「道民の皆様の声、京畿道政に必ず反映させます」
投稿日d 2015-01-22 ヒット数 339
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共働き夫婦、多文化女性などの道民との面会「道知事に願う」
ナム・ギョンピル京畿道知事は、新年を迎え道民たちと面会し、一年の道政計画を説明する一方、道民たちがそれぞれ抱える問題に耳を傾けた。
同日の懇談会には、小学生の子供を持つ親や共働き夫婦、就活中の学生、IT業界の会社員、伝統市場の商人、多文化女性、村バスの女性ドライバー、接境地域の農民、ソウルに通学する大学生など、平凡な暮らしをしている道民たちが出席し、生活で抱える問題と道に対する意見を述べた。
二人の子供を抱えて会社に勤めているチョン・ユニさんは「子供を学校に送って出勤時間に間に合わせようとしたら、つい子供を急かしていまう。社内保育所のように、気軽に子供を預けて出勤できる保育施設が活性化されてほしい」と述べた。
チョンさんは「去年、上の子が学校に入学して半年間育児休業を取ったが、育児休業の前と後の子供の反応が大きく違う。子供に何か起きる度に夫や母に頼むのも申し訳ないし、会社に話しづらいことも多い。仕事をやめるわけにもいかず、子供にも悪いと思っている」と語った。
「最近、京畿道の提案でマンションのピロティ空間の用途を変えられるように法律が改定された。家の周辺に保育施設をつくって気軽に利用できるようになることが、母親にとって一番いい方法だと思う。水原のあるマンションは母親たちが集まって地下倉庫を改造し、高校生や大学生を先生として招いて子供を教育しているが、非常に人気が高い。こういうことをきっかけに、父親たちも登校指導や除雪などに乗り出すなど、昔の村共同体の姿も現れている。タボクマウルを始めとするあらゆる事業で育児負担を和らげ、少子化問題の解決に取り組む。」
京畿道は、労働者が仕事と家庭の両立を実現できるよう、2010年から家族にやさしい経営コンサルティング支援事業、家族にやさしい企業認証事業を実施している。今後、公共機関が家族にやさしい経営で先導的な役割を果たせるよう、コンサルティングなどを引き続き拡大させていく方針だ。
結婚してベトナムから韓国に移住したハン・チョウォンさんは「“多文化”という言葉に違和感を感じる。多くの人は多文化家庭は助けが必要だと思っているし、無視されることもあるから。多文化は様々な文化が集まるという意味だが、韓国の全ての家庭も文化はそれぞれ違うので、全ての家庭が多文化家庭だと思う」と述べた。
ハンさんはまた「私の場合、多文化家庭だからといってこれといった支援を受けていないのに、税金で多文化家庭を支えるという理由で嫌がられたりする。結婚居住者たちが社会に馴染めるように支えてほしい」と呼びかけた。
ナム知事は「これまで多文化政策を非常に誇りに思ってきたが、かえって差別の始まりにもなりうると感じた。我が社会がこうした多様性を認めなければ、少子化、高齢化、景気低迷などの危機を乗り越えることはできない。これから多文化家庭に対する認識が転換されるよう努める」と述べた。
他にも、同日の懇談会では▲児童・生徒のための朝・放課後活動の支援や学校施設の改修▲公共機関の就職情報サイトのPR▲40・50代退職者の再就職や就職支援専門機関の充実▲結婚適齢期が過ぎた会社員や独身への支援▲京畿道名品店舗事業の拡大など伝統市場の活性化▲女性バスドライバーの拡大▲北部圏域の豆と雑穀栽培の活性化など積極的な農業政策▲広域バスの増車要求、などが提案された。
「最近、道政運営のための討論会を開催しているが、本日話し合った内容が道政に反映されるように努力する。最も重要なのは、実質的な恩恵が需要者に行き届くことだと思う。アンケートとデータ分析を通じ、道民が喜ぶ解決策を見いだせるよう、積極的に取り組む。」
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