「肌の色が違っても、歌を通して心を一つに」
投稿日d 2012-06-18 ヒット数 407
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「肌の色が違っても、歌を通して心を一つに」
(2012.06.05)
第2回多文化家庭合唱コンテストで城南エンジェルクレヨンチームが最優秀賞受賞
◇ 第2回全国多文化家庭合唱コンテストで最優秀賞に選ばれたエンジェルクレヨン合唱団が歌を披露している。ⓒ Gニュースプラス
「それぞれ肌の色は違うけれど歌を通して一つになりました」
今月3日、安山(アンサン)文化芸術の殿堂、タルマジ館で開催された第2回全国多文化家庭合唱コンテストでエンジェルクレヨン合唱団(城南)チームが最優秀賞を受賞した。
エンジェルクレヨン合唱団のヤマナカヤスコ(日本)さんは「はじめは上手く歌えるか心配だったが、練習する内に自信がついてきた。」とし「子供たちと一緒に参加した大会で最優秀賞がもらえて本当にうれしい」と語った。
エンジェルクレヨンチームは、カンボジア、フィリピン、日本などから来た5人の外国人ママと子供たち10人からなるチームだ。
ヤスコさんは「ママ同士でお互いに応援し合いながら3ヶ月前から毎週一回集まって歌や踊りを練習した」と語った。やすこさんの小学生になる二人の息子も一緒に参加した。
エンジェルクレヨンチームはこの日、「オルグルチプリジマラヨ(しかめ面しないで:韓国の童謡)」を歌と踊りで披露し、観客から大歓声を受けた。
城南(ソンナム)、広州(クァンジュ)の多文化家庭の子供たちの参加により2010年に初めて作られたエンジェルクレヨン合唱団は、いろんな色に分かれたクレヨンが、色を塗ると素敵な絵になるように、肌の色が違う多文化家庭も、韓国社会の一員として調和のとれた美しい社会を形成していけるという意味を持つ。
14年前、韓国に来たヤスコさんは「今は多文化家庭が増え、社会的にも広く知られるようになったが、私が初めて韓国に来た時は社会の認識や子供たちの教育はまだまだ遅れていた」と語った。
「多文化家庭に対する支援や福祉がとても充実しています。子供たちを一生懸命育てて、国から受けた分、韓国社会に貢献していきたいと思います」
◇ エンジェルクレヨン合唱団には賞金300万ウォンが授与された。ⓒ Gニュースプラス
この日、会場を訪れた700人の観客らは言語や民族の壁を越え、一つとなって大会を盛り上げた。
今年で2回目を迎える多文化家庭合唱コンテストは京畿道が多文化への認識改善と健全な多文化社会づくりを目的にはじめたもの。
法務部、行政安全部、文化体育観光部、女性家族部の後援で行なわれた今回の大会では15の参加チームが歌や踊りを披露した。最優秀賞を受賞したエンジェルクレヨンの他にも「パランナラ(青い国:韓国の童謡))」を歌った韓・比(フィリピン)ハンマウム合唱団(安山)が優秀賞を、自作曲「ハッピーハッピー」を披露したアンドドリーム(ソウル)と「ドレミの歌」を歌ったビンボンバン(龍仁)などが奨励賞を受賞した。
京畿道多文化家庭課関係者は「仲の良い多文化家庭を築き、多文化家庭に対する社会の健全な認識を拡大していくため、多文化家庭合唱コンテストをこれからも毎年開催していく計画だ」と述べた。
エンジェルクレヨン合唱団が所属する社団法人「ダウムヌリ」のイ・ヨンソン代表は「京畿道だけでも12万世帯の多文化家庭が住んでいるが、多文化家庭の子供たちが歌を通してすくすく育ち、韓国人としてのアイデンティティをしっかりと確立していってくれることを願う」と述べた。
◇ 多文化家庭合唱コンテストの参加者ら ⓒ Gニュースプラス ユ・ジェフン
ⓒGニュースプラスニュース | イム・ジョンソンjslim123@kg21.net
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