金知事 「公職者の疎通は、道民の声に耳を傾けること」

投稿日d 2013-07-29 ヒット数 360

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京畿道、10日に京畿道文化の殿堂で、「恩通コンサート」開催

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◇金文洙知事が、「京畿恩通コンサート」で、疎通に対する意見を発表しているⓒ京畿Gニュース ユ・ジェフン

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◇京畿道は、10日午後、道民との疎通のために、「京畿恩通コンサート」を開催したⓒ京畿Gニュース ユ・ジェフン

京畿道が、道民の世代間の壁を乗り越え、温情で疎通するとしている。

京畿道は、10日午後4時30分、京畿道文化の殿堂のアヌカン小劇場で、「京畿恩通コンサート」を開催した。

恩通とは、「オンライン疎通、温かい疎通、全ての疎通」という意味で、「冷たい不通の世の中を、温かい疎通の世の中へと変えるために、互いに努力しよう」という京畿道レベルの生活キャンペーンである。

今回の恩通コンサートは、京畿道が生活の中の疎通をテーマに、SNSで飛び交う非難と葛藤を自制し、現実の中で温かい疎通を分かち合おうという意味から作られた。

この日のコンサートには、京畿道の金文洙知事、ユン・ファソプ京畿道議会議長、イ・マニ京畿地方警察庁長、女優のパク・へミさん、京畿道大学生協議会のキム・フギョム議長、大韓学生会のファン・ボミ代表(全国高校会長団)、クムナム記者団(生徒たちの記者団)のユ・チェリム代表と保護者、生徒、関係者など400人が参加した。

イベントの開始と共に、司会を担当したコメディアンのパク・ジュンヒョンさんは、「フロア騒音問題、ネットでの悪質な書き込みなども、疎通不在による葛藤である。全ての、オンライン、温かい疎通を意味する恩通は、たくさん聞いて配慮しましょうということである。京畿道の恩通ブランド、素晴らしい名前でしょう」とユーモア交じりでその場を盛り上げた。

続いて、「私たちのヒーロー恩通」というテーマの動画と共に、京畿地方警察庁の広報団の文化公演、「ジェントルコップ、ダンスパフォーマンス」が舞台の上で披露され、参加した子供たちの嘆声があがった。

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◇金文洙知事、ユン・ファソプ議長、イ・マニ庁長などがコンサートの祝賀公演を観覧しているⓒ京畿Gニュース ユ・ジェフン

この日の主舞台である「疎通共感トーク」では、疎通関連の経験談を通じた疎通の重要性、疎通のための努力などに対し、率直な話し合いが行われた。金文洙知事を始め、ユ・チェリム生徒記者まで、各世代を網羅する7人のトーク代表が舞台に上がった。

疎通に対して金文洙知事は、「不通の経験が多い。道議会と不通が多いが、けん制と批判が多い道議会が求めるとおりにしたら、だいぶ解決できた」とし、「妻に空気を読めない傾向があると言われた。そのため、言葉遣いなど、若者との疎通のためにバラエティー番組を見る。それからは、若者との疎通がスムーズにできた」と話して、笑いが起こった。

さらに金知事は、「疎通が成功するには、様々な人にあって、まず聞くこと。自分の話をしたがるが、話せば話すほど不通はひどくなる。とりあえず聞くのが一番」とし、「京畿道はソウルより17倍も広く、もっといろんなところを直接訪ねている。田舎の市場、道民たちのバスや電車、水原駅や議政府駅の民願窓口など、直接訪ねて疎通している」と付け加えた。

ユン・ファソプ議長は、「議員は、たくさん話して独占してしまうと、敵が増える。自分が話すより、聞く議員が疎通には望ましい」とし、「裏で話さない言葉は前でも話さないことだ。声のトーンが高まるほど、自分の意思を相手に伝えられない」と、言葉と疎通の関係を比較した。

イ・マニ庁長は、「不通によって損をする場合というのは、年の差がある青少年たちと会話する時であるが、これから全ての世代とすぐ疎通するようにに努力する」とし、「フェイスブックなどソーシャルメディアは、聞いたり知らせたりするのには簡単であるが、虚偽の事実が早く広まるデメリットもある。オフラインで地域の警察署に通いながら、地域民と直接会って聞く方式が、疎通に最も良い」と経験を話した。

