家の畑や庭園を活用、都心で自然を満喫しよう!

投稿日d 2011-06-27 ヒット数 869

コンテンツ

家の畑や庭園を活用、都心で自然を満喫しよう!

(2011.06.12)

「私が描くグリーン京畿道」水の香樹木園で17日まで開催

屋上農園、箱栽培、庭園展示会、体験イベントなど、グリーンな京畿道を実現

1319250543[1].jpg イメージです。

◇京畿道はグリーンな生活環境づくりへの取り組みの一環として、10日から17日まで鳥山市にある水の香樹木園で「私が描くグリーン京畿道」を開催する。11日、樹木園を訪れた親子が「トマト幼稚園」で遊んでいる。ⓒ Gニュースプラス

6月中旬だというのにすでに真夏日並みの暑さとなった11日、鳥山(オサン)市の水の香樹木園では朝から緑色の自然を楽しむために訪れた観光客でにぎわい

を見せていた。子供連れの家族やデートを楽しむ恋人たち、散歩がてら訪れたお年よりまで、たくさんの人々が樹木園を訪れた。

 

ここでは10日から17日まで「私が描くグリーン京畿道」をテーマにした催しを開催、2日目のこの日、樹木園の入り口にある管理事務所前の広場では、様々な体験イベントや展示会が開かれ、訪れた人たちを楽しませた。

広場の右側にはDMZ(非武装地帯)内に生息する昆虫や屋上農園、箱栽培、屋内水耕栽培機などの展示ブースが設けられた。また、廃タイヤをリサイクルして作った小さな花畑、カボチャやキュウリなどのつる植物を植えたトンネル型野菜農園、葉野菜を植え

た箱栽培など、家のベランダや庭園、屋上で栽培することのできる工夫を凝らした様々なアイテムが展示された。

華城(ファソン)市水営小学校の教師イ・ヘヨン(42)さんは「自然と庭園をテーマにした展示会が開かれると聞いて植物探求を目的に科学クラブ

の学生を連れてここを訪れた」とし、「石付け盆栽や押し花づくりなどの体験イベントがあり、子供たちにとっても良い経験となることだろう」と述べた。

水営小学校6年生のホ・イェビン(13)さんは「カボチャやミニトマトが実際に育つ過程を写真でしか見たことがなかったが、今日ここで実際に育つ様子を見ることができた。たくさんの知識を得ただけでなく、野菜に対する親近感も湧いた」と感想を述べた。

 

同じ小学校に通う6年生のソン・ジヘ(13)さんも「タイヤで作った小さな花畑がかわいくて印象的だった。ハンミョウのような昆虫は

本でしか見たことがなかったが、ここでは本物を間近で見ることができた」と語った。

展示ブースのイベント関係者は「都市でも野菜や果物を栽培することができるということを皆さんに知ってもらうため、葉野菜の箱栽培や花壇などを展示した」とし、「家族連れの参加者や幼稚園生、学生などがたくさん訪れた」と説明した。1394072970[1].jpg イメージです。

◇ミニ植木鉢づくり体験広場で、参加者が小さな植木鉢に土を盛り、植物を植えている。

ⓒ Gニュースプラス

 

広場の左側では、ミニ植木鉢、陶磁器鉢、石付け盆栽など、参加者が実際に体験することのできるブースが設けられた。ドライフラワーを用いた

押し花づくりやソッテ(鳥竿)づくり、ネームプレートづくりなど、木を活用した木工教室も

開かれた。

体験イベントはそれぞれ1,000ウォンから5,000ウォンの材料費がかかるだけ。

実際に植木鉢やオリジナル作品を作ってみようとする参加者が列をなしていた。イベ

ントスタッフの説明に従って親子で植木鉢に植物を植えた後は、自分で作ったオリジナル

の植木鉢を袋に詰めて家に持って帰ることができた。花だんに植えると言って大きな手押

し車に植木鉢をいくつものせていく家族連れの参加者も見受けられた。

ミニ植木鉢づくり体験広場で子供たちと一緒に植木鉢を作ったキム・ウン(35・水原市亭子洞)さんは「家でも植物を育てているので植木鉢や園芸などに関心がある。子供たちの教育にも良い

