「世界人の日」を迎え、京畿道10都市で多文化行事開かれる

投稿日d 2009-05-26 ヒット数 4534

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今年で2回目を迎える「世界人の日」を記念して、「多文化」を体験し理解できる多彩な行事が京畿道各地で行われる。

 

全国89万1000人余りの在韓外国人の31.2%に当る27万7900人が居住する京畿道では、世界人の日である今月20日を前後にして、安山、水原、華城、金浦、城南、始興、高陽、議政府、坡州、抱川など、10都市で世界人の日と多文化週間(20〜26日)を記念する大規模行事が行われる予定だ。

 

特に同期間に道内で開かれる行事は、在韓外国人を励ますための一方的な内容ではなく、韓国人も参加して共に生きる隣人としての認識を肌で実感できるよう、多様な世界文化体験が用意されている。

 

まず、水原市では17日午前10時から仁溪洞の水原第1野外音楽堂にて在韓外国人など5000人が参加する「多文化一家族フェスティバル」が開催される。特に、同日の行事では在韓外国人と韓国人が一体となって2009人前の「多文化ビビンバ」をつくる異色行事も予定されており注目を集めている。そのほか、韓国料理競演大会、世界文化体験、各国料理が食べられる屋台なども設けられる。

 

安山市では17日午後1時から安山文化芸術の殿堂月見館において「多文化都市宣布式」を兼ねた記念式が開催される。また、同日午後3時からは15の外国人チームが韓国歌謡、自国の伝統舞などを競う「外国人競演大会」が開かれる。同大会の受賞者は24日午後2時から元谷洞の国境なき街にて世界人の日記念多文化公演を演じることになる。特に安山市は5月1日付で知識経済部から「多文化町特区」に指定されたので、世界人の日を迎えて同日多文化町特区宣布式も行う計画だ。

 

道では、外国人住民の国内定着支援と権益保護のため、2004年から道費を支援(1ヶ所当たり15億ウォン)しており、今回開館する華城市外国人福祉センターは、南楊州、水原、始興、安山に続いて5番目にオープンする施設である。今後もこういった施設を外国人住民の増加、市・郡の状況などを考慮して年次的に拡充していく方針だ。

 

京畿道と華城市が32億8800万ウォン(道費15億ウォン)を投じ、地下1階地上3階で建設する華城市外国人福祉センターは、展示室、教育室、診療室、相談室などがあり、韓国語教育、苦情相談、生活上の便宜を図るサービスの提供、文化体育行事の開催など、外国人の韓国生活への適もサポートする。