K-popアリーナの本格造成、GTXに乗って韓流ワールドの中心、高陽へ!
投稿日d 2013-05-02 ヒット数 389
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K-popアリーナの本格造成、GTXに乗って韓流ワールドの中心、高陽へ!
(2013.03.15)
現場の中へ
韓国の内外で話題のK-popブームの中心に京畿道がある。京畿道が高陽市の韓流ワールドに、韓国のカーネギーホールと呼ばれるK-popアリーナ会場を招致することで、高陽市は名実共に新韓流文化のメッカとして浮上している。金文洙京畿道知事は、今年2月26日韓流ワールド敷地内のK-popアリーナの現場で実長・局長会議を実施し、道政中心課題の推進状況を点検した。
2月26日火曜午前、天気はすぐにでも雨が降りそうに曇っていたが、キンテックス(KINTEX、高陽市国際展示コンベンションセンター)近くの韓流ワールドの敷地には、多数の人々が集まり始めた。敷地内には「韓流本場のプライド!Kポップ専用アリーナを京畿道高陽市韓流ワールド団地に招致確定」という文字が書かれた横断幕がはためいていた。
ここがまさにK-popアリーナ会場を造成する敷地であることを知らせる標識である。その後到着したバスからは、金文洙道知事を初め、チェ・ソン高陽市長、キム・ソンリョル行政1部知事、各実長・局長及び関係者が続々と降りた。続いて高陽観光文化団地開発事業団のファン・ソング団長が、韓流ワールドMICE複合団地及び周辺概念図」に対する報告を開始した。
MICE(マイス産業)とは、企業会議(meeting)・報奨観光(incentives)・コンベンション(convention)・展示(exhibition)の4分野を合わせて言うサービス産業のこと。金文洙道知事は、報告が行われる間、団地内の個別事業の場所、面積など細かい所まで直接チェックした。「日程がどうしてこれほど遅れているか」と指摘する金文洙道知事の言葉に、ファン団長は「できるだけ早く進めるつもり。民間事業者の資格検討の手続きが6ヶ月から長くて1年までかかる」と答えた。金文洙道知事は、「私なら1週間でできるのに」とつぶやき、事業に関する強い意志を表した。周りからは「金文洙道知事の気持ちはわかるが、欲が過ぎるのでは」という意味の笑いが起こった。ファン団長は、「K-popアリーナ会場が入るまでの今後3~4年が大事」とし、「この期間に様々な韓流コンテンツを開発し、韓流観光の雰囲気を作り上げていく」と話した。
曇った空から結局冬の雨が降る中、一行は傘をさす間もなく、チャイナ文化タウン敷地現場に移動した。韓流ワールドの隣のブロックで、韓国最大規模として進められたチャイナ文化タウンの建設は、事業者の経営難などで事実上事業が白紙状態になっている。2010年7月、工程率が35.8%だった1段階事業工事が中断された後、現在高陽市が敷地を売却しており、韓流ワールド事業に連携し、クラスターで造成される方策が検討されている。
次の行き先は、エンブルホテルキンテックス。3月にオープンする予定の同ホテルは、京畿道内の最大規模の特急ホテルである。金文洙道知事をはじめ実長・局長など会議関係者は、20階の屋上からGTX(キンテックス-水西間)現場を見下ろしながら、GTX事業の概要に関する報告を聞いた。京畿道鉄道港湾局のソ・サンギョ局長から、駅別所要時間、停車時間などを細かく確認した金文洙道知事は、「ソウル都心からK-pop専用会場までGTXで23分で行ける」とし、「首都圏住民はもちろん、海外の観光客がここに足を向けられるよう、GTXが早く着工されるべき」と強調した。
これと共に、金文洙道知事は屋上から近くの敷地を見下ろしながら、「中央川の名前を『韓流川』に変えてみるのはどうだ」とし、「河川を多角的に活用し、観光商品性を高めるように」という注文をつけた。さらに、「湖水公園と連携し、自然と歓声があがるように美しく飾ること」に対しても念を押した。
◇ さらに、「湖水公園と連携し、自然と歓声があがるように美しく飾ること」に対しても念を押した ⓒ チョン・ミンギュ記者
アジア最高のランドマーク型韓流MICE複合団地の造成
「K-pop会場を訪ねる若者と外国人観光客の接近性を高めるためには、GTXなど連携交通が整っていなければなりません。1,000万ソウル市民を魅了する迅速かつ便利な交通手段の完工に全ての力を注がなければなりません」金文洙京畿道知事は、現場訪問後エンブルホテルキンテックス1階の会議室で行われた関係者会議に参加し、K-popアリーナ会場とGTXの早期建設に政府が積極的に乗り出すことを強く提議した。その場にいたチェ・ソン高陽市長も「他の自治体との激しい競争の末、高陽市がK-popアリーナ会場の招致地域になった」とし、「金文洙道知事の特別な努力により韓流ワールド敷地内に招致できるようになったことに、感謝する」と話した。
続いた会議では、「高陽韓流ワールドMICE複合団地造成」に関して、道内の室・局別、関係団体の積極的な発表と討論が行われた。最初の発表者である韓国文化観光研究院のチョン・ホニル博士は、「大規模アリーナ建立の必要性及び推進戦略」を発表した。チョン博士は、「『ポップの皇帝』マイケル・ジャクソンも韓国を3回も訪問したが、専門会場がなく彼の派手なパフォーマンスをうまく表現することができなかった」とし、「優れたサウンドと眺めのいい舞台を備えたK-popアリーナ会場が完成されれば、その効果はすごいはず」と話した。
