京畿道、駐韓欧州連合商工会議所(EUCCK)と相互協力MOU締結
投稿日d 2008-10-28 ヒット数 5233
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京畿道が欧州企業の韓国国内への投資を促し、ヨーロッパとの文化、観光、教育など多方面における交流活性化のため、08年10月9日(木)駐韓欧州企業らの代表連合体である駐韓欧州連合商工会議所(EUCCK)と相互協力MOUを締結し、EUCCKの会長でありルノーサムスン自動車の代表取締役であるジャン・マリー・ウェルティジェ会長を京畿道の広報大使に任命した。
今回のMOU及び広報大使任命をきっかけに京畿道とEUCCKは、▲ EUCCK欧州事務所による欧州企業投資誘致 ▲ 投資情報交換及び主要プロジェクトの推進 ▲ 欧州映画祭の京畿道内の巡回開催 ▲ 在韓ヨーロッパ人を対象にした京畿道文化体験イベントの開催 ▲ ヨーロッパとの学術会議及び教育事業の推進 ▲ 駐韓欧州企業家と京畿道内企業家との商工人親善スポーツ交流 ▲ 疎外階層のための社会貢献活動 ▲ 対北朝鮮支援事業などにおいて協力し合うことになる。
EUCCKは、韓国に進出している800社近い欧州企業の代表が中心となっている連合体である。同団体は1986年結成して以来、韓国の投資誘致活動の支援や対北朝鮮支援事業、社会貢献活動など、多様な事業を展開している。
今回京畿道とEUCCKとのMOU締結により最も期待されるのは、言うまでもなく欧州企業らの投資誘致拡大である。
OECDによると、韓国は2004年以降OECD加盟国の中で唯一外国人企業の直接投資(FDI)が減少しているだけでなく、FDI誘致額もOECD30カ国のうち29位となっている。(OECD、08年7月)
しかし、全国的なFDI減少傾向にもかかわらず、京畿道は金文洙知事就任以来、43企業103億ドルという目覚しいFDI誘致成果を達成している。但し、その中の20社がアメリカ企業であるため、昨今のような金融危機に直面すると対応が難しくなる。それで投資国家を多角化する必要があるとの議論が提起されつつある。したがって、米国についで大規模FDI投資を行っている欧州地域への投資誘致活動の強化が早急である今、EUCCKと相互協力に関するMOUを締結したことはきわめて意味深いものといえる。
同行事に参加した京畿道の経済投資管理室長や文化観光局長は、「今回の行事をきっかけに欧州企業の追加投資を積極的に呼び込むつもりだ」とし、「なかでもヨーロッパの有数な映画祭や名門大学の分校誘致などは、近く目に見える成果があげられるものと思われる」と述べた。
さらに、広報大使に任命されたジャン・マリー・ウェルティジェ会長は、「韓国は優秀な人材が多く、発展の可能性が極めて大きい国だ」とし、「危機がチャンスだと思って多数の欧州企業の韓国進出を促すと共に、文化・教育・観光などの分野においても実質的な交流活動が行われるよう積極的にサポートしていく」と語った。
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生年月日: 1951. 1. 4 / フランス・トゥール生まれ
学 歴: フランス国立交響−ドロー大学校卒業(1973)、
フランス・インシアドMBA取得
職 位: ルノーサムスン自動車CEO(2006~)
駐韓欧州連合商工会議所会長(2008~)
受 賞: 2005年「今年のエンジニア」に選ばれる(Nouvelle Usine 誌)
駆使言語: 英語、スペイン語、ドイツ語
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一方、金文洙道知事は「韓国が世界的な景気低迷から脱出できる唯一の方法は、果敢な規制改革による企業の旺盛な投資拡大だけである。残りの任期中に海外投資企業の誘致に全力で取り組む決心だが、首都圏地域に対する不合理な規制が続く限り、大きな期待はできない状態」とし、「政府と政界の迅速かつ果敢な規制緩和を求める」と訴えた。
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