蒼空に打ち上げられた6日間の夢!
投稿日d 2011-05-17 ヒット数 1073
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蒼空に打ち上げられた6日間の夢!
京畿航空展5日開幕!10日まで開催・・・事前予約41万人
航空ショーから航空展示・ビジネスまでが総結集
一台の赤い飛行機が白い放物線を描きながら蒼空を飛行する。高空から垂直下降したと思ったら地上ぎりぎりの所でひらりと舞い上がり低飛行する。「すご〜い!」とあちらこちらから歓喜の声が上がる。「どうだい?かっこいいだろう?」まるで飛行の腕前を自慢するかのように豪華な曲芸を見せつける飛行機に子供たちの目は釘付け。ハンガリー出身のパイロット、べレス・ジョルタンによる華やかなショーが宙を舞う。
今年で3回目となる京畿国際航空展が「蒼空に描く夢と希望」をテーマに5日、京畿道安山(アンサン)市四(サ)洞一帯で始まった。こどもの日を迎え、航空展を訪れた家族連れの観光客で大にぎわいを見せたこの日の開幕式は、金文洙(キム・ムンス)京畿道知事と金哲玟(
キム・チョルミン)安山市長がパイロットの服を着た5人の子供たちとヘリコプターに乗ることで幕が上げられた。
.金知事は開会の辞で「京畿国際航空展が今年で3回目を迎え、アジアでも最大のイベントとして注目されるまでとなった」とし、「特に今年は航空部品産業展示会も同時開催され、単純なレジャーの枠組みを超えた未来の先端航空産業の発展動力として大韓民国の発展を担うきっかけになることを期待したい」と述べた。
また、黄俊基(ファン・ジュンギ)京畿観光公社社長は「豪華な航空ショーだけでなく子供たちが実際に見て体験できるよう、様々なプログラムを企画した。プログラムを通してこどもの日を迎えた子供たちが航空展を満喫し、航空や宇宙への夢を追いかけてほしい」と語った。
この日の開幕式には金知事をはじめ、金哲玟安山市長、黄俊基京畿観光公社社長、京畿道地域の国会議員である朴順子(パク・スンジャ)、千正培(チョン・ジョンべ)、李和洙(イ・ファス)議員、道議会議員、ウンゴビ・キタウ(Ngovi Kitau)ケニア大使、金昌準(キム・チャンジュン)米前下院議員など、国内外の多くの著名人1000人が参加した。
今年は航空機の搭乗イベントや体験プログラムが大幅に増えたほか、曲芸飛行、文化行事、産業展などの規模も拡大された。特に、行事期間中、午前10時から午後4時まで行われる航空ショーは今回の目玉行事。航空ショーチーム「グローバルスターズ」と韓国の空軍特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」、アメリカの女性パイロット メリッサ・ファムバートン、ハンガリーのべレス・ジョルタンなど、世界のベテランパイロットたちによる豪華な航空ショーが行われる予定だ。
金知事はこの日、パイロットのマーク・ジェフリーとメリッサ・ファムバートンに韓国の伝統陶磁器で作られた名誉広報大使牌を贈った。
「蒼空に描く夢と希望、京畿国際航空展の開幕を宣言します」
黄俊基京畿観光公社社長による力強い開幕宣言の後、祝砲が打ち上げられた。続いて空高く�Wシュー�Wという轟きと共に8台のT-50機が姿を表した。空軍特殊飛行部隊「ブラックイーグルス」による航空ショーだ。8台の飛行機が白い飛行機雲で太極模様やハート模様を描くと観覧客たちは喚声をあげ、割れんばかりの拍手を送った。
航空展を訪れた観光客は去年よりも充実したプログラムや行事運営に非常に満足した様子を見せた。
月陂(ウォルピ)洞から来たイ・ミヨン(女・34)さんは、「昨年は海兵隊は参加していなかったのに、今回は装甲車や戦車が展示されており、子供たちがとても喜んだ。航空展に来て本当に良かった」と感想を述べた。
