60日間の世界陶磁旅行に出発! (2011.09.24)

京畿世界陶器ビエンナーレ、23日、利川セラピアで開幕式 11月22日まで陶磁器の里、利川･驪州･広州で開催

◇ 「火の旅」をテーマにした2011京畿世界陶器ビエンナーレが23日、利川セラピアで開幕、24日から11月22日までの60日間の日程に突入した。金文洙京畿道知事など、開幕式に参加した貴賓らがセラピアに展示された陶芸作品を鑑賞している。ⓒ Gニュースプラス
「火の旅」をテーマにした2011京畿世界陶器ビエンナーレが23日、利川(イチョン)市雪峯(ソルボン)公園内にある利川セラピアで開幕、24日から11月22日までの60日間の日程に突入した。
今年で6回目を迎える京畿世界陶器ビエンナーレは京畿道が主催、韓国陶磁財団などが主管する行事で、2001年の第1回大会以来、2年に1度ずつ開催されてきた。
この日の開幕式では、利川セラピアのオープン式典も同時に行われ、金文洙(キム・ムンス)京畿道知事やカン・ウヒョン韓国陶磁財団理事長など、関係者ら約500人が参席した。
利川セラピアは韓国陶磁財団が全国の陶芸人から12億ウォンをかけて購入した在庫陶磁48万点と陶磁の破片90トンを使って地元の作家らと大会スタッフが共同で建設した陶磁テーマパークだ。ここは、湖や展示館、トイレ、遊び場など、全ての施設が陶磁でできている。
この日の開幕式は国楽とロックミュージックを合わせた高句麗バンドの特別公演をスタートに、陶器ビエンナーレ国際公募展の大賞受賞作品である「天空の思想(Heavenly Thought、山田徹夜作)」など19ヶ国25人のアーティストへの表彰式が行われた。続いて金文洙道知事の祝辞およびカン・ウヒョン陶磁財団理事長の歓迎の辞および開幕宣言で陶磁器ビエンナーレが幕開けされた。

◇ 金文洙知事が今回の陶器ビエンナーレ国際公募展の大賞受賞作である「天空の思想(Heavenly Thought)」を作った山田徹夜氏を表彰した後、記念撮影を行っている。ⓒ Gニュースプラス
金文洙知事は「昨年に比べ3分の1に節減された予算でより充実したビエンナーレを企画できるよう努めた」とし、「陶磁器を手がけていく上で何か困ったことなどがあったら、韓国陶磁財団と京畿道が力を合わせて世界の陶磁芸術家たちを積極的にサポートしていきたい」と述べた。
カン・ウヒョン陶磁財団理事長は「2年ごとに行われるビエンナーレを通じて利川セラピアを世界的なレベルへと飛躍させていく」とし、「利川セラピアと広州昆池岩(コンジアム)陶磁公園、驪州陶磁の里を繋ぐ新しい陶磁観光コースの開発に努めていきたい」と述べた。
今回のビエンナーレでは71ヶ国1,875人のアーティストが出品した作品3,362点のうち、優秀作品160点を選定･展示し、また、ユーロピアンセラミックワークセンターに参加したアーティストらの斬新な作品の展示によりフランスの現代陶磁工芸作品を鑑賞することができる。
各種イベントも充実している。陶磁器を実際に作ってみる体験プログラム「セラミックス創造体験」や「私も芸術家」などが企画されているほか、会場別に優秀な陶磁作品の購入コーナーが設けられている。週末には歌手やインディーズバンドの公演が行われる予定だ。

◇ 今回の陶器ビエンナーレ国際公募展では19ヶ国25人の作品が受賞作に選ばれた。金文洙知事とこの日授賞式に参加した作家らが記念撮影を行っている。ⓒ Gニュースプラス
一方、陶磁財団はビエンナーレの開幕に合わせ、国内で初めて陶磁情報ポ-タルサイト「セラミックインフォ(ceramicinfo.org)」を開設、陶磁器に関する情報をオンラインで自由に検索できるようにした。
セラミックインフォは全国にいる陶芸家1,169人の情報をはじめ、全国1,865ヶ所の窯場に関する情報、1万5千冊におよぶ陶磁関連の書籍情報などを取り扱っている。また、歴代京畿世界陶器ビエンナーレ関連の情報や陶芸名匠、陶磁アートワークおよびレジデンシー資料など、陶磁に関する専門的な情報も満載だ。
財団関係者は「セラミックインフォは国内の陶芸界はもちろんのこと、美術界全体で唯一の情報提供ポ-タルサイトである」とし、「世界各地に散らばる陶芸人がお互いの作品に関する情報を共有することのできる空間として、国境を越えた交流の場になることを期待したい」と述べた。 ⓒGニュースプラスニュース| ソン・ラックン kuni1202@naver.com
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