女優のパク・へミさんは、「以前ゴスペルミュージカルをした際、学校を中退した生徒たちを練習させて舞台に載せたことがある。また、彼らに受験勉強をさせて夢を抱かせた」とし、「これから、ミュージカルを通じた疎通で、京畿道にある学校の巡回公演を行う予定」と、独特な疎通の試みを話した。

龍仁大学のキム・フギョム学生会長は、「今は夏休み中なのだが、祭りと体育大会、就職ブースなどを設けた京畿道大学生祝典を準備している。これを通じて他の学校と全体的に疎通するチャンスを設ける」と京畿道に協力を求めたら、金知事が積極的に検討すると答えた。

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◇金文洙知事が「温かい疎通のための共同宣言文」を朗読しているⓒ京畿Gニュース ユ・ジェフン

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◇金文洙知事など、各界の代表たちがサインした共同宣言文を持ち上げて見せているⓒ京畿Gニュース ユ・ジェフン

一方、6月26日から7月4日まで京畿道代表フェイスブックで行われた「最後まで話せなかった言葉」イベントと連携して、「最後まで話せなかった言葉の葉書」行事も行われた。 フェイスブックにコメントを残すイベントに挙げた3人の感動話、この日の参加者の中で5人の即興葉書メッセージを選び、レストラン商品券を贈呈した。

トークコンサートの最後には、「最後まで話せなかった言葉」の告白が続いた。金知事は、「最後まで話せなかった言葉」を妻であるソル・ナンヨンさんに伝えた。金知事は、「昨日、妻が友達と一緒に江原道に行った。一人で寝ながら感じたのは、やはり君がいないと寝られない」と、愛情あふれる言葉を伝え、温かい笑顔を誘った。

京畿道は、社会の様々な階層の人たちが参加した今回の恩通コンサートを通じて、疎通の重要性と大切さに対して共感し、疎通する社会を作ろうとする共感を呼んだ。これによって多文化家族、京畿道オンライン疎通官など、一般道民が一緒に参加する「温かい疎通のための共同宣言文」を採択した。

共同宣言文は、SNSクリーン地域作り、疎通共感教育プログラムとプロジェクトの積極的な支援、情報阻害階層との疎通努力、継続的な疎通共感キャンペーンの展開、共同事業行政支援など、5つの内容が盛り込まれている。参加機関と生徒代表は、今回の共同宣言と共に、継続的な協力を約束した。

イベントが終わった後、金文洙知事は、「恩通コンサートを通じて、小・中・高・大学生、警察、道議会など多くの部分で一緒に温かく分かち合おうとして開催した」とし、「公職者の疎通において最も必要なことは、謙虚に道民の声を広く聞くことである。それがつまり疎通の最初であり最後である。恩通コンサートが様々なプロジェクトを通じて、至るところを訪ねて、聞いて、また聞く努力を続ける」と話した。

さらに金知事は、フェイスブックとツイッターのメリット・デメリットについて、「その時、その場での生々しい自分の考えやいろんな内容を掲載するため、温かい疎通だと思う」とし、「ただし、思い切ってもっと多く話したいが、話しすぎると非難されるのではないかと自制しているため、少し物足りない感じがする」と話した。 

一方、共同協約式が終わった後、パク・へミさんが特別祝賀公演として、「We are the Champion」を歌い、観客の熱い反応を呼んだ。パクさんは、舞台の下まで降りてきて、参加者たちの手を握り合い、疎通しようとしていた。

ニューメディア担当官のキム・ギュシクさんは、「疎通の不在によって発生する様々な社会問題を解決するためには、理解と配慮、会話と傾聴など小さい努力から始めなければならない」とし、京畿道が始める恩通キャンペーンを通じて温かい疎通文化が定着・拡大してほしい」と話した。

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◇ミュージカル俳優のパク・へミさんが、歌を歌いながら観客との疎通のための舞台の下に降りて握手しているⓒ京畿Gニュース ユ・ジェフン

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◇「京畿恩通コンサート」に参加した女子高生たちが、参加者たちと記念撮影をしているⓒ京畿Gニュース ユ・ジェフン

ⓒ京畿Gニュース | パク・クァンシク malbut@kg21.net 

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