USKR敷地価格交渉妥結、局面打開へ
(2011.07.14)

水資源公社-USKR PFV、敷地供給価格5040億ウォンで合意

グローバルテーマパーク工事、2012年着工、2016年までにオープン目指す

◇ 京畿道は敷地価格で意見調整が難航していた韓国水資源公社と事業施行者であるUSKRプロジェクト金融投資会社(PFV)間の敷地価格交渉が妥結したと7日、公式発表した。今回の合意により事業推進が無効になるとも言われていたUSKR建設事業が本格的に開始され、2012年着工、2016年までのオープンを目指すこととなった。USKR鳥瞰図　ⓒ Gニュースプラス

華城(ファソン)市松山(ソンサン)グリーンシティに世界最高のグローバルテーマパークを建設する「ユニバーサル・スタジオ・コリア・リゾート(USKR)」事業が敷地価格交渉を妥結させ、本格的に推進されることが決まった。

京畿道は敷地価格で意見調整が難航していた韓国水資源公社と事業施行者であるUSKRプロジェクト金融投資会社(PFV)間の敷地価格交渉が妥結したと7日、公式発表した。

道は両者が敷地価格の鑑定評価額である5040億ウォンを基準価格とし、本契約締結時に1500億ウォンを支払い、残りの3540億ウォンは5.5％の金利で10年間に渡って分割払いすることで合意したと説明した。今回の合意で事業推進が無効になるとまで言われていたUSKR建設事業が本格的に開始されることとなり、2012年着工、2016までのオープンを目指すこととなった。

USKR敷地交渉がひと段落したというニュースに京畿道はもちろんのこと、韓国政府も熱いエールを送った。金文洙(キム・ムンス)京畿道知事は「積極的な仲介役に努めた中央部署、金成会（キム・ソンフェ）国会議員、蔡寅錫（チェ・インソク）華城市長、その他関係機関、そして大局的見地から交渉を妥結させた水資源公社とUSKR PFVに感謝の意を表する」とし、「華城市と協力して1千億ウォン規模のインフラ構築に努め、中央政府に行政･財政的支援を求める計画だ」と述べた。

文化体育観光部もUSKR建設事業がスムーズに推進されるよう、政府レベルでの支援を惜しまないとコメントした。蔡寅錫華城市長もまた、「USKR事業は華城市のイメージを画期的に向上させ、雇用創出に大きく貢献するもので、USKR事業の早期推進に向けて積極的にサポートしていきたい」と語った。

USKR事業の主幹事であるロッテ資産開発の 金昌権（キム・チャングォン）代表は「華城に建設されるUSKRはシンガポール・ユニバーサルスタジオの2倍の大きさ、アジア最大規模での建設が予定されている」とし、「ロッテグループが中心となってポスコ建設などの既存の参加企業との協力の下、3兆ウォンを投資し、上海ディズニーランドがオープンする2016年までには完成できるよう全力を尽くしていきたい」と述べた。

今回の敷地価格交渉が妥結に至ったのには金文洙知事と金成会議員(華城地区)の役割が大きかったという。金知事はアメリカユニバーサルからの直接投資とロッテグループの事業主管を誘致するため、自ら誘致活動に取り組んだ。それだけでなく、一時凍結状態に陥った土地交渉の糸口を見つけるため、文化体育観光部、国土海洋部など、中央部署に直接協力を要請した。金成会議員も当事者間の交渉をまとめるため、積極的な仲介役に努めたという。

USKR建設事業は直接雇用が約1万1千人、直･間接雇用が10万人以上となる雇用創出事業だ。京畿道はこの事業を2007年から推進してきた。松山グリーンシティの東方敷地435万2819�u(約132万坪)にテーマパーク、シティーワーク、ウォーターパーク、テーマホテル、プレミアムアウトレット、リテイルセンター、コンドミニアム、ゴルフ場などを建設するというのが主な事業内容。ロッテ資産開発など9社が出資して設立したUSKR PFVが事業施行者であり、投資規模は2兆9千億ウォンに達する。

道はUSKRが完成すれば、中国や東南アジアなどからの観光客を中心に年間1500万人以上の国内外の観光客が施設を訪れると見込んでおり、国家のサービス産業や観光産業全般に経済的波及効果を生み出すことと期待している。

道の関係者は「今回の敷地価格合意で、わが国がアメリカ、日本、フランス、中国に続いてG20国家のうち、5番目にグローバルテーマパークを所有する国家へと飛躍する基盤が整った」とし、「USKR事業と並行して推進している西海岸総合開発事業にも力を入れていきたい」と語った。

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