刺のないバラ、世界市場でブームに

投稿日d 2014-03-06 ヒット数 327

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道農技院が開発した「ディープパープル」、販売3年で20倍成長

 

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◇京畿道が開発した刺のないバラ、ディープパープル(写真)が販売を始めて2年で100万本以上売れ、大ヒット商品に浮上した。ⓒ京畿Gニュース

京畿道が開発した刺のないバラ、ディープパープル(写真)が販売を始めて2年で100万株(本)以上売れ、道内で海外に輸出されたバラの中で大ヒット商品に浮上した。

13日、京畿道農業技術院によると、ディープパープルは2011年に発売されて4万9900株を販売し、2012年に42万3625株、2013年に103万3058株を販売して20倍を超える成長を遂げた。海外販売の増加に伴い、農業技術院が獲得するロイヤリティも増え、約2万9千ドルから昨年は約61万ドル(6億1千万ウォン)となった。

他社に先駆けて海外輸出を始めたグリーン・ビューティは2009年の発売以来2013年まで21万7010株を販売し、ロックファイアは10万3580株、アイスベアは3万490株、シルバー・シャドーは1万6180株と、ディープパープルの販売には及んでいない。これらのうち4種のバラはいずれも刺がある。

同院園芸産業研究科のイ・ヨンスンチーム長は「世界のバラ市場は12兆ウォン規模で、このうち刺のないバラは約10%を占めている。京畿道産の刺のないバラは0.1%のシェアでまだまだ初歩段階だが、海外での反応が良いだけにこれからが楽しみ」と説明する。

刺のないバラがブームとなり、道農業技術院も新商品の開発や輸出を急いでいる。農技院は2011年、赤で大輪の「ラブレター(Love Letter)」を開発、現在金海地域の3農家に2万株を普及している。昨年12月はピンク色の中輪「ラブリーデー(Lovely Day)」を開発、年内に国内農家への普及を控えている。アフリカのケニアにも種苗販売が行われる見通しだ。

 

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◇刺のないバラとともに、刺の少ないピンク色の大輪「ピンクハート(Pink Heart)」も国内市場で人気を博している。ⓒ京畿Gニュース

刺のないバラとともに、刺の少ないピンク色の大輪「ピンクハート(Pink Heart)」も国内市場で人気を博している。坡州地域の4農家に普及され、国内のフラワーマーケットに流通中のピンクハートは、良才洞花卉共販場での競売価格が最近は1束(10輪)当たり7千ウォン~1万ウォンで、一般の外国品種(6千ウォン)よりも割高。今後、海外市場への進出も有力視されている。

農業技術院の関係者は「消費者は生け花が簡単で農家での収穫作業が便利だという点で、刺のないバラを好む。流通業者も花を選別して輸送する過程で花びらとバラの葉の損傷が少ないことを高く買っており、刺のないバラの人気は当分続くのでは」と語る。

農業技術院は今年、「キョンギョD1-60(赤)」と「キョンギョ D1-63(薄ピンク)」など刺のないバラ5品種の開発を完了し、今年4月の品評会で農家や消費者にお披露目する予定だ。

一方、現在まで京畿道農業技術院が開発したバラは全46品種で、世界17カ国に187万株の種苗を販売して計1億2千万ウォンのロイヤリティを獲得した。国内農家には174万株を普及し、18億ウォン規模の輸入代替効果を得ている。京畿道は2008年、世界的な花卉会社であるオランダのOlijRozen、ウォヌ貿易と協約を結び、2009年から京畿道バラの海外輸出を進めている。

ⓒ京畿Gニュース | チョン・ギョンナム ckn0403@kg21.net

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