春風に吹かれながら文化体験を

投稿日d 2014-03-28 ヒット数 468

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長い冬が姿を消し、春がじわりじわりとやって来た。寒さを凌ごうとうずくまっていた心身を開き、胸を張って春を満喫しよう!豊かな文化公演の中から、好きなコースを選んでみよう。

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◇キム・ジュンオプ博物館オープン、第4回安養公共芸術プロジェクト開始 ⓒG-Life編集チーム

キム・ジュンオプ博物館オープン、第4回安養公共芸術プロジェクト開始

3月28日、複合文化空間「キム・ジュンオプ博物館」がオープンする。同博物館が位置する故・ユユ産業工場敷地(安養市石水洞芸術公演路103番ギル4)では、「安養」という地名の由来となった千年古寺の安養寺の遺物が発見されている。歴史的に意味のある場所を市民に共有するため、韓国近代建築界の巨匠キム・ジュンオプが設計を手がけた従来の工場6棟を文化、芸術、教育、環境を包括する多機能複合文化空間に改装した。

同日に幕を開ける第4回安養公共芸術プロジェクト(以下APAP、The 4th Anyang Public Art Project)も注目すべきイベントだ。「公共芸術」の概念にまだ馴染みの薄い大衆とのコミュニケーションのために「パプリック・ストーリー(Public Story)」をテーマに、同時代を生きる人々の心と考えを舞台に「現代美術」と「公共」との関係を多彩な形で見せてくれる。

特に第4回のAPAPは従来の作品の全面的な再整備を含め、公共芸術作品を様々な形で鑑賞できるプログラムの開発によって、市民にとって公共芸術がより身近な存在になることを目指して構成されている。計19点の作品が展示されるが、このうち15点は市民によるものでさらに大きな意味がある。開幕を記念して5つの展示が特別に公開される。

このほか、APAPの中心地といえる安養芸術公園の中の作品を専門案内人の解説を聞きながら自然とともに楽しめる「APAPツアー」も持続的に運営される。開幕記念の特別展示は3月28日から6月8日まで、安養芸術公園内のキム・ジュンオプ博物館で開かれる。

■ 日時 3.28(金)午後3時
■ 場所 安養芸術公園入り口
■ 展示 3.28(金)~6.8(日)
■ お問い合わせ 031-687-0548、0909

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◇ ミュージカル「壁抜け男」 ⓒG-Life編集チーム

ミュージカル「壁抜男」

もし壁の間を行き来できる能力ができたら?「壁抜け男」は、フランスのモンマルトルの丘を背景に、ある日突然、壁を自由自在に通過する能力ができた平凡な郵便局職員の美しいラブストーリーを愉快溌剌に描写したミュージカルだ。

セリフなしに歌が続くソング・スルーミュージカルで、フランスの国民作家と呼ばれるマルセル・エイメの同名小説を舞台劇にした。韓国では2006年に初演が行われ、主人公のデュティユル役としてパク・サンウォン、オム・ギジュン、ナム・ギョンジュなど華麗なキャストが熱演し、話題となった。

ミシェル・ルグランの名曲、モンマルトルをそのまま再現したかのような美しい舞台と照明、役者たちの好演などにより多くのファンに支持されてきた「壁抜け男」は、公演の度に観客に好評を得ている。特に今回はイ・ジョンヒョク、マイクル・リー、コ・チャンソクなど映画やドラマ、舞台を駆け巡るスターたちと、イ・ジョンファ、カン・ヨンジョン、ソン・ヨルソク、チョ・ジナ、シム・ジェヒョン、チェ・スジン、ソン・スンウォン、チョン・ジファン、イ・ギョンミなど豪華なミュージカル俳優たちが出演し、さらにグレードアップしたステージを披露する予定だ。

■ 日時 3.29(土)~30(日)
■ 場所 京畿道文化の殿堂幸せな大劇場
■ 価格 VIP席11万ウォン、R席 9万9千ウォン、S席7万7千ウォン、A席 6万6千ウォン
■ お問い合わせ 031-231-5512

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◇コンサートミュージカル「偶然、幸せになる」 ⓒG-Life編集チーム

コンサートミュージカル「偶然、幸せになる」

窓から日差しが差し込んでくる午後のカフェ。主人は何か幸せな事が起きることを予感する。静かに見えるこの平凡なカフェに、平凡ではない人たちが一人や二人集まってくるが……。世界各地を駆けまわるおせっかいな男、地球は自分を中心に回ると思い込むどこか怪しい女、悩み事など一つもなさそうな明るい女と超小心者の男のカップル。それに得体の知れない脱獄囚まで…。「何気ない今日!偶然、幸せになった」

2007年の初演以来、口コミによって着実に人気を維持しているコンサートミュージカル「偶然、幸せになる」。公演に挿入される全曲が創作曲で、サウンドトラックアルバムは5枚目まで発売された。心の優しい人たちのラブストーリーを盛り込んだ「偶然、幸せになる」は、全く似合いそうにない6人の男女があるカフェで出会って生じるハプニングを描いている。公演のフィナーレは俳優と観客が一緒に歌う「ミュージカルの中のコンサート」という独特のシーンが演出される。

■ 日時 3.29(土)~30(日)
■ 場所 高陽オウリムヌリ オウリム劇場
■ 価格 R席4万ウォン、S席 3万ウォン、A席2万ウォン
■ お問い合わせ 1661-4405

