京畿道、音声で聞くことができる公文書の製作
投稿日d 2007-08-20 ヒット数 5445
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京畿道(キョンギド)は文書を音声に変換して聞くことができる公文書を製作する。
京畿道は視覚障害者など社会的弱者が公文や多様な種類の出版物を自由に利用できる基本的な環境を造成、情報を得る際の不便さを大きく解消するために音声公文書を製作していると明らかにした。
全国自治体の内、初めて施行されるこの「音声公文書」は公文の右側の上に高密度の二次元バーコードを付けて出力、ここに認識機を当てると公文の全ての内容が音声で流れてくるように構成されている。
京畿道は今月からまず障害者福祉課で生産される全ての公文書と広報物などの出版物に音声公文書を今年末までモデル的に施行した後、成果が良い場合、来年から京畿道で生産される全ての公文書と広報物などにも段階的に導入するように推進していく計画である。
この二次元バーコードはハングルはもちろん英語と日本語など多様な外国語を全て音声に転換できるため公文書や本のみならず各種証明書や処方箋の内容、ひいては楽譜まで音で表現できるため視覚障害者に大きく役に立つと思われる。
特に今年は「障害者差別禁止及び権利救済などに関する法律」が制定されており来年8月から施行される予定であるため、全障害者に差別のない情報提供のために非常に時宜にかなった導入であると評価される。
一方、韓国の視覚障害者は20万人以上である。しかし点字を読める人は10%に過ぎず、この二次元バーコードの導入は非常に意味深いと評価される可能性がある。
視覚障害1級であるキム・キョンスクさんは「この間点字がなければ他の人たちの助けを受けなければだめだったが、これからは一人でも音声で聞けるし理解もできるためとても楽になった。感謝している」と不思議がっていた。
京畿道はこの「音声公文書」は「視覚障害者のみならず視力の落ちた高齢者や字を読めない人も容易且つ楽に情報を得る際に非常に役に立つだろう」と期待している。
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