セプテド「大統領表彰」にナム・ギョンピル知事「京畿道安全大東輿地図として拡大」

投稿日d 2014-12-04 ヒット数 460

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京畿道、「第16回大韓民国デザイン大賞」大統領表彰受賞

犯罪予防環境デザイン条例の全国初制定などが評価

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◇京畿道が犯罪予防のためのデザイン活動実績を認められ「第16回大韓民国デザイン大賞」で地方自治体部門大統領表彰を受賞した。先月27日京畿地方警察庁で開かれた「2014京畿道地域治安協議会」でナム・ギョンピル知事が関係機関長らに安全な京畿道づくりを提案している。ⓒ京畿Gニュース ユ・ジェフン

京畿道が、デザイン活動実績が最も優秀な団体に贈られる「第16回大韓民国デザイン大賞」で、地方自治体部門大統領表彰を受賞した。

産業通商資源省が主催し、韓国デザイン振興院が主管する「大韓民国デザイン大賞」は、国内で最高の権威のあるデザイン賞で、デザイン経営活動と成果が優れている地方自治体や企業などを毎年選定・表彰している。

京畿道の大賞受賞の理由は、▲全国初の「京畿道の犯罪予防のための環境デザイン条例」で再開発・住環境改善の際に犯罪予防環境デザイン(CPTED: Crime Prevention Through Enviromental Design)を適用、▲訪れるユニバーサル・デザイン現場体験教育、▲零細企業を支援するデザイン分かち合いプロジェクト施行、などが挙げられた。

特に、京畿道は旧都心・空き地・路地・垣根など脆弱地域のデザイン改善により犯行機会の遮断や住民の安心を図る「セプテド(CPTED)」事業を国内で初めて試み、注目を集めている。

道は9月17日、人材開発院で都市計画や建築、デザイン分野などの道・市・郡の担当公務員約300人に対し、犯罪理論やセプテドの考え方、心理学や機械・警備・建築・都市管理など「セプテド」関連教育を実施した。

京畿道は今年4月からデザインによって脆弱地域の環境を改善し、犯罪を予防する「セプテド」の試験事業を推進してきた。道は昨年12月、全国で初めて「犯罪予防のための環境デザイン条例」を制定し、道・市・郡の公共機関が支援・施行する建築、空間造成、都心の再開発、環境改善事業などに優先的に適用するよう制度化した。

これについて、ナム・ギョンピル京畿道知事は先月27日の京畿道地域治安協議会で「全ての災難事故はデータを事前に分析すれば前もって予測することができる。犯罪予防環境デザイン(CPTED)事業も同じ考え方で、安全な京畿道づくりにおいて重要だ。今後、事件や事故の総合ビッグデータとして“京畿道安全大東輿地図”をつくって事前予防システムを構築する」と述べた。

続いて、ナム知事は先月31日の京畿建築文化祭の開幕式で英国のマーガレット・サッチャー元首相の言及した「Design or Resign」を引用し、「クリエイティブなデザインによる新たな価値創造とそれに対する責任が重要だ」と強調した。

チュ・ミョンゴル道建築デザイン課長は「京畿道は公共デザインのレベルを高めるために市郡評価制度を導入し、デザイン登録による権利確保など様々な取り組みをしてきた。今回の受賞を機に、犯罪予防環境デザイン試験事業などの公共デザイン政策をさらに拡大させていきたい」と話す。

授賞式は6日に一山キンテックスで開かれた2014デザインコリアのオープニング・セレモニーと共に開かれ、京畿道からはハ・デソン都市住宅室長が出席して受賞した。

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◇ハ・デソン京畿道都市住宅室長が大統領表彰を受賞後、感想を話している。ⓒ京畿Gニュース

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◇デザインで脆弱地域の環境を改善し、犯罪を予防する「セプテド」試験事業の前後の様子。ⓒ京畿Gニュース

ⓒ京畿Gニュース | パク・クァンシク malbut@kg21.net

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