京畿道の文化施設、バリアフリーを目指す
投稿日d 2008-06-23 ヒット数 5301
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安心して文化・レジャ生活を楽しんでください!
京畿道は、コンサートホールやスポーツ競技場などで、ステージが一番よく見える場所、いわゆるロイヤルボックスを「障害者の最適鑑賞座席」として指定し、障害者の文化・レジャー生活をサポートすることにした。
従来、大半のコンサートホールやスポーツ競技場などに設けられている障害者席は、ほとんどが会場の最後尾にあるため、座席までのアプローチも難しく、健常者の頭が邪魔になってステージが見えない場合が多い。
京畿道は、このような問題を解決し、障害者の文化体験をサポートするため、公演施設などの客席中央部に障害者席を設けられるよう、2005年「京畿道公共施設内における最適障害者鑑賞座席の指定設置運営条例」を制定し、必要な予算1612百万ウォンを京畿道の公共機関及び各市・郡へ交付した。
それにより、京畿道内の文化の殿堂や道立国楽堂など61の施設に959の「障害者席」が設けられるようになった。さらに、障害者の保護や移動のため、障害者席すぐ近くに介護者席を用意するほか、便利な移動のため「障害者専用通路」や「リフト」などの施設も設置し、障害者と健常者が平等に文化・レジャー活動を楽しめるようにしている。
京畿道は、新しく建てられる文化施設に対し、「障害者席」の設置義務をきちんと守っているかを持続点検すると共に、今年4月11日から施行されている「障害者差別禁止法」の趣旨により、障害者が全ての生活領域において健常者同様の扱いを受けられるよう、多様な福祉施策を講じていくつもりだ。