氷上釣りや雪景色を楽しもう~

投稿日d 2013-01-29 ヒット数 466

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氷上釣りや雪景色を楽しもう~
(2013.01.11)

[京畿道1泊2日冬の旅㊦] ワカサギ祭りと雪山
水の澄んだ「楊坪ワカサギ祭り」、南揚州鳥安面雲吉山
 
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◇ 楊坪ワカサギ祭り ⓒ G ニュースプラス
 
冬のワカサギ祭り、楊坪での12日旅行
 
氷の上に小さな穴を空け、そこから魚を釣り上げる、氷上ワカサギ釣り。ワカサギ釣りといえばやっぱり楊坪(ヤンピョン)。ワカサギ祭りが真っ最中の楊坪では、ワカサギの穴釣りだけでなく、魚の生態学習館、両水里、ソナギ村など、冬の寒さで凍ってしまった心を温かく溶かしてくれる、そんな多彩なイベントが随所で行われている。
 
しろがねの童話の国「楊坪ワカサギ祭り」
 
今年で2回目を迎える「澄んだ水の楊坪ワカサギ祭り」は昨年12月28日から今年の2月17日まで楊坪スミ村トトリゴル貯水池とぺクトン釣り場で開かれる。
 
厚い氷の上で小さい穴からワカサギを釣り上げる妙味は真冬の寒さも溶かしてしまうほど。ソリに乗って走る快感は日常のストレスを一気に解消してくれる。この他にも伝統的な冬の遊びである凧上げやコマ回し、スミまんじゅう作り、思い出のタルゴナ(砂糖で作る韓国のお菓子)作りなど、様々な体験イベントが充実している。
 
思いっきり遊んだ後は、ぺこぺこになったお腹を満たすため、おいしいご飯を食べに行こう。ワカサギの天ぷらや生ワカサギの和え物をはじめ、あたたかいおでんや焼き栗、餅のスープなどがある。特に体験プランを予約すると、別途の追加料金なく一日中、農村の素朴な温かさを感じながら、楽しくのんびりとお祭りを楽しむことができる。
 
お問い合わせ:070-4229-1154 http://양평빙어축제.한국 (インターネット事前予約)
住所:京畿道楊平郡丹月面鳳上里531
期間:2012年12月28日~2013年2月17日 (氷の具合により開催期間が変更になることがあります)
 
澄んだ空気と水に囲まれたスミ村での一夜
 
様々な体験プログラムのある人情溢れる農村で大切な思い出を作ってみてはいかがだろう。ワカサギ祭り真っ只中のスミ村(丹月面(タヌォルミョン)鳳上里(ポンサンニ))にはトゥルマルペンションやピンクハウス、スミ農家民宿、トトリコルペンション、ウェトンチブなど、7ヶ所の宿泊施設が完備されている。澄んだ空気と水に囲まれたスミ村での一夜、冬の夜空を楽しみながら素敵な思い出を作ろう。
 
蓮の葉定食、ほのかな香りが口いっぱいに広がる
 
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◇ 蓮の葉ご飯 ⓒ Gニュースプラス
 
楊坪は蓮の葉を使った食べ物で広く知られている。中でも、両水里周辺の蓮の葉きしめん、一年中スイレンの花を見ることのできる洗美苑(セミウォン)周辺の蓮の葉もちご飯などが有名だ。
 
東医宝鑑を見ると、蓮の葉は、元気を回復させ、疲れを取るなど、万病に効くと言われている。レンコンや銀杏、ナツメなどを入れてじっくり炊いた蓮の葉ご飯の仄かな香りは、蓮の葉の包みを開く前から鼻を刺激する。もちもちとしたご飯に蓮の葉の香りが浸透し、口の中にいっぱいに淡い香りが広がる。一食食べるだけで、日頃の疲れが取れ、元気いっぱいになるとのこと。
 
メダカ、アユ、ワカサギとの出会い
 
京畿道海洋水産研究所にある淡水魚生態学習館。ここでは、メダカやアユ、ワカサギなど、私たちがよく知っている魚の他にも様々な淡水魚が飼育されている。生態水族館と23ヶ所の体験コーナー、生態系池などが完備されており、体験学習場として人気を呼んでいる。大人には幼い頃、川辺や小川で遊んだ頃を思い出させてくれるだろう。
 
