「アンコール!」 DMZドキュメンタリー映画祭に相次ぐ賞賛
投稿日d 2009-11-06 ヒット数 3937
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「韓国は今後世界をリードすることになるでしょう。『DMZドキュメンタリー映画祭』の開催を通じて、その可能性を確認することができました。」
京畿道が非武装地帯DMZと坡州出版都市で開催した「第1回DMZドキュメンタリー映画祭」は、5日間の宴の幕を閉じた。なお、多くの来場者からは「アンコール」を求められたという。
DMZドキュメンタリー映画祭は、戦争中のイスラエルとパレスチナ出身の監督が席を同じくして映画をみ、平和を語るなど、南と北、世界が共存する喜びを満喫できた大変意義深いものだったという評価だ。
金文洙京畿道知事は、「閉ざされた空間であるDMZが平和と夢の空間へと生まれ変わった」とし、「映画祭を通じてDMZならではの平和と生命、環境と生態の価値を広く知らせるとともに、世界的な安保・生態観光地へと発展させていきたい」と述べた。
<外国人監督「板門店を舞台にした映画を作りたい」−DMZへの関心高まる>
今回の映画祭では、世界の有数ドキュメンタリー映画61作が上映され、観客から嘆声が上がった。また、展示会や体験、街頭公演、ワークショップなど多様なイベントのほか、「2009坡州出版都市−秋の本祭り」も開催された
とくに、DMZのテソンドン村に映画館をオープンし、地元住民と近隣地域の部隊員のための文化空間を設けた。また、映画祭の期間中に行われた「DMZ Docs平和長征」や「DMZ平和自転車行進」では、臨津江の景観や分断の象徴である鉄柵線を間近に見ることができ、参加者からの反響が大きかった。
<複合文化フェスティバルの場を設けたことに相次ぐ賞賛>
今回のDMZ映画祭は、映画祭とDMZ平和大長征、自転車行進など、体験プログラムが大変充実しており、人々が直接見て楽しむことができる、とてもユニークな文化フェスティバルだという話が来場者の口コミで伝わり、「映画祭をもう一度開催してほしい」「ソウルや地方でもこういうドキュメンタリー映画が観たい」とアンコールを求める声が絶えない状態だ。
ファン・ソンテ京畿道文化観光局長は、「京畿道は世界唯一の分断国家である韓国のDMZがもつ平和と共存の意味を広くアピールすることに努めてきた。ドキュメンタリー映画祭は、ドキュメンタリーならではの真実性で、平和や生命、環境へのメッセージを広く伝えることができた」とし、「映画祭、ウォーキング、自転車行進、本祭りなどのイベント開催で、DMZ映画祭は複合文化フェスティバルとしての役割を見事に果たし、DMZの観光化は順調に船出できた」と感想を述べた。
映画祭の閉幕式が行われた10月26日は、月曜日の午後にもかかわらず大勢の人が出席し、映画祭への高い関心を示した。チョ・ジェヒョン委員長は閉幕宣言で「今回親子で一緒にドキュメンタリー映画を見た職員の一人は、自分の娘が『映画を観ただけなのに世の中が全然変わって見える』と感想を述べた」とし、第2回映画祭の成功開催を祈った。
なお、国際競争部門のグランプリは、シャミール監督の「反ユダヤ主義についての報告書」。1500万ウォンの賞金とともに、映画祭の閉幕作品として上映された。
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