京畿道、アジア太平洋地域における戦略的パートナーシップ構築

投稿日d 2008-06-02 ヒット数 4998

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京畿道とカナダ・ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の姉妹協定調印式が水原・華城行宮にて行われた。 
金文洙京畿道知事は、19日午後、キャンベルBC州首相と水原・華城行宮にて「京畿道−カナダBC州の姉妹協定調印式」を行い、経済や文化、観光、都市開発、環境などにおける協力を約束した。1997年に締結した京畿道−BC州の経済協力MOUが一段階アップグレードされたものといえる。 

金知事は、道庁状況室にて訪問団を迎え、首相一行50人を華城行宮のほうへ案内し、朝鮮正祖時代の伝統竜駕行列再現をもって訪問団を歓迎した。続いて、王様がよく立ち寄った落南軒へのぼり姉妹協定調印式を行ってから、キャンベル首相には京畿名誉道民証を授与した。 

カナダBC州政府と州議会関係者、企業家で構成された今回の訪問団は、伝統儀仗兵と吹打隊の査閲に初めて接し、驚いた表情で「ワンダフル!」を連発した。さらに、行宮入り口の新豊楼から落南軒まで歩きながら、行宮建設に使われた挙重機(揚重機)をはじめ、行宮隅々をカメラに収めるのに余念がなかった。 

金知事は「道知事の私もこういう伝統姉妹協定式は初めて。就任式もこれほど素晴らしいものではなかった」とし、「世界文化遺産の華城行宮の美しさを思う存分楽しんでほしい」と述べた。これに応じキャンベル首相も「道知事のみならず州首相の私もこれほど素晴らしい歓待は初めて」だとし、「京畿道とBC州が一つになり、緊密な協力関係を維持していこう」と強調した。 

調印式終了後、金知事は「いつまでもわが京畿道を忘れないでほしいとの意味を込めて用意しました」とし、キャンベル首相に名誉道民証を授与した。これに対しキャンベル首相は、「死ぬまで忘れられない」と重ねて感謝の意を表した。 

その他、金知事は道庁の外国人職員のドナルド氏を、「京畿道のカナダ人公務員ですが、京畿道へお婿に来て幸せに暮らしている」と訪問団に紹介し、「奥さんは水原支庁の公務員でしたが、夫婦が一緒に働けるよう配慮し、今は道庁で勤めている」と話して、みんなから笑いを取った。 

キャンベル首相も、「わが訪問団にも韓国人職員チャールズ・キムがいる」と紹介し、「二人の外国人職員が、京畿道とBC州の友好協力の架け橋となり、今後両地域の市民の円滑な交流のため、ともどもに全力を尽くしてまいりましょう」と述べた。 

同日の夕方、金知事は、サムスン電子や光教テクノバレーツアー、新・再生エネルギー企業投資説明会といった日程を全部済ました訪問団を、水原市にある京畿道中小企業総合支援センターへ招待し、韓国伝統の扇の舞や四物ノリ公演を観賞しながら食事を共にした。 

カナダ西側に位置するBC州は、州都のビクトリアとバンクーバーが主要都市となっており、在カナダ韓国人の数は、およそ5万〜6万5000人に達すると言われている。