さらに彼は、韓流ワールドのメリットに関して、「収益・公的施設と大衆音楽博物館などを全て備えた総合的なK-popアリーナ会場を建立し、「第2のPSYとRain」を誕生させる伝授空間とすべき」とし、「会場を訪ねる外国人観光客の宿泊条件を設け、周辺観光地と連携する戦略も必要」と話した。京畿道文化体育観光局のイ・ジンス局長は、「K-popアリーナ建立に連携した韓流ワールド活性化方策」を提示した。イ局長は、「京畿道は韓流の影響でここ3年間の外国人観光客が69.2%増えたが、これは全国増加率(44.2%)よりかなり高い数字」とし、「これからの韓流コンテンツをどう開発していくかが最大のカギ」と話した。
これに関連し、京畿道は様々な韓流コンテンツ開発事業を提示した。水辺公園とアリーナ敷地での韓流公演、アリーナ敷地でのキャンプ場造成、坡州出版団地でのハングル教室造成、韓国ビューティーデザイン万博・Gフードショー・京畿国際観光博覧会などの韓流商品化、観光ポータル外国語サービス強化などがその例である。韓流生産コンテンツ企業の招致、韓流コンテンツ開発組織の新設、京畿北部の韓流文化ベルト造成などもこれに含まれる。「京畿北部の高付加価値観光商品開発」に関しては、京畿観光公社のオ・ヨンス本部長の発表が行われた。オ本部長は、「3月エンブルホテルキンテックス開館、5月ワンマウント(スポーツ用品店)の開場、高陽市600年祭り、停戦60周年イベントなどを一つに束ねる高付加価値の観光商品を開発する必要がある」とし、「シティーツアー、マスコミファムツアーなどを通じて世界の人々とのスマート韓流の開発を進める」と話した。韓流MICE複合団地造成に関し、関係者の様々な事業構想が提示される中、接近性の確保やPR戦略も提示された。
京畿道交通建設局のキム・オッキ局長は、「韓流ワールドの活性化につながるソウル及び首都圏の接近性を高めるため、広域バス・空港バスなどの公共交通路線を拡大する」とし、「K-popアリーナ会場の招致及びエンブルホテルキンテックスのオープンに合わせて、韓国内外の訪問客の接近性改善に向け努力する」と話した。京畿道で広報を総括しているチョン・テクジン報道官も「韓国初のK-popアリーナ会場のPRに最善を尽くす」とし、「新聞・テレビ・ラジオ・施設物及び冊子を利用することはもちろん、ホームページ(京畿ネット)、オンライン(Gニュースプラス)、SNS(フェイスブック、ブログ、ツイッタ─)を積極的に活用する」と強調した。さらに、「大学生記者団、子ども記者団、ブログ記者団(ソーシャルロッカー、SNS世の中で京畿道に関する全ての話を楽しみながら共有する人たち)などを通じて、道内の様々な階層別合わせ型広報戦略を実施する」ことを明らかにした。
◇ その場にいたチェ・ソン高陽市長も「他の自治体との激しい競争の末、高陽市がK-popアリーナ会場の招致地域になった」とし、「金文洙道知事の特別な努力により韓流ワールド敷地内に招致できるようになったことに、感謝する」と話した ⓒ チョン・ミンギュ記者
◇ 金文洙京畿道知事は、現場訪問後エンブルホテルキンテックス1階の会議室で行われた関係者会議に参加し、K-popアリーナ会場とGTXの早期建設に政府が積極的に乗り出すことを強く提議した ⓒ チョン・ミンギュ記者
Q.K-popアリーナ会場とは
K-popアリーナ会場は、韓流ワールド敷地のT1の場所に7万9,359㎡の面積で造られる。約2,000億ウォンの事業費がかかり、期間は2013年から2017年までである。完成すると1万5,000席以上の韓国初のK-pop専用会場が誕生する。生産誘発効果は3,111億ウォン、付加価値誘発効果は1,159億ウォン、雇用誘発効果は2,013人に達する。
Q.韓流観光MICE複合団地は
韓流観光MICE複合団地は、韓流ワールド敷地内の3万6,539㎡面積として造られる。韓国観光公社の施行で2013年から2017年まで事業が進められ、費用は約7,689億ウォン。複合団地は、韓流創造空間、韓流体験空間、韓流消費空間に大きく分かれている。今後20年間32兆8,000億ウォンの生産誘発効果と42万人の雇用誘発効果が期待される大規模戦略事業である。
Q.高陽韓流ワールドは
韓流ワールドは、2004年から高陽市一山東区獐項洞一円99万4,756㎡に造成している。主な施設としては、テーマパーク、複合施設、商業施設、ホテル、放送通信施設などがある。招致現状は、現在工程率80%であるデジタル放送コンテンツ支援センターが今年7月竣工として建立中である。EBSデジタル統合社屋は今年9月着工し、2015年6月竣工が予定されている。370室規模のエンブルホテルキンテックスは、開場を目の前にしているし、今年1月契約が終わった韓流ワールドホテルは、252室規模で2015年1月着工する予定。
韓流ワールドは接近性と周辺観光・文化インフラで多くのメリットを備えている。まず仁川空港及びソウル都心から30分、金浦空港からは20分距離にある。2018年GTXが完成すると、一山から江南コエックスまで23分で移動が可能。アジア最大規模のキンテックス展示場が近くにあり、一山MBCとSBS放送局が20分以内の距離にある。坡州ロッテアウトレットとシンセゲチェルシーアウトレットも近くにあり、買い物好きの人たちに様々な楽しみを与える。この他にも統一展望台、都羅山展望台などのDMZ観光資源と、坡州ヘイリアートバレー、坡州出版団地、坡州英語タウンも20分で移動できる。
ⓒ Gニュースプラスニュース | チェ・ギョンウォン記者
http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201303151658477055C059&s_code=C059
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