お問い合わせ:031-8008-6521 http://fish.gg.go.kr 
住所:京畿道楊平郡龍門面サングァンギル23-2
 
北漢江と南漢江の合流地点
 
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◇ 両水里 ⓒ Gニュースプラス
 
素朴ながらも秀麗な景観を誇る両水里。水源地のある金剛山(クムガンサン)から371kmを流れてきた北漢江(プッカンガン)の水と、大徳山(テドクサン)から流れ出る南漢江(ナマンガン)の水が合流する地点である。
 
2つの川の合流点である両水里の風景は、400年以上、たった一人でこの川の歴史を見守ってきたケヤキの木と合わさり、ここを訪れる者の目を惹きつけて離さない。川の上に置かれた舟橋を渡れば美しい蓮華で有名な洗美苑が現れる。神秘的な雰囲気をかもし出した雲海と濃霧の饗宴、感動的な日の出と思わずうっとりしてしまう夕焼けの光景、一枚の東洋画を思わせる雪景色が一年中、観光客の心を魅了している。
 
住所:京畿道楊平郡楊西面両水1里(両水里、トゥムルモリ)
 
黄順元文学村、ソナギ村

田舎の少年と都会で育った少女の哀切な恋の物語。誰もが一度は読んだであろう小説『夕立(ソナギ)』は多くの人の胸の中に焼け付くような感動を残した。ソナギ村はこの本をモチーフに造られた文化の村だ。ススッタン(モロコシを紐で縛った物)を再現した円錐形の文学館では作家・黄順元(ファン・スンウォン)氏の人生と文学を伺うことができる。ソナギ広場のススッタンに囲まれると、小説の中の雰囲気に浸ることもできる。森や谷に囲まれた遊歩道では、少女を背負って小川を渡った少年の切ない気持ちが感じられる。
 
入場料:大人2000ウォン/学生1500ウォン/小人1000ウォン
お問い合わせ:031-773-2299 www.소나기마을.kr
住 所:京畿道楊平郡西宗面水陵里サン74番地(ソナギ村)
  
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◇ 黄順元文学村、ソナギ村 ⓒ Gニュースプラス
 
忘れられない雪山、南揚州の雲吉山
 
冬の旅行で欠かせないものといえば、代表的なものに雪に覆われた雪山がある。南揚州(ナミャンジュ)鳥安面(チョアンミョン)には、うっとり見とれてしまうほどの雪景色を誇る雲吉山(ウンギルサン)がある。雲吉山を降りると、清平(チョンピョン)や大成里(テソンニ)方面に北漢江の河岸が広がっている。南揚州総合撮影所、有機農テーマパーク、茶山(タサン)遺跡などに立ち寄って、のんびりと休日を過ごすのもいいだろう。
 
まる雲吉山
 
南揚州市鳥安面にある雲吉山。雲が時折山にかかって止まることから雲吉山と名付けられたという。山並が緩やかで柔かく、冬の雪景色を楽しむことができる名所として広く知られている。
 
ぎっしりと茂る木々の間に広がる雪の花は多くの人を魅了する。冬の雲吉山の景観は見る者を一瞬で魅了するほどの美しさを誇っている。満開の雪の花を眺めながら登る道も趣深いが、頂上まで登って見る広大な雪景色はまるで一枚の画を見ているよう。
 
雲吉山の中腹には世祖にまつわる小さな寺が一つある。あるとき、世祖が江原道(カンウォンド)に出かけ、北漢江周辺で一夜を過ごすことになった。かすかな鐘の音が聞こえてきた方角を調べてみると雲吉山の岩窟から出ているものだった。その洞窟の中には18羅漢像があり、水滴が落ちて岩壁を叩く音が響き渡るので、鐘の音のように聞こえたのだった。世祖は、その場所にお寺を建て「水鐘寺(スジョンサ)」と名付けたそうだ。
 
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◇ 南揚州市鳥安面にある雲吉山 ⓒ Gニュースプラス
 
水鐘寺には全国で最も味が良いと言われる湧き水がある。その湧き水で作ったお茶を飲みに、草衣(チョイ)禅師や茶山(タサン)丁若鏞(チョン・ヤギョン)、秋史(チュサ)金正喜(キム・ジョンヒ)などがよく立ち寄ったという。今でもお寺の隅に「三鼎軒(サムジョンホン)」という茶室があり、誰でもあたたかいお茶を無料で飲むことができる。
 
