京畿道文化の殿堂がオススメする7つの公演―家族・恋人・友達編

がむしゃらに走ってきた2013年もあとわずか。周りを振り返る12月、この一カ月間を特別な時にしてくれる「2013ウィンターフェスティバル」が開かれる。京畿道と京畿道文化の殿堂（理事長チョ・ジェヒョン）は、一年を美しく終わるための同フェスティバルを12月6日～27日、京畿道文化の殿堂「幸せな大劇場」と「ゆったり小劇場」で展開する。

同フェスティバルでは、クラシックや国楽、バレエ、ミュージカルなど様々なジャンルから厳選した素敵なレパートリーで、家族・恋人・友達にオススメしたい7つの公演が行われる。

◇ 国立バレエ団の「くるみ割り人形」ではクリスマスの朝のトキメキとファンタジーを、バレエ特有の繊細な美しさで体験できる。ⓒ京畿Gニュース

家族編
◘ 国立バレエ団「くるみ割り人形」…家族で見るクリスマス・ファンタジー

毎年12月になると、世界各国ではクリスマスを背景にしたバレエ「くるみ割り人形」が脚光を浴びる。冬シーズンの定番バレエであるだけに様々な振付バージョンが存在するが、国立バレエ団はボリショイ・バレエを世界一に育て上げたユーリー・グリゴローヴィチの振り付けバージョンを披露する。

マイムが大きく、ダイナミックな踊りを好むグリゴローヴィチ氏のバージョンらしく、イキイキとした舞台が繰り広げられる。また、高難度のテクニックを繊細ながら鋭く駆使し、華麗で可愛らしい舞台で観客の目を釘付けにする。

特に主人公マリーと王子の結婚式フィナーレが展開される２幕では、スペインやアラビア、中国、フランス、ロシアなど各国の伝統的な踊りが盛大なパレードで登場し、「花のワルツ」「雪のワルツ」で美しく華やかなステージを彩る。

クリスマスの朝のトキメキとファンタジーをバレエ特有の繊細な美しさで体験できるこの公演では、韓国を代表する国立バレエ団の優れた器量を味わえる。（12月6日19:30、7日15時／幸せな大劇場）

◇ 世界唯一のアカペラ少年合唱団のパリ・木の十字架少年合唱団が、幻想的な公演で極上の感動を届ける。ⓒ京畿Gニュース

◘ パリ・木の十字架少年合唱団のクリスマス特別招待公演…公演専門家82人に選ばれた年末のオススメ公演1位

世界3大少年合唱団の一つで、世界唯一のアカペラ少年合唱団のパリ・木の十字架少年合唱団がクリスマスシーズンを迎えて用意した。今回の公演は「モーツァルトの子守唄」「ロッシーニの猫の二重奏」などの正統クラシックから、「ヘンデルのハレルヤ」「アベ・マリア」などの聖歌、クリスマスキャロルや「ネッラ・ファンタジア」などのクロスオーバーまで、幻想的なレパートリーで極上の感動を生み出す。

全席ソールドアウトの神話で有名な合唱団の24人のボーイ・ソプラノが届ける完璧な和音と天上のハーモニーで、ボーイ・ソプラノの醍醐味を味わえる。少年たちが伝える平和と愛のメッセージは、クリスマスの意味を振り返る心温まる時間となるだろう。（12月11日19:30／幸せな大劇場）

◇ 人生を歌で説くチャン・サイックと、国楽管弦楽の真髄を伝える京畿道立国楽団が、一年の終わりに人生を振り返らせる感動的なハーモニーを披露する。ⓒ京畿Gニュース

◘京畿道立国楽団　年越し音楽会「人生とは」…年末最高の親孝行

人生の喜怒哀楽を歌で説くパンソリの歌い手のチャン・サイックと、国楽管弦楽の真髄を伝える京畿道立国楽団が出会い、一年の終わりに人生を振り返らせる感動的なハーモニーを披露する。

年末を迎え、大切な人たちと共に過ぎ去った人生を吟味し、振り返ることができる時間となるこの音楽会は、ポピュラーなセンスと悲しみの情緒が染み込んでいる独特な歌い手のチャン・サイックと京畿道国楽団の美しく情熱的な国楽管弦楽共演の魅力を満喫できる唯一の舞台だ。

