ヘリやタンクに乗るってどんな気分?
(2012.08.21)

2012下半期、安保･災難装備展示会、23日まで道庁運動場で開催

 

◇ 21日、安保･災難装備展示会を訪れた子供たちがスタッフの説明を聞きながら戦車を観察している。ⓒ Gニュースプラス　ユ・ジェフン

21日午前、道庁芝生運動場。合羽を着てタンクの前に集まった子供たちは「先生!タンクに人が乗っています」と声をはりあげる。テレビでしか見たことのなかったタンクから実際に煙が出た後、人が姿を現す様子を目撃した子供たちは、信じられないという表情。

「皆も乗ってみることができるんだよ」

先生の話が終わらないうちに子供たちは行儀よく一列に。ヘルメットをかぶり、タンクの中に入って椅子に座ったミンジは怖がりながらも好奇心いっぱいの表情。

◇ 展示会場を訪れた子供たちがタンクに試乗している。ⓒ Gニュースプラス　ホ・ソンリャン

「ここにいる軍人さんたちがこのタンクに乗って国を守っているんですよ」

水原(スウォン)長安区(チャンアング)亭子洞(チョンジャドン)から着たセドンシン幼稚園生40人は、チームに分かれて、ヘリコプターや戦車を観覧したり、消防安全イベントを体験したりと、展示会場を見学した。パク・スキョン園長は「毎年、展示会が行なわれる度に必ず訪れ、子供たちの安保意識を高めている」とし、「今日は雨が降って、軍楽団の公演を見ることができなかったのが残念だったが、今年も子供たちに良い機会が提供できて良かった」と話した。

京畿道が準備した2012下半期安保･災難装備展示会は20日からスタートし、4日間、道庁の運動場で開かれる。運動場には現在、先端消防装備や軍の戦闘装備、戦車、タンク、自走砲などが展示されている。道内23部隊360人の軍人が投入され、展示や催し物が行なわれている。会場では、国軍遺骸発掘展示や北韓(北朝鮮)人権実態に関する写真展示会、安保映画上映なども行なわれている。

ブラックホーク･アパッチヘリ、K1A1･M48A5K戦車、K-200タンク、K-9自走砲、弾薬装甲車、低高度探知レーダー、防空武器などの戦闘装備が特に人気を集めた。展示会場を訪れた日本人観光客のまゆみ(大阪)さんは「日本では乗ってみたこともないヘリコプターに実際に試乗したり、タンクを触ってみたりと、楽しく貴重なひとときを経験することができました」と語った。

◇ おにぎりの試食会場に集まってきた子供たち。ⓒ Gニュースプラス　ホ・ソンリャン

体験プログラムも前年よりもグレードアップ。予備軍のサバイバル訓練体験、トランシーバー体験、水消化器使用実習など、装備を実際に使ってみる機会が多数提供された。京畿道議会と道教育庁の主管で安保をテーマにしたポスターコンテストが行なわれたり、水原市女性民防衛隊によるおにぎりの試食会が行なわれたりと、会場は始終賑わいを見せた。

2012下半期安保･災難装備展示会は21日午後現在までに3千人以上が参加、この展示会は23日まで行なわれる。

 

◇ 展示会場を訪れた金文洙京畿道知事が関係者らと記念撮影を行なっている。ⓒ Gニュースプラス　ホ・ソンリャン

 

◇ 21日、金文洙知事が状況室で集中豪雨に伴う119災難総合状況報告を受けている。ⓒ Gニュースプラス　ユ・ジェフン

一方、21日午前、展示会場を訪れた金文洙(キム・ムンス)京畿道知事は戦闘装備や体験プログラムブースをじっくり見回りながら、安保状況を点検した後、道庁状況室へ移動し、20日から21日まで続いた集中豪雨に伴う119災難総合状況報告を受けた。

権泰午(クォン・テオ)首都軍団長、チャン・グァンヒョン51団長、金相坤(キム・サンゴン)京畿道教育監など、関係者ら30人が参加する中開かれた報告会で金知事は、人命被害や住宅浸水などの被害状況の点検と配水支援、道路統制などの処置事項などの報告を受けた。金知事は「常習水害地域に24時間監視カメラの設置を強化するなど、対応システム整備に万全を期し、被害を最小化させなければならない」とし、「雨がたくさん降った時は特に、臨津江(イムジンガン)区域の被害が大きい。臨津江一帯の水害防止基盤設備を集中的に点検する必要がある」と指示した。

京畿道は、北部地域の1時間当りの予想降水量が30mm以上になると予測し、豪雨状況に警戒しながら現状対応活動を強化していく方針だと発表した。

ⓒGニュースプラスニュース | ノ・ギョンヒkhrohh@kg21.net

http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201208211501307055C048&s_code=C048