ソウルの可楽(カラク)洞から来たムン・ヨンスク(女・43)さんは「去年は会場に入るのに何時間も掛かったのに、今年はスムーズにいった。航空ショーを満喫したい」と語った。
水原(スウォン)から来たキム・ヨンスク(女・39)さんも「ブラックイーグルスの飛行がとても素敵だった。去年よりも多彩なイベントが楽しめた」と語った。
一方で、交通の便の悪さや休憩所の不足に対する改善を指摘する声も寄せられた。富川(プチョン)から来たピョン・ヒョンム(男・45)さんは「どこでどんなイベントが行われているのか、敷地が広すぎて把握することができなかった。シャトルバスや臨時のゾウ列車などがあればいいと思う」と意見を述べた。
道は今回の航空展が航空レジャー人口の拡散と国内の航空産業育成に大きく貢献することと期待している。
イベント会場の中央舞台向かい側には空軍の航空部品展示館や航空産業館が設けられた。産業館では、空軍とT-50を制作する韓国航空宇宙産業(KAI)の航空機装備部品や修理付属品など、1500以上の部品が展示され、航空部品の国内生産・開発促進を図った個別相談会も行われる。
軽飛行機やヘリコプターに実際に乗って始華(シファ)湖上空を飛行する特別体験イベントも見逃せない。航空展ホームページで事前に申し込んだ人の中から504人が選ばれ搭乗する機会が与えられた。
航空教育館で最も興味を引くのは韓国航空宇宙研究院による宇宙認証発行体験ブースだ。子供たちが長く列を作り、その人気ぶりを見せ付けた。この他にもエアーロケット発射イベント、熱気球づくり体験、空気鉄砲づくりなどの様々な体験イベントが設けられた。
イベント会場中央のフードゾーンと農・特産物の直売会場を通りすぎると、シミュレーション体験館と航空体験館が姿を現す。シミュレーション体験館では大人の参加者たちもコンピューターのモニターで航空機を操縦したり、3D立体紙ロボットの「ペイボット」づくり体験などを楽しむことができる。
航空体験館では、様々な体験プログラムが企画され、宇宙往復船操縦室、回転感覚訓練、火星体験など、聞くだけでもわくわくしてくる多彩なイベントが設けられた。月の表面を歩いてみる月面体験、人工の翼を腕に付け、風が吹いた時に飛行機が飛翔する原理などを学ぶ体験コーナーなどが人気を呼んだ。
イベント会場の後方では陸軍の航空作戦司令部の攻撃用ヘリコプター3台とアメリカのアパッチ大隊、空軍陸戦団、警察、山林庁の山火事鎮火用ヘリコプターを合わせた計16台のヘリコプターが展示された。ここでは、子供たちがヘリコプターに乗ってヘルメットをかぶり、写真撮影などができるようになっている。
陸軍航空作戦司令部のオ・イソク准尉は「今回の航空展にはBO105、UH60、コブラ航空機の3台が展示されている」とし、「UH60は映画『ブラックホーク・ダウン』にも出てくる攻撃用ヘリコプターで、ニックネームはブラックホークである」と展示されたヘリコプターを紹介した。
また、航空機地上展示場には、今にも空に舞い上がりそうな数十台のレジャー用超軽量航空機が展示されている。
道関係者は「今回の航空展は航空ショーから航空機・部品の展示会やビジネスなど、航空に関するあらゆる内容が総結集した」とし、「航空産業は未来型高付加価値産業であるだけに、今後も航空機部品の国内生産メーカーの発掘など、大韓民国の航空産業発展への積極的な取り組みを続けていきたい」と明らかにした。
京機道及び安山市が主催、京機観光公社が主管する今回の京機国際航空展(skyexpo.or.kr)は10日までの6日間開催される。すでに41万人の観光客が事前予約するなど、昨年よりもさらに多くの観光客が訪れることが見込まれている。
http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201105051812431421C052&s_code=C049
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