京畿道開発バラ品種、輸出200万株突破
投稿日d 2014-05-28 ヒット数 344
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道農業技術院、16日「バラ品種200万株海外販売記念セミナー」開催
◇16日、京畿道農業技術院で開かれた「バラ品種200万株海外販売記念セミナー」で、パク・スヨン京畿道行政1副知事らがバラの花々を見回っている。ⓒ京畿Gニュース
京畿道が開発したバラ新品種が海外市場展開6年で輸出200万株を突破した。
京畿道農業技術院は2009年から今年2月末まで、バラ種苗212万3千株をエクアドル、コロンビア、メキシコ、ケニアなど19カ国に輸出した。輸出品種はグリーン・ビューティ、ディープ・パープル、ロック・ファイヤー、シルバー・シャドー、アイス・ベアの5品種だ。
国内の花卉農家が外国にロイヤリティを支払って取り入れてきた種苗を栽培し、花を輸出してきたのは長いが、韓国が新たな種苗を作りロイヤリティをもらって種苗を輸出するのは京畿道が初めてだ。輸出を代行するオルライロージェン(国内エイジェントはウォヌ貿易)とは1株当たり1ドルでロイヤリティを契約しており、計212万ドルのロイヤリティを獲得したわけだ。
京畿道のバラ輸出は、杏色と薄緑が美しく調和したグリーン・ビューティ5万株を南米のエクアドル、アフリカのケニアに販売して始まった。グリーン・ビューティは2005年に誕生した新品種で、花びらの数が多く、花を折った後の寿命が長い特性を持っている。
2012年はロシアのモスクワで開かれた国際花卉博覧会品種コンテストで、新品種ディープ・パープル(Deep Purple)が大賞を受賞し、世界バラ市場に京畿道の存在を知らせた。ディープ・パープルは花びらの下端が薄いピンク色で、端に行くほど赤が濃くなるツートンカラーで、色が華やかで茎に刺がなく、扱いやすい。
ディープ・パープルは2011年の輸出初年に4万9千株、2012年に42万株が売られ、モスクワ博覧会での授賞以来、昨年は103万3千株が販売されるなど大ヒットとなり、単一品種として累積172万7千株が輸出され、ミリオンセラーになった。
◇同日の催しに出席した関係者らが、お祝いの餅カッティングの後、記念撮影をしている。ⓒ京畿Gニュース
◇会場の入り口にはディープ・パープルなどのバラが展示され、参加者の注目を集めた。ⓒ京畿Gニュース
京畿道は昨年計104万株のバラを輸出し、世界バラ種子市場の2.1%を占めた。育種業界は品種開発20年の京畿道が、200年歴史の欧州が主導してきた世界市場で目覚ましい成果を成し遂げたと評価している。
一方、京畿道農業技術院は17日に大講堂で、パク・スヨン京畿道行政1副知事、イム・ジェウク京畿道農業技術院長が出席したなか、バラ200万株の海外輸出突破を祝い、花卉輸出の拡大策を議論するセミナーを開いた。
同日のセミナーでは▲農林畜産食品省のイ・ヨンシク園芸経営課長が「花卉輸出拡大に向けた政策及び発展策」を、▲ウォヌ貿易のチョン・ビョンス代表が「世界バラ流通動向及び海外販売拡大戦略」を、▲京畿道農業技術院のイ・ヨンスン園芸育種チーム長が「南米地域へのバラ販売成功事例」を発表した。
イ・ヨンシク課長は「最近の花卉産業は生産施設の老朽や流通費用の増加などにより国内消費が冷え込む一方、輸出国も制限され、輸出物量の安定的な確保が困難な状況だ。生産施設の現代化など高品質の生産基盤の拡充、拠点総合流通センターの建設といった先進的な流通体制の構築、PRコンテンツの開発などによる消費拡大、輸出拡大に向けた情報収集などが必要だ」と述べた。
パク・スヨン副知事は「京畿道のバラ輸出はまだ初歩段階だが、海外販売量が5年で20倍に増え、これからも大きく拡大する見通しだ。最近、米国、オーストラリアなどとのFTA締結などで様々な困難はあるが、韓国農業も特化した作物を集中的に育成、ITやBTなど融合技術を取り入れれば、世界水準の農業に発展できるのでは」と述べた。
◇農林畜産食品省のイ・ヨンシク園芸経営課長が「花卉輸出拡大に向けた政策及び発展策」を発表している。ⓒ京畿Gニュース
ⓒ京畿道Gニュース | イ・ジュンギュン eyekle@hanmail.net
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