金知事、全国初の補助犬センター開所

投稿日d 2013-03-22 ヒット数 410

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金知事、全国初の補助犬センター開所
(2013.03.13)

13日エコファームランドに開場…第1回目で選ばれた遺棄犬10匹入学
 
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◇ 13日、身体障害者補助犬センター開所式に参加した金知事が盲導犬を見ている ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
 
京畿道が全国初の捨てられた遺棄犬を障害者補助犬として育てて無償で提供する事業を行う。

京畿道は13日午前11時、華城市麻道面雙松里にあるエコファームランドで、「京畿道補助犬センター」の開場式を行い、第1回目で選ばれた遺棄犬10匹の補助犬学校の入学式を開催した。
 
この日のイベントでは、京畿道の金文洙(キム・ムンス)道知事をはじめ、華城市長、動物防疫衛生課のソ・サンギョ課長、韓国障害者補助犬協会のイ・ヒョング協会長、大韓獣医師会の事務総長、天安蓮庵大学のイ・ウンジョン教授、濟州農畜産食品部のコ・ボクス氏、動物愛実践協会のパク・ソヒョン代表、動物保護団体、障害者協会など各界の関係者200人余りが参加した。
 
この日の開所式は、動物防疫衛生課のソ・サンギョ課長の事業推進経過報告に次いで、功労者表彰及び感謝牌の授与、動物保護広報大使委嘱牌の授与、道知事の挨拶及び祝辞、補助犬訓練披露と入学式、屋内訓練披露の順で行われた。
 
功労者の表彰は、韓国農漁村公社のキム・ジョンインチーム長が受賞し、感謝牌はユチャン建設のチョ・ヨンジェ代表など2人が受けた。広報大使としては、映画「金の味」で印象的な演技で愛されている女優キム・ヒョジン氏が委嘱された。
 
キム・ヒョジン氏は、「京畿道初の補助犬センターが設立され、非常にうれしい。韓国も動物を愛する風潮がさらに広がってほしい。幼い子犬も捨てられる事実が非常に心痛い」とし、「愛を通じて人と動物の心が、共に癒され、幸せになってほしい。そして責任感を感じて、最後まで責任を負う自信がなければ、最初から飼うべきではない。遺棄動物と動物保護にさらなる関心が生まれてほしい」と話した。
 
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◇ この日、道知事表彰を受賞した韓国農漁村公社のキム・ジョンインチーム長とキム知事、女優キム・ヒョジン氏が記念撮影をしている ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン

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◇ この日、広報大使として委嘱されたキム・ヒョジン氏 ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
 
この日、開所式を行った補助犬センターは、京畿道にある遺棄動物保護所30個所で保護中の遺棄犬の中で補助犬としての資質がある犬を選抜し、訓練させる機能を果たす。同センターでは、チーム長と訓練専門家1名、補助担当2名の計4名が勤務し、受け入れられる最大数は200匹くらい。
 
補助犬として選ばれた遺棄犬は、3~6ヶ月間の訓練期間を経て、道内一人暮らしの高齢者や聴覚障害者、知的障害児などに無償で提供される予定である。合わせて道は、ホームページを開設し、今年下半期から提供申請を受け、本格的に提供を始める計画。
 
同センターは、2011年2月から国費1億8千万ウォン、道費8億2千万ウォンと、計10億ウォンを投入して竣工され、農漁村公社と農林部が管理していた公有埋立地のうち、敷地3600㎡に建築524㎡2棟として造成された。
 
道は、2014年から2017年まで周辺敷地3万2970㎡に60億ウォンを投入し、伴侶動物テーマパークに発展させる計画である。テーマパークは訓練棟、飼育棟、野外訓練場、動物体験及び教育館、競演場、愛犬博物館、愛犬公園などが入る予定。
 
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◇ 知的障害者補助犬の訓練披露 ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
 
今回の補助犬センターの設立には、金文洙道知事の積極的な支援が大きな役割を果たした。 2010年9月の華城エコファームランド開発計画報告当時、金知事は、伴侶動物をテーマにしたテーマパーク造成を指示していた。昨年10月にあった同センターの運用方策報告会では、新しい施設の名前を「補助犬センター」にして、積極的に進めるよう注文をつけたりもした。
 
この日、動物防疫課のソ・サンギョ課長は、「京畿道だけで毎年2万8千匹あまりの遺棄犬が発生している」とし、「捨てられた命を通じて、一人暮らしの高齢者には友だち、障害者には伴侶犬として手伝うことができると思い、事業を進めることにした」と補助犬センターの設立背景を説明した。
 
金文洙道知事は、あいさつで「私は虐待された遺棄犬だった「ムセ」という名前のメスの狆を里親として飼っている。遺棄犬には、精神的なトラウマがある」とし、「人でも動物でも感情を持っている存在。見ているとたくさん勉強になる」と話した。
 
金知事はまた、「ペットがたくさん飼われる分、遺棄犬もかなり増えている。犬の命や死までも共にするからこそ『伴侶』」とし、「伴侶犬も増えて、遺棄犬も増えたが、補助犬センターみたいな公共の場所が全国初で、まだ設立されたことがないということは理解できない」と強調した。
 
さらに金知事は、「人間が自然と調和をなして暮していくように、動物も同じ。ここで遺棄犬を訓練させると、一人暮らしの高齢者には友だちとか家族になり、障害者には彼らの手と脚、心理治療の相手となる。これからの国にさらに必要なことだと思っており、道はさらに同センターを発展させていく」と話した。
 
一方、金文洙知事は、昨年7月動物愛実践協会のパク・ソヒョン会長から遺棄犬の狆を一匹譲ってもらってそれを飼っている上、日頃遺棄動物に対する関心が高いと知られている。
 
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◇ 知的障害及び心理治療補助犬の訓練 ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
 
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◇ 聴覚障害の補助犬を抱いている金文洙知事 ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
ⓒ Gニュースプラス ニュース | イム・セジン yh48635@nate.com
 
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