京畿道、南北緊張の中でも日本から3,450万ドルの投資を誘致
投稿日d 2010-12-02 ヒット数 1695
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11月29〜30日、代表団が訪日し、3社の先端企業と投資協約を締結
「京畿道が投資の最適地」であることを証明・・・神奈川県との友好提携20周年の行事も
=>金文洙京畿道知事が11月29日、日本東京の 旭化成イーマテリアルズ本社で開かれた「投資協約式」で旭化成イーマテリアルズの鴻巣誠社長、 申鉉錫京畿道議員らの参加者達と記念撮影を行っている。© Gニュースプラス
金文洙京畿道知事を代表とする京畿道の投資誘致代表団が、日本の3社の先端企業から3,450万ドルの投資誘致に成功した。
最近、三星、LGなど国内大手企業の投資拡大により、日本企業の韓国への投資チャンスが増えるという流れの中で、11月29日から30日までの1泊2日間、日本を対象にして戦略的な投資誘致活動を繰り広げた結果である。
京畿道は今回の投資誘致活動を通じて、 旭化成イーマテリアルズ(株)と二次電池セパレータ製造、(株)サンリッツとTFT-LCD用の偏光フィルム製造、TDK(株)と電波吸収体、磁性材料などの生産に関する投資協約を締結した。金額としては約3,450万ドル規模。
今回の投資により、日本固有の技術を使っての生産が韓国で行われるようになり、今後先端技術の導入及び良質の雇用創出など、地域経済の活性化に大きく貢献できると見込まれる。
1,000万ドル規模のMOUを締結した旭化成イーマテリアルズ(株)は、世界的な化学会社である旭化成コーポレーションの電子電気事業分野を担当する主要関係会社であり、平澤ピョンテク市の玄谷ヒョンゴク外国人投資企業専用賃貸団地内の14,222�uの敷地に二次電池セパレータの加工施設を設置し、韓国法人の旭化成イーマテリアルズコリアを通じて2011年下半期から本格的に製品を生産する計画である。
二次電池セパレータは、携帯電話、ノートパソコン、電気自動車のバッテリーに使われる核心部材である。旭化成イーマテリアルズ(株)はこの分野で世界マーケットの40%以上を占める世界トップの企業。今回の投資誘致を通じて、急増する国内産の最新電子製品バッテリー向けの製品を安定的に供給し、多様な製品の発売と計画的な生産量の調整ができるようになる。
TDK(株)とは、フェライトコアの工場設立に対して1,350万ドルのMOUを締結した。フェライトコアは電気・電子機器を効率的に作動させる多様な電子部品に使われる材料で、最近の高性能情報通信機器、次世代自動車、 液晶TVなどの部品に使われる。
京畿道にはTDK(株)が力を入れている通信機器、自動車、液晶TV事業と関連した企業が多数所在しており、今回の増額投資はTDK(株)と京畿道の両方にシナジー効果をもたらすと予想される。さらに、国内関連産業の発展にも貢献するものと期待される。
(株)サンリッツは液晶ディスプレー用のプラスチック偏光板の製造および研究開発を専門的に行う会社で、平澤ピョンテクの魚淵閑山オヨンハンサン外国人投資企業専用産業団地内での増額投資に対する1,100万ドルのMOUを締結した。これによって、100名余りの雇用が創出されると見込まれる。また、(株)サンリッツが投資するTFT-LCD分野では、韓国の企業が世界市場の52%以上を占めている上で、今後も持続的に大規模の投資を計画しているので、今回の追加投資をきっかけに急成長が期待される。
特に、(株)サンリッツは、京畿道の魚淵閑山オヨンハンサン産業団地に裕昌ユチャンオプティカルという社名で2002年進出して以来、最近まで1,200万ドルの投資をして200名の新規雇用を創出した、京畿道内の模範的な外国人投資企業である。
最近の日本企業の相次ぐ投資は、京畿道が日本企業の投資に最適地であることを証明するもので、韓国の顧客会社との協力強化により韓・日両国企業の共栄をもたらすと期待される。
京畿道の代表団は投資誘致活動の外にも、姉妹都市である神奈川県を訪問し、「京畿道‐神奈川県友好提携20周年記念行事」に参加した。
京畿道と神奈川県は1990年4月に友好提携を締結して以来、経済、文化、学術、スポーツなど、多様な分野で交流協力関係を深めてきた。
今回の訪問は、今年の10月、神奈川県で開かれた「コリアの場」の行事および京畿道で開かれた友好提携20周年記念行事に続いてのことで、過去20年間築いてきた友好・協力関係を基盤にし両地域の未来志向的な協力関係を持続的に発展させるために設けられた。
この他にも、金文洙道知事は友好提携20周年記念行事の一環として神奈川県立保健福祉大学を訪問し、現場中心の福祉政策のために推進中の「無限ケア事業」などを主題に特別講演を行った。
特に、京畿道代表団の今回の訪問は、北朝鮮の延坪島ヨンピョンドへの砲撃により韓半島の安保状況が緊張局面を迎えた中で行われ、投資MOU締結を通じて京畿道が日本企業の投資最適地であることを証明すると同時に、神奈川県との伝統的な友好協力関係を持続的に維持・発展させるきっかけをつくった。
©Gニュースプラスニュース | ジンジェミン(chinjaemin@naver.com)
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