金知事がセールスマンに？！3泊4日の大奮闘 (20110530) 25日〜28日、中国、フィリピンを訪問…成果を上げての帰国 超大型ショッピングモールの誘致、公共交通システムの輸出に成功

◇25日、中国北京クラウンプラザホテルで、金文洙京畿道知事と李教範河南市長、アンタレス･チェンキングパワーグループ会長、許仁哲(株)新世界副社長が河南地域課題2事業地区に複合流通団地を建設する内容の投資協約(MOA)を締結した後、記念写真を撮っている様子。ⓒ Gニュースプラス
金文洙(キム・ムンス)京畿道知事が25日から28日までの中国･フィリピン訪問を終え、28日、無事帰国した。中国では、新しいタイプの超大型ショッピングモールを誘致、続いてフィリピンでは京畿道の公共交通システムの輸出に合意するなど、金知事は、これまでとは違った「第3次産業セールスマン」としての目覚ましい活躍を見せた。
金知事はまず、香港のキングパワーグループ、国内の大手流通企業の(株)新世界と投資協約(MOA)を締結し、新しいタイプの首都圏最大規模複合ショッピングモールの建設を約束した。2014年までに外国人直接投資2億5千万ドル(2750億ウォン)を併せた計8億6千万ドル(9170億ウォン)を投資、「ショッピング、エンターテイメント、リゾート」を兼ねた複合ショッピングモールを河南(ハナム)漕艇競技場近辺に建設することに合意した。 仮称「河南ユニオンスクウェア(Hanam Union Square)」は、ブランドデパート2つと超大型アウトレットの周辺にアミューズメント施設を備えた新しいタイプのショッピングモールだ。なお、驪州(ヨジュ)や坡州(パジュ)にあるプレミアムアウトレットの約10倍の大きさで建設が進められる予定だ。 中国で大型資本の誘致に成功した後、フィリピンを訪問した金知事は、訪問先で京畿道の最先端交通システムの輸出に合意した。フィリピンの首都マニラのメトロマニラ開発庁(MMDA)と友好協力了解覚書を締結し、京畿道のGバス運営ノウハウの共有を約束した。 この事業はIT技術を基にした端末機を設置し、統合乗り換えシステムの定着をサポートするもの。これにより、バス運行管理システム(BMS)、パス情報システム(BIS)など、フィリピンにおける広域交通の先進化が進められることが期待される。また、圧縮天然ガス(CNG)バスの導入、先端交通カードシステム、バス総合ターミナル建設などについての技術も同時に提供される予定だ。
今回の海外訪問期間中の金知事のスケジュールは、講演や会談などが続く強行日程であった。北京の清華大学では韓･中交流拡大や南北関係について講義し、「北朝鮮は中国のような自由市場経済体制を取らなければならない」と強調した。また、フィリピンでは、上院･下院議員やマニラ市長との対談を持ち、韓進(ハンジン)のようなグローバル企業への支援を求めた。さらに移民センターや英語教育センターを訪問し、韓国から来た学生たちの安全と留学に関する積極的な行政的支援を求めた。
金知事は「これまでとは違った新しいタイプのショッピングモールを中国で誘致、フィリピンでは交通統合乗り換えシステムで交通革命を起こす予定」とし、「製造業だけでなく文化や芸術、交通などのサービス産業においてもグローバル化や自由化をモットーに今後も積極的な取り組みを続けていきたい」と述べた。 ◇27日、フィリピンのマニラにあるメトロマニラ開発庁広場で金知事の訪問を迎える人々の様子。歓迎する人たちに金知事がハートマークを作って応える。ⓒ Gニュースプラス ⓒGニュースプラスニュース|ナム・ギョンウ echo2008@kg21.net http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201105301319237055C052&s_code=C052