[京畿道DMZ60周年の現場⓽]統一村「ブランド町」開場式 
町入居40周年を記念する博物館開館式、町の宴会などが開かれる

◇金文洙知事が14日、統一村のブランド町開場式で挨拶しているⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン

京畿道は14日午前、坡州の民間人統制区域の町である統一村で、「ブランド町」開場式と町の入居40周年の記念行事を開催した。

この日のイベントでは、金文洙京畿道知事、ファン・ジナ国会議員、イ・インジェ坡州市長、京畿文化財団のオム・ギヨン理事長、キム・グァンソプ道議員、陸軍第1師団のキム・ジョンジュ副師団長などの来賓や、周辺の村の臺城洞・ヘマル村の住民など350人余りが参加した。

イベントは、「統一村を一周する」というテーマで。村博物館の開館式と、町の探訪路観覧、住民たちと一緒に楽しむ町の宴会などの順で行われた。

金文洙知事は挨拶で、「統一村のブランド町の開場や町の40周年を心から祝いたい。解放記念日を目の前に置いているこの日、毎日統一の夢を抱いて統一村で暮らす皆様こそ本物の愛国者」とし、「道と市をあげて皆様に最善を尽くして支援したい。私たちの願いは統一。7千万同胞がその日を待っているように、皆様の夢がかなうことを願う。統一のその日が一日でも早く来ることを願おう」と話した。

イ・インジェ坡州市長は、「民間統制線の中の3つの村に850人の住民が住んでいるが、半分以上が統一村に住んでいる。今日で金知事の21回目の民間統制線の訪問である。水害被害があった7月以来、8回も訪ねてくださっている」とし、「皆様と共に寝て、汗を流し、涙を流した。これまで280億ウォンを投資した民間統制線に面している3つの町への愛が、金知事の最も大きな業績ではないかと思う」と話した。

統一村のブランド町は、去年安全行政部で行った地方ブランドのグローバル化モデル事業として選ばれ、京畿道と坡州市が町の歴史と住民の生活を一目で見る村博物館を造成し、旧防空壕を新たに整備して観光商品化した。町の道には、統一村の特徴を活かした造形作品である「危ない公園」「巣の展望台」「味噌工場の壁画」などを設置した。

◇金知事と参加者たちが統一村のブランド町開場式で除幕のボタンを押しているⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン

◇金知事が統一村の村博物館を観覧しているⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン

金文洙知事は来賓たちと一緒に村博物館の横断幕除幕式を行ってから、平和統一を妨げる厄払いという意味でヒョウタン割りをし、統一村の村博物館に展示された戦後遺物などを観覧した。 村博物館は統一村の誕生の話、戦争と軍人時代の痕跡、共同体生活と物語がある日用品が展示され、統一安保教育会場として作られた。

ついで金知事は、町の探訪路を回りながら壁画を描く、平和統一ハンカチ作り、統一村伝統餅であるチョマンセンイの試食、旧防空壕体験など様々なプログラムを体験した。金知事は、子供たちと一緒に朝鮮半島に休戦線と南北で2つずつ花を描いた後、「平和統一」という文字を書いた壁画を残した。

町の住民宴会の前に、郡内小学生のリコーダー演奏と3つの村の女性住民たちのナンタ公演などが続き、大きな拍手を受けた。

「働きながら戦い、戦いながら働く」という趣旨で作られた統一村は、1972年5月パク・チョンヒ大統領が定着村の開発を指示し、1973年8月第1師団除隊将兵40世帯と失郷民40世帯が入居した村である。

村長であるイ・ワンベさんは、「今年で40周年を迎える統一村は、長湍豆スローフード町、統一情報化町を経て、いまや統一村ブランド町として新しく生まれ変わった」とし、「毎年70万人の観光客が訪ねる統一村が、これからの歴史と文化を見せることになった。これから統一村という町のブランドを借りて、さらに住みやすい、統一のための第一線での町の役割を果たせるようがんばっていきたい」と話した。

統一村の郡内幼稚園児ミン・ホグン(7)君は、「おばあちゃんに昔話をたくさん聞いて統一についてよく知っている」とし、「これから20年のうちに統一されると思う」という希望のメッセージを伝えた。

◇金知事が統一村の塀に統一を祈願する壁画を丁寧に描いているⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン

◇金知事がファン・ジナ議員、京畿文化財団のオム・ギヨン理事長、行政2部のキム・ヒギョム知事などと共に統一村を回っているⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン

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