京畿道、東南アジアの大型流通企業とMOU締結

投稿日d 2009-08-14 ヒット数 3717

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韓国産農食品が京畿道のブランドをつけて東南アジアの前哨基地であるベトナムとシンガポール市場への参入を図る。京畿道は、7月30日ベトナム・ホチミンにてベトナム最大流通企業(国営企業)の「Saigon Co.op」とMOUを締結したことに続き、8月3日にはシンガポールの「Freshmart Singapore Pte Ltd」とMOUを締結した。

 

これにより、京畿道産農食品の輸出拡大に向けた安定的な流通網と広報チャンネルを確保することができると思われる。アン・スファン農産流通課長は、「ベトナムとシンガポールの食文化は保守的な側面が強いが、それだけ潜在性も大きいので、絶えずアタックしてみるしかない」とし、「とりわけ現在、韓・EU FTA交渉が妥結されるなど、農産物開放による後遺症を最小限にとどめられるためにも、輸出農業からその解決策を探るしか方法はない」と述べた。

 

ベトナム、シンガポールは、アメリカ、ロシア、日本などに比べ、農食品の輸出はまだ少ないほうだが、ベトナムの場合2004年677千ドルであった輸出額が昨年は3815千ドルを記録し、シンガポールの場合も2001年590千ドルであった輸出額が昨年末3436千ドルを記録するなど、増加傾向にあることは確かだ。

 

今回京畿道とMOUを締結した「Saigon Co.op」は、ホチミンを基盤に中大型流通店舗37ヵ所を展開中であり、2015年まで100ヵ所の展開を目指している。「Freshmart Singapore Pte Ltd」は、シンガポール最大の果実及び野菜類の専門輸入企業として36百万ドル相当の売上を記録している。

 

今回のMOU締結へのフォローアップとして、京畿道は今年度末までキノコ類、梨、キムチ、人参類、お茶類、麺類、ノリ、伝統酒、ライスヌードルなど、約30品目を「Saigon Co.op」のホチミン本店などの主要店舗で大規模の販促行事を行う予定だ。また、シンガポール「NTUC FairPrice Co-operative Ltd」など、7つの流通企業263店舗でも5月からエリンギの販促行事を行った結果、7月末現在19トン77千ドルの輸出を達成した。