先進国・南北統一、同じ目標を掲げる2人の男

投稿日d 2011-05-30 ヒット数 902

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先進南北統一、同じ目標をげる2人の男

鄭夢準(チョン・モンジュン)前ハンナラ党代表が19日、金知事の招待を受け「韓国の未来と発展」をテーマに講演・・・面談でハンナラ党の基本方針改正への意見に合意

鄭夢準前ハンナラ党代表が金文洙(キム・ムンス)知事の招待を受け、19日京機道庁を訪問した。

鄭前代表は、この日開かれた第238回京畿フォーラムで道の公務員300人余りを前に韓国の未来と発展について講演した。これに先立ち、金知事と30分ほど会談を設け、あいさつを交わした後、政治問題に関しての論議を行った。

鄭前代表は「金知事はソウル大学の同級生だ。金知事は経営学科を卒業し民主化、労働運動への道を選び、私は経済学科を卒業した後、普通のサラリーマン生活をした。お互い異なる道を歩んではきたが、昨年の地方選挙の際に金知事をバックアップする機会があり、その時非常に謙遜で穏やかな人だという印象を受けた。」と話した。

続いて「若い頃の考えが後になって間違っていたと認めることのできる知恵や勇気を持つ人は少ないが、金知事は時代や流れの変化を理解しながら本人の考えを反映していく勇気ある政治家だ」と述べた。

さらに、金知事と鄭前代表は党の主導権と国家統治権の分離を規定するハンナラ党の基本方針を改正しなければならないことで意見を一致させた。鄭前代表は「ハンナラ党に優れた人材がいくら多くいたとしても党の規定に制限されては、時代の変化をリードしていく中心勢力が形成されない」と指摘した。金知事も「党が組織的に7人の足を引っ張る形にあり、大統領選に出るほどの人が党をリードできないとしたら、いったい誰が党をリードしていくのか。鄭前代表の考えに賛同する」と述べた。

◇鄭前代表が京畿フォーラムで「大韓民国、偉大なる誕生に向けて」をテーマに道庁の公務員約300人の前で講演を行っている ⓒGニュースプラス

会談後、「大韓民国、偉大なる誕生に向けて」をテーマに講演を行った鄭前代表は、最近の大企業の問題点を指摘し、「十分な利益や特権を持つ企業経営者らが法を犯し、共同体意識を衰退させることは絶対に許されることではない。大企業の経営者らは企業が属する地域社会や憲法精神に関心を持つことは当然のことだ。」と指摘した。

30年以上前、当時売り上げ、輸出、雇用規模など韓国で1位を誇る企業であった現代重工業の社長を勤めた逸話を取り上げながら「80年代初期、世襲経営という言葉が新聞によく掲載された。所有と経営を分離させなければならないという理由からだが、一理あると思う。実践していけるよう積極的に取り組んでいる」と述べた。

続いて、鄭前代表は大韓サッカー協会の会長を務めていた2002年のワールドカップ当時のエピソードを紹介した。鄭前代表は「97年の金融危機当時、上岩(サンアム)ワールドカップ競技場の建設が取り消されたことを知り、すぐに金大中(キム・デジュン)大統領に面談を申し込んだ。ワールドカップが任期後半に行われ、競技場を建設し大会を成功裏に終了させることができたら、韓国が救済金融を脱したことを全世界に知らせる良い機会になると金大統領を説得し、結局競技場の建設を推進させた」と語った。

また、父親である故・鄭周永(チョン・ジュヨン)会長と韓国オリンピック誘致のため、イギリスのIOC委員との午餐会に出席、IOC委員の説得に努めたエピソードを取り上げ、「88オリンピックは韓国だけでなく、世界的にも非常に意味のある大会であった」と述べた。

「当時韓国はアメリカの帝国主義の回し者、乞食がひしめく国というイメージが強かったが、オリンピックのマラソン中継の際にソウルの発展した姿が全世界に放送され、大変な衝撃を与えた。韓国の威信を高める一大行事となった」と説明した。

しかし韓国が現在置かれている状況を「2つに分かれた韓国と墜落していく与党勢力、ポピュリズム、悪態をつかれる金持ちや政治家、心配はするものの誰も責任を取ろうとしない社会」であると指摘し、「北朝鮮の武力挑発よりももっと心配なのは韓国の分裂現象である」と強調した。

続いて「政治家らが選挙の際の票集めのために、間違いを犯すことはしばしばある。世宗(セジョン)市問題がまさにそれだ。これは、選挙により選出される政治家らの弱みである」とし、「どんな困難な状況においてもこれを克服し、常に挑戦しつづける強いマインドが必要だ。正しいマインドを持つ公務員が国を動かすことができる。新しい未来を作っていくのに公務員皆さんの果たすべき役割は大きい」と語った。

講演が終わった後、鄭前代表は記者会見を行い、大統領選への取り組みと政治問題に関する意見などを述べた。

鄭前代表は記者会見でも金知事との共通点を取り上げ、「卒業後は互いに異なる道を選びはしたものの今の我々の目標は同じである。韓国を先進国へと発展させ、南北統一に向けての取り組みを強化させていきたい」と述べた。さらに「競争はより良い協力態勢を産み出す最適な方法であると思う。金知事とは今後も善の競争を続けていきたい」と語った。

◇鄭前代表は記者会見の場で、金知事との共通点を言及、「 卒業後は互いに異なる道を選びはしたものの今の我々の目標は同じである。韓国を先進国へと発展させ、南北統一に向けての取り組みを強化させていきたい」と述べた。 

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