と思って体験イベントや庭園博覧会に参加した」と語った。

小学校4年生のキムさんの息子、ソン・ヨンファン(11)君は「植木鉢の植え方を初めて知った。とてもおもしろかった。今日、僕が作った植木鉢を家に持って帰って水をやりながら一生懸命育てたい」と感想を述べた。

広場の奥にある芝生には、トマトを植えた箱栽培を活用した迷路型の「トマト幼稚園」が設けられた。迷路に沿って歩きながら箱の中で育つトマトを触ったり、トマトの成長を見て「すごい!不思議だ〜」と歓声を上げたりと子供たちは大はしゃぎ。イベントスタッフがトマトに関する説明をし、真っ赤に熟したトマトを子供たちに手渡した。

広場の入り口、総合案内所では、赤レタスやチコリー、オークリーフなど家で育てられる野菜の苗木を先着順に配るビックリイベントが開かれた。

苗木を受け取る参加者が列をなし、広場の入り口は一時大変な混雑を見せたりもした。

山林展示館前のメインステージでは「私が描くグリーン京畿道」の記念行事が開かれた。この場では、グリーンな京畿道実現に寄与した道民に対する授賞式やグリーン京畿の活性化を図る

記念パフォーマンスイベントが行われ、金文洙(キム・ムンス)知事や道農業技術院、道農林振興財団関係者、造景ガーデン大学の学生、道民など100人ほどが参加した。

1370132682[1].jpg イメージです。

◇金文洙京畿道知事が11日、「私が描くグリーン京畿道」の記念行事会場で京畿庭園文化大賞の受賞者らと植木鉢に花を植え、満面の笑みを浮かべている。ⓒ Gニュースプラス

 

金知事は記念の辞で「京畿道が世界のサボテン生産量の約70%を占めている。

砂漠で育ったサボテンよりも美しく長持ちするのが特徴だ。このような優れた農業技術力

をさらに発展させ、未来の京畿道をリードしていく最先端産業へと育成していかなければな

らない」とし、「まだまだ少数の人しかよく知らない栽培文化を誰もが楽しめるよう、大衆

化させていきたい」と述べた。

 

これに先駆け、京畿庭園文化大賞の授賞式が行われた。京畿庭園文化大賞は庭園文化の発展を図り、京畿道と京畿農林振興財団が主催するコンテストで、今年が2回目となる。ソン・ジュホさんの

「庭の風景」、キム・ヨンオクさんの「竹田コニョンケスビルのグリーン村花畑」がそれぞれ個人庭園・共同庭園最優秀賞に選ばれた。

山林展示館1階ロビーと2階の展示室、建物の周りには庭園文化大賞の受賞作品や生活園

芸コンテストの出品作品、造景ガーデン大学の学生と卒業生による屋内・外庭園模型が展示さ

れた。

今回の「私の描くグリーン京畿道」は、庭園づくりや美しい庭園モデルの展示、体験イベ

ント、生活園芸講習などを通じて、参加者らが生活の中で植物や野菜などを育て、自然を

より身近に感じるなど、美しい庭園づくりを大衆化させ、グリーンな文化を活性化させるこ

とを目的にしている。

 

道農業技術院のウォン・ソニ研究員は「週末農場は時間を削って農地まで足を運ばなければならないが、家の中や周辺の花壇などを使っての栽培であれば、日常のレジャーとして気軽に楽しむことができる」とし、「周りを美しくさせたり、良質な食材を供給したりと、子供たちの教育にも非常に良い畑や花壇づくり。今回の催しを通じて参加者らにグリー

ン文化を広く知らせていければ」と語った。

一方、この日の午後、イベント会場では、京畿放送オープンスタジオ、森の中の小さな音楽会、

生活園芸公開講習などが行われた。主要イベント最終日の12日には水の香樹木園の写真コ

ンテストなども行われた。展示会は17日まで続く。
 
1296555791[1].jpg イメージです。

◇「私が描くグリーン京畿道」行事は都市型の畑や庭園づくり文化などを広め、体験イベントなどを通じて参加者らがグリーンな生活を実践していけるよう企画された。

参加者らが屋上農園や箱栽培などが展示されたブースを見回っている。ⓒ Gニュースプラス

ⓒGニュースプラスニュース | ハン・サンヒ gnewshan@gmail.com

http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201106121606256709C049&s_code=C049