道立舞踊団「タルハ」世界を魅了!

投稿日d 2012-10-19 ヒット数 398

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道立舞踊団「タルハ」世界を魅了!
(2012.10.10)
 
アメリカ・シーダー・シティー、1千席完売、現地メディア「異例の事」
 
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◇ 世界中で絶賛されている京畿道の跆拳舞タルハの公演の様子ⓒ Gニュースプラス
 
京畿道と京畿道文化の殿堂(理事長・趙在鉉(チョ・ジェヒョン))、京畿道立舞踊団(芸術監督・趙興東(チョ・フンドン))は5月の日本での公演を皮切りに8月中国、9月日本・中国、10月アメリカ、11月オーストラリア・中東まで、目まぐるしい海外公演の日程をこなしている。
 
 
芸術が作り上げた美しい世界
 
昨年、アメリカ・ロサンゼルスでの公演を含む計9回の公演で5200人余りが熱い歓声をあげた京畿道の跆拳舞「タルハ」と伝統韓国舞踊のレパートリー公演は今年に入り、さらに熱い注目を集めている。
 
優れた技術を基に、線を重視した韓国舞踊にダイナミックなプログラムを加えた「タルハ」は、韓国人はもとより、多くの外国人から絶大な関心を受けており、韓国の伝統文化の真髄を広く知らせていると高く評価されている。
 
韓国舞踊を世界の人々に知らせ、さらには彼らを韓国文化の愛好者にしていくため、日々邁進している趙興東芸術監督と道立舞踊団員たちは、目まぐるしいスケジュールにも関わらず、民間外交官としての役割を見事に果たしていると言える。
 
趙興東監督は「私たちが「タルハ」を作る上で最も心掛けたことは、韓国独自の武術をどうやって舞踊を通して観客に伝えていくかだった。簡単な作業ではなかったが、ある程度完成度の高い作品に仕上がったと思う」とし、「特に、この作品が京畿道を代表する作品に選ばれたことで、京畿道民をはじめとするたくさんの人々にさらなる感動を伝えていきたいと思った。数年に渡る国内外の公演で作品に対する確信が持てるようになった」と語った。
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◇ 跆拳道をベースにした韓国の創作舞踊劇「タルハ」。線を重視した韓国舞踊にダイナミックさが加えられ、観客を魅了している。ⓒ Gニュースプラス
 
 
韓国の美、世界を制す
 
今回の10月の北米巡回公演は2011年「世界の中の京畿道」をテーマに行なわれた跆拳舞「タルハ」の爆発的な人気を受け、2012年、現地からの招待により再開したものだ。
 
ロサンゼルス韓国文化院と韓人祝祭財団の招待により、10月3日、ユタ州のシーダーシティー(Heritage Theater・1千席)公演を皮切りに、10月6日ラスベガス(University of Nevada·1800席)、10月7日ロサンゼルス・ソウル国際公園野外ステージで計3回の公演を披露、韓国舞踊の美と京畿道の文化都市としての名を広めた。
 
特に、現地時間10月3日、公演が行なわれたユタ州のシーダーシティーは人口3万人の小さな都市であるが、シェイクスピアフェスティバルを51年間続けてきた文化の街だ。世界の役者たちが注目するこの場所で、京畿道立舞踊団のアメリカ公演が開幕された。
 
京畿道立舞踊団がシーダーシティーに到着した時には、1千席規模のヘリテージ劇場の予約は既に完売、観客のほとんどが現地のアメリカ人であった。韓国人は留学生を含む100人前後、移民者もまた10人に満たない都市で韓国の舞踊公演が完売になるということはまさに異例の事だった。
 
韓国戦争当時、ここから600人の軍人が参戦したが、1人の死傷者も出さず奇跡的に全員が故郷へ戻ってきたという。長い歳月が流れた今、彼らは公演を通して韓国のまた違った面を垣間見ることができたのではないだろうか。

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◇ 京畿道立舞踊団が感性豊かできめ細かい韓国の伝統舞踊を披露、観客を魅了している。ⓒ Gニュースプラス
 
 
K-POPより豊かな感性と繊細さが際立つ
 
韓国戦争参戦者のデイビット・リバー(David River、男81歳)氏は「戦争で食べ物がなく苦しむ韓国を記憶していたが、今日見た「タルハ」のステージは非常に素晴らしかった。私が参戦していた場所の歴史と文化を感じることができて本当に良かった」と述べた。
 
観客らは揃ってカーテンコールの際に起立拍手し、声援を送るなど、感動を伝えた。
 
最後まで拍手し続け、舞踊団を激励したパトリシア・デニー(Patricia Denny、女46歳)は「華やかでダイナミックな舞台だった。韓国にはサイのようなK-POPだけがあると思っていたが、韓国の伝統舞踊はK-POPよりも豊かな感性と繊細な感動をくれた」と述べた。
 
クラシックや演劇がほとんどのヘリテージ劇場での舞踊公演。それも韓国の京畿道立舞踊団による「タルハ」公演が完売になったことに対し、現地のメディアも非常に異例の事であると揃って報道した。
 
京畿道文化の殿堂関係者は「跆拳道をベースにした韓国の創作舞踊劇「タルハ」の海外公演での度重なる成功が、韓国の跆拳道と伝統舞踊を同時に知らせていく良い機会になれば」とし、「ハードで大変なスケジュールではあるが、観客の反応のおかげで疲れは感じない」と語った。

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◇ 公演を観た現地のアメリカ人たちが起立拍手している。ⓒ Gニュースプラス
 
ⓒGニュースプラスニュース | チョン・ギョンナム chun0403@kg21.net