「オゾン警報システム」で人体への被害を最小限に
投稿日d 2011-05-23 ヒット数 968
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「オゾン警報システム」で人体への被害を最小限に
今月9日から9月9日まで4ヶ月間4つの圏域で状況別に実行
オゾン汚染度に基づき、屋外活動の自制や公共交通手段の利用を求める
京畿道は今月9日から9月9日までの4ヶ月間「オゾン警報システム」の本格的な実施を試みる。この政策は、目や喉の痛み、頭痛や咳などの症状を引き起こすオゾンから道民を守ろうという趣旨で始まった。
これに伴い道は、オゾンの特性上、主に夏場にかけてオゾンの濃度が高まる傾向にあることから、31の自治体と道保健環境研究院にオゾン警報実況室を設置し、圏域別にオゾンの濃度を監視する方針であることを2日、明らかにした。
道内のオゾン警報システムは、金浦(キンポ)・高陽(コヤン)圏域、議政府(ウィジョンブ)・南楊州(ナミャンジュ)圏域、城南(ソンナム)・安山(アンサン)・安陽(アンヤン)圏域、水原(スウォン)・龍仁(ヨンイン)圏域の4つの圏域別にオゾンの汚染度を調べ、この汚染度によって状況別に実施される。1時間ごとのオゾン濃度の平均値を基準に、注意報は0.12ppm以上、警報は0.3ppm以上、重大警報は0.5ppm以上の場合に発令される予定だ。
オゾン注意報が発令された場合は、呼吸器患者や高齢者、幼児などは屋外の活動をなるべく控え、自動車の利用者は運転の自主制限に協力することが求められる。警報発令時には、該当地域の幼稚園や学校での屋外活動を制限し、自動車の通行禁止要請などの措置が取られる計画だ。
警報が発令されると、道は大気汚染電光掲示板やラジオ、マンションの自治放送などを通して、道民に汚染状況を伝えるほか、ツイッター(twtkr.com/airgg)などでも大気汚染度や警報発令状況などの情報をリアルタイムで提供する。携帯への情報提供も行
われており、携帯メールサービスを希望する道民は京畿道大気汚染情報センターのホームページ(air.gg.go.kr/大気汚染情報携帯メールサービス)で申請すればよい。
道は高濃度オゾンに関する被害を予防するため、1997年から毎年、オゾン警報システムを発動させてきた。注意報の発令日数は2004年14日、2005年9日、2008年8日、2009年4日、2010年5日と減少傾向を見せている。
道は今後も、オゾンを発生させる主な原因である二酸化窒素や揮発性有機化合物の削減を図り、塗装施設やガソリンスタンド、塗布作業、大型排出施設の管理を強化する一方で、道路の水掃除や自動車の排気ガス点検などを拡大していく方針だ。
キム・ギョソン道気候大気課長は「大気の汚染測定所が31の全ての自治体に設置されたことにより、保育施設や老人センターなどの集合施設へのSMSメール情報提供サービスを増やせていく。道民へ
の被害を最小限に押さえられる」とし、「オゾン警報発令時には屋外活動や激しい運動を控え、公共の交通機関利用に積極的に協力してほしい」と述べた。
オゾンは強い酸化力を持つ物質で、成層圏と地上層にそれぞれ存在する。成層圏に存在するオゾンは紫外線を遮断し、地球の生物を守る役割を果たしている。しかし、地上付近に存在するオゾンは自動車や工場の排気ガスに含まれる窒素酸化物や炭化水素類などが
太陽光線と光化学反応を引き起こして生成するため、人体に有害な大気汚染物質なのである。
強い刺激と酸化力を持つ気体であるオゾンには毒性があり、目や呼吸器への刺激から始まり、頭痛や咳などの症状を引き起こす。ひどい場合は肺機能の低下や皮膚ガンを誘発することもある。
ⓒGニュースプラスニュース|ナム・ギョンウ
http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201105041420357055C048&s_code=C048
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