ナビはもういらない？道路名住所をご存知ですか？ (2011.09.07)
7月29日から従来の住所表記を一新、道路名・建物番号で住所表示 京畿道、道路名表示板・建物番号標識設置完了、多角的広報実施

◇7月29日、全国に一斉告示された道路名住所が法定住所として確定された。写真は新しい道路名住所表示板が設置された水原市温井路108番路。ⓒGニュースプラス
7月29日から始まった新しい住所表記法である「道路名住所」システムの全面的な実施に向け、京畿道は当システムを道民に知らせるための取り組みに乗り出した。
道路名住所システムは住所表記を従来の番地方式から道路名や建物番号に一新させたもので、現在OECD加盟国のうち、日本と韓国を除くほとんどの国家で実施されている住所表示制度である。
この住所表示制度は初めて行く場所でも簡単に探すことができ、物流費などの社会・経済的費用を軽減できるだけでなく、緊急事態にも速かに対応できるなど、道民の生命と財産保護のための社会安全網確保にも大きく貢献することが見込まれている。昨年12月韓国行政研究員の研究結果によると、今後50年間この制度を通じて年平均3兆4千億ウォンの費用節減効果が期待できるという。
これに伴い政府は7月29日付で全国一斉告示を通して道路名住所を法定住所として確定、京畿道は道路名住所システム施行への迅速な対処に乗り出した。
道は昨年末まで2万4千個の道路名区間と4万8千個の道路名表示板および78万9千個の建物番号標識設置を終え、6月末までに新しい道路名住所使用者760万2千人を対象に新しい住所システムに対する告知を終わらせた。今年4月からは新しい住所表記方法にともなう住民の混乱を防ぐため、テレビ放送やラジオ、電光掲示板、大型スーパーなど多様な媒体を活用した広報も持続的に行った。
道路名住所施行初日は、水原(スウォン)や安養(アニャン)、儀旺(ウィワン)と共同で儀旺〜果川(クァチョン)間高速化道路儀旺料金所で、新しい道路名住所に対するパンフレットや記念品を配るイベントを実施したりもした。
道の関係者は「道路名住所システムの実施により、住所の資源化を実現、共同使用する関連産業の発展と新規産業の造成が可能となる」とし、「国際的にも広く使用されている住所表記を実施することは、国の品格向上と外国人への配慮、外国企業誘致、観光インフラ構築などの効果を生む」と述べた。
一方、道は今年末までに公帳簿およびその他一般の公帳簿を徐々に転換していき、民間部門や公共部門の道路名住所データベースの構築を支援していく計画だ。
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