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◇児童劇「なぜなぜ質問マン」 ⓒG-Life編集チーム

児童劇「なぜなぜ質問マン

なぜ空は青いの?なぜ幼虫は蝶々になるの?なぜニンジンを食べないといけないの?なぜ月は丸く太るの?子どもの頭の中は絶えず「なぜ?」の連続だ。2014年4月、劇団サダリ(意:はしご)が韓国で最も有名で馴染み深い海外の児童劇団風の子九州の原作「なんなんなんでマン」を韓国語バージョンに制作し、果川市民会館で披露する。遊び演劇の代表的な演出家の中島健をはじめとした原作スタッフと劇団サダリの俳優、スタッフの積極的なコラボレーションを通じて笑いと共感を誘う「なぜなぜ質問マン」。この演劇は子どもたちの質問が面白い半面、答えづらかった経験のある大人と、どんな答えを聞いても質問を止められない好奇心溢れる子どもたちに爆笑と感動を与える。単に質問が大好きな7歳のホヨンが正義の守護者、スーパーヒーローの質問マンになって怪物のバクを退けるために遠い小島に大冒険に旅立つ。質問マンに活躍と対決、その後の変化まで、質問マンとともに興味津々の旅に出てみよう。疑問符マン、コワコワ超コワ、ピンポン、ミスターミステリーなど、質問マンが出会う不思議な国に住む面白いキャラクターとともに体験するコミック・アクション劇「なぜなぜ質問マン」は、タングラムの様々な変形と演出も観覧ポイント。

■ 日時 4.3(木)~5(土)
■ 場所 果川市民会館小劇場
■ 価格 1万5千ウォン
■ お問い合わせ 02-509-7700

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◇演劇「サムボン理髪店」 ⓒG-Life編集チーム

演劇「サムボン理髪店」

作家ハ・イルグォンの人気ウェブマンガ「サムボン理髪店」が原作の演劇「サムボン理髪店」は、外見至上主義に関する物語が、多少荒唐無稽な設定で愉快に繰り広げられる。主人公のチャンミはブスなため、綺麗な友だちと常に比較される。このためストレスのたまっていたチャンミはある日、自己嫌悪に陥って寝込んで発作を起こす「外見ウイルス」という病が拡大していることを聞き、恐怖を感じる。その時、テレビで神秘なイケメンの理髪師「サムボン」という人が大きなハサミを持って彼らを治療し回るのを見かける。チャンミは、自分が外見ウイルスに感染するのではないか心配になり、サムボン理髪店にアルバイトをすることになる。その後、チャンミはサムボンを手伝っていくうちに自身の外見至上主義のストレスを徐々に癒していく。演劇「サムボン理髪店」は、最近韓国に広がっている「外見至上主義」の弊害を新鮮な視点で表現し、最大化した点で注目を集めている。

■ 日時 3.7(金)~4.27(日)
■ 場所 盆唐小劇場
■ 価格 3万5千ウォン
■ お問い合わせ 031-707-8219

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◇クム・ナンセの「解説のある音楽会-Carnival of Classic」 ⓒG-Life編集チーム

クム・ナンセの「解説のある音楽会-Carnival of Classic」

青少年がクラシック音楽と親しくなる方法は何だろうか?著名な指揮者と演奏者が中身を説いてくれる解説とともに演奏を聴けるなら、その感動は深く残り、大人になってからもクラシックを離れないようになるのではないか。米ニューヨークフィルハーモニーの音楽監督を務めた故レナード・バーンスタインは、こうした解説音楽会を通じて世界の数多くの青少年たちをクラシック音楽の世界に導いた。分かりやすくて面白い「愉快・爽快・痛快」の解説でクラシック音楽を楽しく紹介する指揮者クム・ナンセは「韓国のレナード・バーンスタイン」と知られている。「幸福を歌うマエストロ」とも呼ばれるクム・ナンセが、万物が蘇る春に城南を訪れ、地元の青少年とその家族に素敵なクラシック音楽を披露する。3月29日午後5時、 城南市民会館大劇場で開かれる「クム・ナンセの解説のある音楽会-カーニバル・オブ・クラシック」は、フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンスが作曲した名曲「動物の謝肉祭」をクム・ナンセが解説とともにチェンバーアンサンブルの演奏を指揮する特別な機会だ。「序奏とライオンの行進」「雄鶏と雌鶏」「騾馬」「亀」「象」「耳の長い登場人物」「森の奥のカッコウ」など、動物を素材に作曲した滑稽、風刺溢れる楽曲を通じ、学業に打ち込む青少年とその家族を音楽による癒やしと休息の世界に導いてくれるはず。

■ 日時 3.29(土)
■ 場所 城南市民会館大劇場
■ 価格 R席1万2千ウォン、S席1万ウォン
■ お問い合わせ 031-736-8305

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◇展示「言葉からクリストまで」 ⓒG-Life編集チーム

展示「馬からクリストまで

「馬からクリストまで」はペク・ナムジュンが1981年に書いた文章のタイトルで、彼は通信手段と輸送手段が分離されていなかった時代に、人類が言葉を通じてメッセージを伝えていたやり方を考察し、テレビという新しいメディア環境がもたらす変化に言及した。

また、テレビとビデオの時代を見据え、真のコミュニケーション手段として超感覚的知覚を通じた精神の力を強調した。新しく速いものを追う情報技術の属性を見抜いたペク氏は、心こそ実際の人間の行動を動かす真のコミュニケーションの仕方で手段だとみたのだ。「馬からクリストまで」は、こうした新しいメディアの出現とそれに伴った人類環境の変化に着目し、コミュニケーションアートという新たな領域を開拓していったペク氏の作品が展示されている。

この展示は、ネットとスマートフォンに代表される今日のメディア環境で、真のコミュニケーションとは何かについて考えさせる機会となるだろう。

■ 日時 3.8(土)~6.22(木)
■ 場所 ペク・ナムジュンアートセンター
■ お問い合わせ 031-201-8500

ⓒ京畿Gニュース | 記者 ハン・ジニ

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