「京畿道発の民願電車です」… 11月29日に初運行

投稿日d 2010-11-29 ヒット数 1448

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*民願: 住民が行政機関に対して行う申請・苦情・その他行政機関に特定の行為を要求する行為

電車で民願処理

西ソ東ドン灘タン〜城北ソンブクの区間で一日4回往復

「道民の時間を節約し、現場に伺う行政サービスの象徴になると思われる」

◇ 民願電車にはチーム長1名をはじめ、公務員3名、就職相談士1名、金融相談士1名など、計6名が搭乗して雇用、無限ケアおよび福祉、生活民願、健康、金融貸出の相談をする。写真は金融貸出の相談をしている様子. © Gニュースプラス 黄ジンファン

11月29日は韓国の民願行政サービスのパラダイムが変わった日として記憶されると思われる。この日京畿道は、全国初で走る電車の中で民願を処理する「走れ!京畿道民願電車365」の運行を開始した。

運行の初日を迎え、京畿道は金文洙知事が参加した中、11月29日午前10時30分、水原スウォン駅で試乗行事を行った。民願電車に乗って安養アンヤン駅まで試乗した金知事は、車両の内部を視察し、 乗客と「不便なところはないか」等の対話を交わした。また、直接民願相談に応じたりもした。金知事は「京畿道は広くて通勤に時間が沢山かかる。民願電車は道民の時間を節約し、現場に伺う民願行政サービスを提供するとの旨で運行するようになった」とし、「これから365日、何時でも道民のいらっしゃる所に伺う京畿道民願行政サービスの象徴になると思われる」と試乗の感想を述べた。初日ということで乗客にとっては不慣れのはずなのに、早くも民願電車に対する熱い反応が出ている。金知事と就職相談をした求職者の金ヘギョン(女性、29歳、龍仁市)氏は、「就職のために職業相談士資格の取得を目標としているが、多様な情報が得られた」としながら「直接、就職センターや雇用安定センターに訪問する時間がなかったが、電車の中で相談サービスを受けることができて時間節約の側面で良いと思う」と話した。この日、民願電車では無限ケア・福祉の相談が人気を集めた。特に、救急状況が発生した際に個人の携帯電話や一般電話で119を押せば、消防署の状況室に事前に登録された申告者の情報と位置を把握して迅速に対応する「U−安心コールサービス」への加入者が多かった。

民願電車365チームの李ソンヨル氏は「餅店ビョンジョム駅から安養アンヤン駅までの間に、5名も加入した。50〜60代の人々が殆どだが、ある嫁さんの乗客は義父の番号を登録したりもした」と話した。

京畿道発の民願電車は、地下鉄1号線の西ソ東ドン灘タン〜城北ソンブクの区間を運行する電車の車両1両を改造し、午前6時30分から午後10時30分まで、午前と午後の2回ずつ、合計4回を往復運行する。片道の運行時間は平均1時間45分。民願電車にはチーム長1名をはじめ、公務員3名、就職相談士1名、金融相談士1名など、合計6名が搭乗して雇用、無限ケア及び福祉、生活民願、健康、金融貸出の相談をする。授乳室、飲み物コーナー、携帯電話の充電器、良心書店、ワイファイゾーン、農業特産物コーナーなど、各種の生活便宜施設も運営する。住民登録謄本・抄本などの簡単な民願書類も、公認認証書を使用することができる人なら車内のノートパソコンを利用して直接プリントアウトすることもできる。

京畿道は今後の運行推移を見ながら、1号線の仁川インチョン〜逍遙山ソヨサン、天安チョンアン〜清涼里チョンリャンリの区間でも民願電車の運営を検討する予定である。それと共に、世界初の民願行政サービスであるだけに、民願電車の特許登録も推進する方針である。呉テギョン京畿道自治行政課長は「民願電車は類例のない世界初の民願サービスとして、忙しいサラリーマンと大学生などの若者階層から良い反応を受けられると思っている」としながら「乗客が持続的に利用することができるよう、新しいコンテンツを開発し、サービスを改善していきたい」と述べた。

◇ 授乳室、飲み物コーナー、携帯電話の充電器、良心書店、ワイファイゾーン、農業特産物コーナーなど、各種の生活便宜施設も運営する。住民登録謄本・抄本などの簡単な民願書類も、公認認証書を使用することができる人なら車内のノートパソコンを利用して直接プリントアウトすることもできる. © Gニュースプラス 黄ジンファン

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