京畿道、カタールで「植物工場」の輸出協議

投稿日d 2012-11-27 ヒット数 328

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聨合ニュースによると、

京畿道-カタールの国家食料安全保障プログラム、植物工場の共同研究を本格化

京畿道が砂漠の国のカタールに「植物工場」を輸出するための第一歩を踏み出した。

経済協力投資団を率いてロシアを訪問している京畿道のキム・ムンス知事は28日午前10時(現地時間)、カタールのドーハにある国家食料安全保障プログラム(QNFSP)を訪問し、同機関の議長と京畿道の農業技術を輸出する方法について協議を行った。

特に、京畿道農業技術が開発した植物工場に関して輸出を前提にした共同研究を行うことを約束し、詳しい協力方法をテーマに議論を進めた。

カタールが多大な関心を寄せている植物工場は、京畿道農業技術院が2010年に先端情報技術(IT)の融合・複合技術を取り入れたロボットと新・再生エネルギーを利用して開発したもので、作物を栽培するガラス温室。

115㎡の面積の温室ではロボットが種まきをする。

太陽光の代わりに発効ダイオード(LED)の光を照らし、植物の成長に必要な最適温度と湿度を自動で調節する。

京畿道はQNFSPの関係者らに同日、ITと新・再生エネルギーを活用した有害微生物の遮断や労働力の削減、空間の有効活用などのメリットがある植物工場は砂漠の国に最も適した農業方式になると説明した。

また、経済協力投資団と同行したMAXFOR(植物工場の自動車システム)のファン・ソンイル代表、Saltware(植物栽培開発の主管機関)のイ・ジョングン代表、S&B Industry(植物栽培用LEDの商品化)のアン・ボムソプ本部長など国内の企業関係者が植物工場に適用された技術を発表した。

京畿道の植物工場はカタールのアルジャジーラの放送でも2分ほど紹介されるなど、現地で多くの関心を惹きつけている。

京畿道は世界トップ水準の技術を備えた植物工場にカタールが多くの関心を見せて共同研究を提案したことを受け、そのうち輸出も期待できると見込んでいる。

キム知事は「砂漠がまったくない京畿道が世界サボテン市場の70%を占めているように、広大な砂漠を抱えたカタールも京畿道の植物工場を導入すると高付加価値の作物を栽培できるようになる」と話した。

京畿道経済協力代表団は投資誘致と交流協力の拡大に向けた5泊7日間のロシア・カタール訪問を終え、29日早朝に帰国する予定。 

原文記事

出所:聨合ニュース(2012.10.28)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。