お寺の境内に立って八堂湖(パルタンホ)の風景を眺めていると、「東方の寺院一の展望」と称賛した、徐居正(ソ・ゴジョン)の言葉に共感することができる。解脱門(ヘタルムン)の外側には、世祖が植えたとされる樹齢500年以上のイチョウの木がある。
 
住所:京畿道南揚州市鳥安面松村里1060
問い合わせ:031-590-2344
 
川霧まれた
 
雲吉山から降りて清平、大成里方面へ行くと、北漢江周辺の宿泊施設が随所に現れる。この北漢江沿いは、家族や恋人と一緒に来た旅行者で常ににぎわいを見せている。穏やかに立ちこめる霧とともに朝を迎えれば、まるで魔法の国を旅行しているような錯覚に陥るほど。
 
高タンパクなウナギを食べてスタミナをつけよう!
 
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◇ 雲吉山駅周辺で味わえるウナギ料理 ⓒ Gニュースプラス
 
雲吉山駅周辺にはウナギの里があり、ここでは炭火焼きで焼き上げたウナギをたらふく食べることができる。ウナギ独特の味と香りを楽しみたいのなら、炭火で焼いた後に塩をつけて食べるのも良し。
 
ウナギはビタミンA、B、Cが豊富な高タンパクな食べ物で、疲れた体を回復させる効果がある。また、カルシウムが多く含まれており、成人病予防にも効果的だとされている。氷を浮かべたトンチミ(大根入り水キムチ)の汁にコシのあるそうめんを入れて食べる、トンチミ素麺もこれまた逸品。その他にも、有機農認証を受けた韓定食専門店など、北漢江沿いには、個性的でグルメな飲食店が多く立ち並んでいる。
 
映画主人公!
 
大韓民国映画界が誇る、南揚州総合撮影所。ここでは、映画の中に登場した雄壮な世界を経験することができる。豊かな自然が広がる40万坪の敷地に実物大のロケセットや室内撮影スタジオ、録音室などアジアでも最大規模の映画製作施設が完備されている。
 
『共同警備区域JSA』をはじめ、『酔画仙』、『シルミド』、『ブラザーフッド』、『王になった男』など、数百編の作品がここで製作された。今でも多くの撮影チームが毎日、忙しく撮影の準備をしている。 見どころ満点の映像文化館や体験館、ロケセット場、小道具部屋、韓国映画を無料で上映しているシネ映画館など様々な施設を見て回っていると、いつの間にか映画の主人公になった気分になるのでは。
 
住 所:京畿道南揚州市鳥安面三峯里100番地
お問い合わせ:031-579-0605 http://studio.kofic.or.kr 
入場料:大人3000ウォン/中高生2500ウォン/小人2000ウォン
 
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◇ 南揚州総合撮影所 ⓒ Gニュースプラス
 
有機農業の歴史と文化を知る

首都圏で唯一、世界的なスローシティに指定された南揚州市鳥安面。「鳥が安らかに宿る」という意味の鳥安面は韓国の代表的な有機農栽培地域だ。有機農業の発祥地である鳥安面には、世界初の有機農博物館である「南揚州有機農テーマパーク」がある。ここには有機農業の歴史と文化が展示されている。展示室や温室棟、体験ゾーン、ウェルネスゾーン、テーマ展示、体験プログラム等を通して有機農について詳しく学習することができる。
 
住所 : 京畿道南楊週市鳥安面三峯里182番地
お問い合わせ : 031-560-1471~2 www.organicmuseum.or.kr
大人2000ウォン / 学生1500ウォン / 小人1000ウォン
 
後代に伝わる茶山先生の教え
 
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◇ 茶山丁若鏞の生家 ⓒ Gニュースプラス
 
1762年、南揚州市鳥安面陸内里(ヌンネリ)マジェ村で生まれた茶山丁若鏞。人々と打ち解けながら喜びや痛みを共にしようとした茶山先生の思いは彼が生まれて250年が経った今でも多くの教えを残してくれている。遺跡には質素な彼の生活を再現した生家と素朴な碑石の下に夫人と静かに横たわる合葬墓が置かれている。
 
また、朝鮮後期の実学や茶山先生の一代記が展示された実学博物館、茶山文化館、茶山展示館など見どころ満載だ。遺跡を回り、帰るころになると、国の腐敗を厳しく指摘した丁若鏞先生のどなり声が聞こえてくるようだ。
 
住 所:南揚州市鳥安面陵内里山85-2
お問い合わせ:031-590-2481 www.nyj.go.kr/dasan/index.jsp 
 
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