京畿道、環境にやさしい品格ある住宅団地建設

投稿日d 2008-05-09 ヒット数 5446

コンテンツ

京畿道は、城南・パンギョ地区の西パンギョに従来の共同住宅団地とは差別化された自然傾斜地を最大生かした環境にやさしい、品格ある住居団地の建設を発表した。 

同団地は、自然と調和のとれた創意的な住居団地として、従来の共同住宅団地とは差別化された模範的な低密度の住居団地建設に向け、世界的に有名な外国建築家と国内建築家が共同参加する国際指名懸賞設計から選ばれた作品で建築される。 

現在、わが地域の住居文化は、山地型である韓国の地形を考慮せず、大掛かりな土木工事により傾斜地をなだらかな平地に変えるのが一般的である。しかし、こういう大規模な人工地盤は、住空間と自然との交流を断絶するというデメリットがあるが、西パンギョに建設予定の住宅団地は、環境にやさしい住居モデルを提案し、傾斜地というデメリットをメリットとして活用する計画だ。こういうデザインへのアプローチ方法の改善により、地形に順応する形で、土地の価値を最大生かすテラスハウス式の住宅団地にするという。同団地は、今年5月に着工し、2008年9月に一般供給される予定だ。 

供給計画としては、フィンランドのペカ・ヘレン作品98所帯、日本の山本理顕の作品が100所帯、アメリカのマーク・マック作品102所帯を含む計300所帯が供給される予定だ。容積率65%の4階以下低密度の環境にやさしい住宅団地として開発されるという。住宅の形態は、109�uから207�uの中・大型住宅であり、30の多様な規模で構成され、入居者の選択の幅が広くなる。それに各所帯への出入りが独立している上、断層・複層構成となっており、一戸建てのような独立性を味わえるというのが大きなメリットである。 

西パンギョに供給される同団地は、周辺の自然地形に順応する環境にやさしいデザイン手法で、大胆かつ画期的なデザインにチャレンジした。そのため、マンション一色の画一化された共同住宅の住居文化から脱皮し、多様かつ国際的な住環境とコミュニティー文化を形成するには、最適のきっかけになる見通しだ。京畿道は、今後入居者の反応を見極め、同一類型の住宅団地開発を積極的に進めていく方針だ。