京畿道、「多文化・一共同体プログラムの運営」

投稿日d 2008-04-08 ヒット数 5241

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‐メンター制を活用して基礎学力の向上を図る、 
‐体験活動を通して韓国文化への理解を深める
 

最近、国際結婚や外国労働者の増加により、わが地域(京畿道)にも多文化家族の子供が増えている。そこで、彼らが学校生活で経験する言語障害や異文化への理解、学習低迷からくる疎外感や異質間といった諸問題を解決するため「多文化・一共同体プログラム」を運営するつもりだ。 

先月行った調査によると、現在京畿道内に住んでいる多文化家族の子供数は、小学生2283人、中学生460人、高校生127人、合わせて2870人となっている。この「多文化・一共同体プログラム」というのは、多文化家族の低学年の子供を主に対象として、前・現職の教師や教育経験のある人をメンターにし、学校授業のサポート、読書・論述指導、数理クラスなどの活動を行い基礎学力の向上を図るというものだ。さらに、学校外においても、伝統文化体験や文化遺跡踏査、生態体験プログラムの運営など、さまざまな体験型プログラムが設けられている。 
このプログラムへの参加を申し込んでいる22の市・郡にある90校(小・中学校)をモデル校にして、本プログラムを運営する計画だ。 

また、これを京畿道民の多文化への理解・相互尊重を深めるきっかけにし、多文化家族の子供の韓国文化や社会への定着をサポートする一方、基礎学力の向上を図ることにも励むつもりだ。 

さらに、今後多文化家族の子供にもより深い関心をもち、彼らのための支援事業の発掘にも関係機関と一層緊密に連携していきたい。