北東アジアの造園専門家、一堂に会する

投稿日d 2007-10-22 ヒット数 5602

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– 京畿農林振興財団10月24〜26日日中韓国際造園専門家会議 

北東アジアの造園関連の学問的・技術的な交流のための「第10回日中韓国際造園専門家会議」が「文化様式としての造園の発展と拡張」というテーマで10月24日〜26日水原(スウォン)の京畿中小企業総合支援センターで開催される。 

日中韓国際造園専門家会議とは1998年にスタートされた日中韓3カ国が順番に回って開催し、3国の環境、都市、生態、観光文化など造園に関する学問及び技術に対する情報交流と学界、業界、行政機関間のネットワークの構築のために開催される。 

京畿道(キョンギド)のサポートにより京畿農林振興財団、韓国造園学界、中国風景園林学界、日本造園学界が共同で主催する今回の行事にはキム・ムンス京畿道知事を始め、韓国、中国、日本の造園に関する学者、公務員、業界の代表など約300人が参加する予定である。 

特に25日に開かれる国際セミナーでは「緑色のオリンピック」をスローガンに推進中の」2008北京オリンピック」を控えて都市の45%を緑地として拡大している中国北京の緑地政策などを紹介する時間が設けられている。 

「緑色オリンピック」の北京、造園事例・現地訪問・造園展示会など開催 

また大都市地域で工場などの他の用途に使われていたが都心公園に新しく誕生する日中韓3国の「自然復元プロジェクト」を比較、分析するなど計9つに達するテーマの発表が続く。 

最後の日である26日の先進地の踏査では水原、華城(ファソン)、龍仁(ヨンイン)の湖巖(ホアム)美術館, 伝統庭の「ヒウォン」、 華城龍珠寺(ヨンジュサ)など世界的にその価値が認められている 京畿道の文化造園遺跡地を現場踏査する計画である。 

一方、今回の国際造園専門家会議期間中に「都市インフラ-造園に合う」というテーマの「2007大韓民国環境造園大展」の展示会も観覧できる。そのために造園、建築、園芸、都市計画学科の学生が応募した計210の作品のうち、大賞「Spine Landscape(チェ・ヨンジュン他2人)」を始め計47点を授賞作として選定した。展示会の場所は京畿中小企業総合支援センターの大会議室(1階)、観覧料は無料である。 

キム・ドクヨン財団の取締役は「3カ国の造園発展のマッセンジャーにる今回の会議は多様な学問と技術情報を交換する重要な場になり、京畿道の歴史遺産文化を通じて韓国の伝統造園を全世界に広めるための良い機会になるだろう」と述べた。