安全大東輿地図サービスの開発を完了させる方針だ。

◇ナム知事は同日「民間の参加を最大限に誘導し、道はこれを支援する形でビッグパイ・プロジェクト事業を推進する」と述べた。ⓒ京義Gニュース　ユ・ジェフン

道は、2016年からは地図を基盤とする安全ビッグデータを安全診断と予防、危険施設の改修、安全公務員の配置などあらゆる安全施策づくりに適用できると見込んでいる。

ソ氏は「京畿道の有するデータ加工作業を通じて標準化を行い、データの品質を高める作業が優先的に推進される。データ公開以前に段階ごとの作業をしてからこれを補完して公開するようにし、関連条例策定を今年上半期の推進目標としている」と述べた。

討論会では、京畿道のビッグデータ政策について様々な意見が出された。

キム氏は「中核は標準化だ。標準化は国レベルで一貫性が必要で、国土省と議論する必要がある。国土省は京畿道が推進する安全大東輿地図づくりで無料教育やコンサルティングなどに努める」と語った。

パク氏は「メニューが100以上あっても、売れるメニューは限られている。国民が望む味は治安、食の安全、交通など」としたうえで、「特にプラットフォームは公共機関のハブであり、京畿道独自のプラットフォームが必要だ。国民安全処の生活安全地図が京畿道で流通地図として活用されるよう、積極的に支援する」と述べた。

チョ氏は「京畿道が主導的にデータ公開政策を展開するのは良い方向だ。国民が本当に必要とするデータは中央政府より地方政府のほうがたくさん保有している。食の安全など、国民にアピールできるサービスを開発してほしい」と語った。

これに対しナム知事は「本日は意味深い場になった。私はいくつかの京畿道を代表するモデルに相応しい安全地図にアプリサービスを支援できればと思う。ビッグデータにより、安全であれ商業であれそれができる場をつくり、民間の参加を誘導して後押しするオーディションプログラムをしてみたい」と語った。

ⓒ 京畿Gニュース | キム・ジンギョン jinkyoungkim@kg21.net 

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