[欧州訪問⑥]シュレーダー元首相と面会、統一・連政話し合う
投稿日d 2014-11-14 ヒット数 312
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15日、シュレーダー元首相と面会
ナム知事「権力分散・統合の政治システムが必要」
シュレーダー元首相、製造業での雇用創出などを助言
◇ 「ネクスト京畿(Next京畿)」を目指してドイツを訪問中のナム・ギョンピル京畿道知事が、現地時刻の15日午後、ドイツのゲアハルト・シュレーダー(Gerhard Schroder)元首相と面会し、統一過程と経済成長について意見を交わし、記念撮影をしている。
「ネクスト京畿(Next京畿)」を目指してドイツを訪問中のナム・ギョンピル京畿道知事は、現地時刻の15日午後、ドイツのゲアハルト・シュレーダー(Gerhard Schroder)元首相と面会し、統一過程と経済成長について意見を交わした。
ナム知事はシュレーダー元首相の事務室を訪問した席で、「シュレーダー元首相の『アジェンダ2010』改革を尊敬している。大韓民国は統一も必要で、内輪もめを解決するために多くのことが必要だが、シュレーダー元首相のように国を考える意志が大事だ」と話した。
어떤 현안이 가장 중요하다고 생각하느냐는 슈뢰더 전 총리의 질문에 대해 남 지사는 정치시스템의 변화가 가장 중요하다는 입장을 밝혔다.
どの懸案が最も重要かとシュレーダー元首相に問われると、ナム知事は政治システムの変化が最も重要だという立場を明らかにした。
남 지사는 “교육, 노동, 경제성장, 일자리, 통일준비, 청년실업, 저출산 고령화 등 많은 과제가 있으나 이보다 정치지도자들이 통합하지 못하고 갈등하는 것이 더 큰 문제라고 생각한다”며 “세월호 사건 이후 국회에서 법안이 1건도 통과되지 못했는데 여야가 갈등을 겪으며 법안조차 처리 못 하는 정치가 반복되고 있다”고 강조했다.
ナム知事は「教育、労働、経済成長、雇用、統一準備、若年失業、少子高齢化など課題は多いが、それよりも政治指導者たちが統合できずにもめていることのほうが問題だと思う。セウォル号事故以来、国会で法案が1件も成立していない状態だが、与野党が対立して法案すら処理できない政治が繰り返されている」と強調した。
ナム知事は「これは構造的な問題なので、権力が集中される構造を変えるべきだと思う。選挙に勝つ勝者が全てを持っていく勝者独占の今の両党体制よりは、権力が分散され様々な政党の連政が可能なドイツ型の政治体制が必要だ」と話した。
これに対してシュレーダー元首相は「他のEU諸国とは違ってドイツがいま先を行っている要因を考えることが重要だ。韓国とドイツは類似点が多い」と前置きをした後、いくつかの助言をした。
シュレーダー元首相はまず、韓国とドイツはいずれもサービス業ではなく製造業が中心だということを強調し、製造業に雇用を見出す努力を続けるべきだと提案した。2つ目に、労使関係の重要性を強調し、ドイツは労使が双方の利益を追求しながらも、国のことも考えて過度な喧嘩は避け、合意点を見つけ出していると評価した。
最後に、イタリアやフランスなど他のEU諸国も、ドイツが10年前に推進した改革をいま行うべきだとして、「アジェンダ2010」改革の成果を強調した。また、「この3つに一つを付け加えるなら教育であり、なかでも「仕事と学習の両立制度」が重要だ。ドイツは大学に進学しなかった若者が働きながら教育を受けることができ、それでEU諸国のうち若年失業率が最も低い。これら全ては政治的な安定的な基盤をつくることで可能になる」として、連政の重要性を強調した。
1998年に執権した社民党のゲアハルト・シュレーダー首相は、10%台の高い失業率と景気低迷を乗り越えるために、2003年に「アジェンダ2010」という構造改革政策を推進し、現在のドイツの経済安定の礎を築いた人として評価されている。
一方、13日にドイツのハンス・ザイデル財団のウルズラ・メンレ(Ursula Männle)総裁と面会したナム知事は、この日午前11時にコンラート・アデナウアー財団(CDU政策研究所)のハンス=ゲルト・ペテリング総裁と面会し、ドイツの連政と統一の成功要因について意見を交わした。
◇ ドイツ現地時刻の15日午前、ナム知事がコンラート・アデナウアー財団(CDU政策研究所)のハンス=ゲルト・ペテリング総裁と面会し、ドイツの連政と統一の成功要因について意見を交わしている。
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