12日、「雇用創出に向けたサービス産業発展大討論会」開催

◇ 12日午後、ソウルポストタワーで開かれた「2014サービス産業発展大討論会」で、ナム・ギョンピル京畿道知事が挨拶をしている。

ナム・ギョンピル京畿道知事は、サービス産業の活性化には供給過剰の削減が必要だと指摘した。

 ナム知事は12日午後、ソウルポストタワーで開かれた「2014サービス産業発展大討論会」で「サービス産業は供給過剰なのに、多くの方が未だに(自営業に)携わることによって構造的な問題が起きている。自営業を社会的なサービスに回して生産性を高め、供給過剰を減らす方向を模索すべきだ」と述べた。

ナム知事はまた「これからサービス産業による雇用創出に死活をかけなければならない。“公共雇用”を京畿道でたくさん作る」と述べた。

京畿開発研究院とサービス産業総連合会が主催し、京畿道が後援した同日の討論会は、内需基盤の拡充と雇用創出により経済の成長を後押しするサービス産業の発展方向を模索するために設けられた。出席者らは主にサービス産業の活性化による雇用創出策を話し合った。

「京畿道におけるサービス産業の中長期育成計画」を発表した京畿開発研究院のイ・サンフン専任研究委員は「サービス産業を育成してこそ雇用を生み出し、成長潜在力を高めることができる。知識サービス産業のグローバルな中心地」をサービス産業のビジョンとし、サービス産業の活性化や強小企業の育成、融合産業の支援、グローバル・ネットワークの活性化、革新クラスターの創設などが必要だ」と提案した。

産業研究院のパク・チョンスサービス産業研究室長は「韓国のサービス産業の成長と高付加価値化戦略」という発表で「サービス産業で追い求めるべきは雇用創出。韓国のサービス産業の付加価値、労働生産性を考えれば、付加価値のあるサービスのほうに転換して拡充したほうが望ましい」と主張した。

◇ 同日の討論会で、出席者らはサービス産業の活性化による雇用創出策を主に話し合った。

国会議員のカン・ソックン(国会企画財政委員会セヌリ党幹事)氏は祝辞で「サービス業の雇用創出は私たちが必ずしなければならない『マスト(must)』。京畿道で始まる雇用討論会の開催に意味があり、京畿道の事例が基準となって他の試みでベンチーマーキングにつながることを期待する」と述べた。

サービス産業総連合会のキム・ヒョンス副会長が座長を務めた討論では、サービス産業と他産業との比較による活性化対策づくりが焦点だった。

ハンディソフトのイ・サンサン代表取締役は「サービス産業は増加する傾向にあるが、サービス産業の付加価値はむしろ製造業など従来産業に比べて著しく低くなっている。新サービスによる雇用創出を工夫すべきだ」と指摘した。

シイラップのイ・ウヨン代表取締役は「ソフトウェアと知識産業は韓国の高付加価値事業として長らく議論されてきたが、建設産業のように進んでいる。高付加価値に対するきちんとした価値評価が求められる」と提案した。

一方、㈱ヒマンのホ・グモク代表取締役は「企業の現場の声」として▲医療観光客の誘致拡大に向けたビザ発給制度の改善▲DMZ安全保障観光客の出入条件規制の緩和▲鉱山・洞窟など観光資源の活用に向けた制度改善▲駐韓米軍供与区域周辺地域の大学増員許可▲市道の信用保証財団の個人保証業務を取り扱う法令の改定、などを提言した。

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