キム知事、数年がかりのMOUを面談1回で締結

投稿日d 2012-11-27 ヒット数 358

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聯合ニュースによると、

経済協力投資団とともにロシアを訪問している京畿道のキム・ムンス知事が持ち前の「押し通す」スタイルを発揮し、ロシア国営企業から京畿道との投資協約を導き出した。

キム知事は24日(現地時間)、ロシア国営企業と道内中小企業の提携投資策を模索するためにモスクワに本社を置くRussia Technologies State Corporationを訪問し、同社の第一副会長と面談を行った。

Russia Technologies State Corporationはロシア内の約420社の公企業に対する統合管理を行っている超優良国営企業で、ロシアGDP全体の25%を占めている。 

まだ韓国に直接投資を行ったことがなく、海外企業との提携投資に3~4年がかかるほど提携が難しいとされる、保守性の強い機関。

キム知事の訪問はRussia Technologies State Corporationの機械・IT・航空など分野におけるコア技術に基づいて道内中小企業と提携会社を設立し、商品開発と輸出販路の拡大を図るための面談を行うのが目的だった。

単なる話レベルに止まると道は予想したものの、Russia Technologies State Corporationの副会長は約10社に及ぶロシア公企業の社名を具体的に取り上げ、「今後京畿道の中小企業との交流を希望している」と意外な言葉を口にした。

少なくとも3~4年はかからないと提携投資ができないとされるRussia Technologies State Corporationの予想していなかった提案に、キム知事は瞬時に才知を発揮した。

キム知事は副会長に、「今後よりは、本日せっかくお会いできたこの場で了解覚書を締結し、本格的な交流を開始してほしい」と逆に提案した。

その提案に驚いた副会長は「内容をできるだけ早く検討するとしても、今回の訪問で協約を締結するのは難しいのではないか」と一歩引いたものの、キム知事は「まずは包括的なレベルの協約を締結し、交流の具体的な内容は実務レベルで徐々に協議することにしたい」と押し通した。

「今後」が一体いつになるか見当が付かなかったため。

二人がこのようなやり取りをしている間、投資団としてキム知事と同行した京畿道経済投資室の公務員らもRussia Technologies State Corporationが提示した約10社の企業と技術協約を締結できる道内企業リストを作成し、ロシア側に渡した。

ロシアで認められているサムスンとLGに部品を納品している京畿道企業であることを強調し、技術力に対する信頼を与えた。

すると、副会長は「キム知事のご提案通りにしてみよう。今回のロシア訪問の日程を考慮して協約式の時間を決めてほしい」と、キム知事の提案を受け入れた。

それを受け、キム知事は「今夜を通してE-mailで協約締結文の文章を両側で検討し、明日(25日)午前10時にここで締結式を行いたい」とやり取りに終止符を打った。

たった1日の訪問で、Russia Technologies State Corporationが誇る優秀な企業を道内の中小企業と結びつけて提携投資を行う基盤を整えた。

キム知事は「早いうちに、ロシア技術公社の役員らと今回提示された約10社のロシア企業の関係者らに京畿道を訪問してほしい」と話した。

京畿道はロシア投資誘致専門担当チームを新設し、ロシアが保有した金属・機械・宇宙航空分野のコア技術が道内中小企業に移転されるように支援する方針。 

原文記事

出所:聯合ニュース(2012.10.25)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。