「ホホバダ（広大な海）」「花見」「アリラン」など、人生を振り返らせる珠玉なレパートリーが繰り広げられる。（12月27日20時／幸せな大劇場）

◇ 韓国創作ミュージカルの未来と評されるミュージカル「家族を探して」で心温まる年末を　ⓒ京畿Gニュース

◘ ミュージカル「家族を探して」…この冬を温かく癒してくれる人情あふれる感動ミュージカル

悲しみを抱えて生きる二人のおばあさんと鶏、犬、猫との愛情を描写することで現代社会の孤独と疎外感を笑いと感動で吹き飛ばしてくれる、評論家や観客に絶賛の作品。

テグ（大邱）のある田舎、迷子になった子犬の「モン」、捨て猫の「ナン」、卵がなかなか産めない雌鶏「コ」と一緒に暮らしているおばあさん、パク・ポクニョの家に、もう一人のおばあさんチ・ファジャが息子を探して突然訪れる。いざこざの末にチ・ファジャの息子を探して家を出た二人は、少しずつ心の扉を開いて「家族」になっていく。

互いの心の傷を情と哀れみで癒やし合いながら家族になっていく物語を通して、忘れかけた家族の大切さを噛みしめることができる。（12月27日19:30、28日14時・17時／ゆったり小劇場）

◇ 町のダンサーのソギュンに向けられたバレリーナのソヨンの痛切な愛は、忘れかけていた純愛について改めて思い起こさせる。ⓒ京畿Gニュース

恋人編
◘「B-boyに恋したバレリーナ」…老若男女を問わず愛されるベストセラー、海外でも評判

あまり似合わないようなバレリーナとB-boyの切ないラブストーリー。米国、英国、日本、シンガポールなど130カ国の200万人を魅了した「B-boyに恋したバレリーナ」で、楽しい年末を過ごそう。

街のダンサーのソギュンに向けられたバレリーナのソヨン。二人の切ない恋は、普段忘れかけていた純愛について改めて思い起こさせる。バレエとB-boingという相反するジャンルが持つ魅力で、舞台から目を離せない。（12月23日～24日20時／幸せな大劇場)

◇ 幼いころは堂々と語り合っていた夢を忘れたまま生きている私たちの物語。俳優のチョ・ジェヒョン演じる。ⓒ京畿Gニュース

友達編
◘京畿道文化の殿堂のコミュニケーション、トークTALKシリーズ3…俳優チョ・ジェヒョンのモノトーク「僕は今でも夢見る」

2013「コミュニケーション、トークTALK」シリーズは「夢」をテーマにフィナーレを飾る。幼いころは誰もが堂々と語り合っていた夢を忘れたまま生きている私たちの物語を、俳優チョ・ジェヒョンが聞かせてくれる。

リアルな演技といろいろな芸術行政活動で絶えず変身をしてきた俳優、チョ・ジェヒョンの率直な語りは、現実に埋没され夢を忘れて生きている現代人に慰めと勇気のメッセージを伝える。一年の終わり、夢を抱き直して新年を迎えたい人にオススメ。（12月21日15時／ゆったり小劇場）

◇ 舞台と客席を行き来する多様なパフォーマンスで、今まで経験してみなかったクラシックコンサートが味わえる。ⓒ京畿Gニュース

◘京畿フィルハーモニーのクリスマスコンサート「ブラスファンタジー」…これこそ地上最高のブラスバンド！

耳だけで聞くクラシックではない。目でも楽しむブラス・ファンタジーが舞台に上がる。京畿フィルハーモニー管弦楽団の全ての木管楽器や金管楽器、打楽器が使われるこの公演は、2013年のクリスマスのための野心的な舞台。

舞台と客席を行き来する多様なパフォーマンスで、今まで経験してみなかったクラシックコンサートを届ける。クリスマスに似合う「くるみ割り人形」をはじめ、「レ・ミゼラブル」「ジーザス・クライスト・スーパースター」など馴染みのあるミュージカルや映画音楽をブラスで聴く機会。（12月23日20時／ゆったり小劇場）

選べる割引サービス「As You Want!」

京畿道文化の殿堂のウィンターフェスティバルを心行くまで楽しめる割引イベントも多彩。複数の公演を見る公演マニアなら30～50％割引する「As You Want」をオススメ。

大学受験で疲れた受験生なら、受験票持参の場合、本人を含め4人までウィンターフェスティバルの公演が20％オフ。（一部を除く）

☞予約：インターパーク（1544-2344 www.interpark.com）
☞お問合せ：京畿道文化の殿堂（031-230-3440~2 www.ggac.or.kr）

ⓒ京畿Gニュース　|　チョン・ギョンナム　ckn0403@kg21.net

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