テレビ番組よりおもしろい「1泊2日」

投稿日d 2012-10-29 ヒット数 366

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テレビ番組よりおもしろい「1泊2日」
(2012.10.17)

京畿創作センター、家族と一緒に特別な体験を「島で出会うクリエイティブアートキャンプ」が人気
 
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◇ 京畿創作センター入居作家のイ・ヒョクジュン作家のスタジオ見学 ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン

京畿道の安山市(アンサンシ)仙甘洞(ソンガムドン)にある「京畿創作センター」が入居作家と家族連れの参加者との疎通を図り、芸術を媒介とした様々なジャンルの「島で出会うクリエイティブアートキャンプ」を実施している。

京畿創作センターが準備した週末の家族キャンプは今年9月の第1回目のキャンプを皮切りに、今月末まで計4回、1泊2日の日程で行われる。毎回、異なった体験プログラムを企画、その多様性を試し、キャンプの参加者らがより芸術を身近に感じることができるよう、教育モットー「STEAM(科学・技術・工学・芸術・数学)」に基づいたプログラム構成で実施されている。

家族キャンプは統合的かつ融合的な人材育成教育の一環として、注目される同時代の芸術家、創作センターの入居作家らとの共同プログラムで行われる。これは想像力や論理的思考力、科学技術知識を応用しながら入居作家らと一般の参加者らが共同作業を行い、助け合いの心を芸術活動と連結させ、潜在的な創意力を見つけ出すことを目的としている。
 
先月9月22日~23日まで行われた第1回ガラスの城(スタンドづくり)を皮切りに計4回、1泊2日の日程で行われる週末芸術家族キャンプは今月13日から14日まで行われた第2回「天高く」(野外芸術体験)を終えた状態だ。これまでに11組が参加し、多彩な芸術イベントや特別な体験のひと時を過ごした。
 
「第2回京畿創作センター1泊2日週末家族クリエイティブアートキャンプ」は「天高く:ヘリウムビニール風船づくり」をテーマに今月13日から行われた。参加者らは午後1時の入校式でプログラムと講師の紹介、宿所の割当を受けた後、文化体験、クリエイティブアート教育、ボランティアの順番にプログラムに参加した。今回のキャンプには動画メディア分野で活発な活動を続けているホン・ナムギ作家が参加した。
 
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◇ チョ・へジン作家のスタジオ見学。ペットボトルをトーチで開き、曲げて作った作品 ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
 
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◇ 屋上の床を「浴槽」にデザインして作った作品 ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
 
5組の家族が参加した今回のキャンプでは、スーパーで買い物をした時に商品を入れたり、ごみを集めて捨てるときに使うビニール袋を活用し、折り紙や色テープなど様々な彩色道具でこれをアレンジする、ビニール風船づくりが行われた。参加した家族らは自分の個性を生かした風船を作って、家族への思いを込めて空高く風船を飛ばした。
 
その後、参加者らは京畿創作センター内の写真設置(イ・ヒョクジュン)、造形(チョ・へジン)、平面絵画設置(チュ・ジェファン)、メディア(ホン・ナムギ)など、様々な分野の芸術家たちのアトリエを訪問し、芸術家たちの日常や作品の世界を鑑賞した。また、常設展示会場で行われている海外作家企画展<カップル>を見ながら、日ごろ難しくて自分とは程遠いと思っていた現代美術に触れ、親しむ機会を持った。
 
今回のキャンプに参加したホ・ジェヒちゃんは「芸術は難しいという印象が強かったが、家族と一緒に来ていろんな体験をしながら、身近に感じることができた」とし、「実際に経験してみて「芸術」というものが、思っていたよりも簡単で身近なものだったということが分かった」と語った。
 
この日の夕食は野外でのバーベキューとなり、夕食後は、参加したプログラムに対する話し合いのひとときが設けられた。
 
参加者のうちの1組は「今回のキャンプを通じて、芸術と文化は我々が考えているよりも、もっともっと多様であることを知った」とし、「仙甘村整備プロジェクトの一環として参加した石垣のペンキ塗りや海外の廃棄物処理などのようなボランティア活動をしながら、子どもたちも困っている人たちに手を差し伸べていける子に育っていってほしいと思った」と感想を述べた。
 
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◇ ビニール風船づくり ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
 
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◇ 仙甘村の掃除とペンキ塗り(ボランティア) ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
 
全部で4回行われる週末家族キャンププログラムは、あと2回を残している。キャンプは今月20日~21日までの第3回「絶景(私だけのミニ庭園)」、27日~28日までの第4回「風ドローイング(干潟芸術体験)」が予定されている。
 
週末家族キャンププログラムは京畿創作センターと仙甘漁村体験村で行われ、青少年(初等学生(小学生)、中学生)のいる家族または団体であれば参加可能だ。両親と一緒の場合は6歳以上の子どもも参加することができる。1回当たり6組(24人前後)まで申し込み可能。参加費は2~3人家族を基準に8万ウォン、4人家族の場合は10万ウォンだ。4人を超える場合は1人当たり2万ウォンが追加される。
 
参加費用はクリエイティブアート教育およびボランティア活動、食費(夕食1回)、宿泊費が含まれている。宿舎には寝具が用意されており、リビングやトイレ(シャワー付)、キッチン(小型冷蔵庫、ガスレンジなど)が完備されているため、簡単な食事を作ることもできる。準備物は洗面道具、おやつ、朝食など。
 
キャンプの共通体験活動には、クリエイティブアート教育の4時間、ボランティア活動の4時間、文化体験などがある。ボランティア活動は仙甘漁村整備の一環として、ペンキ塗り、掃除などが含まれており、キャンプの終了式で「地域協力事業と連携したボランティア活動」4時間の実績が認められる。
 
京畿創作センターの「家族クリエイティブアートキャンプ」への参加申込はメール、または電話で受け付けている。ボランティア実績認定は参加前に「1365分かち合いポータル(www.1365.go.kr)」に入会すればいい。
お問い合わせ:京畿創作センターホームページ(www.gyeonggicreationcenter.org)、学芸チーム(032-890-4822)
 
一方「仙甘漁村体験村整備プロジェクト」は今年7月、京畿道が主体となって始まったもの。道路の景観や村の風景の改善、地域住民のための路地裏デザイン、地域住民の認識改善のための地域プログラム開発などが行われており、京畿創作センター(企画および芸術)、仙甘洞住民(地域)、安山市(行政)が共同でプロジェクトを推進している。
 
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◇ 壁画で変化する仙甘村の様子 ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
 
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◇ ビニール風船にヘリウムガスを入れ、天高く飛ばす参加者ら。ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン

ⓒ Gニュースプラスニュース | イム・セジンsejeenee@kg21.net

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