世界陶磁ビエンナーレ「幸せな悲鳴」

投稿日d 2007-05-07 ヒット数 5933

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フェスティバル開幕四日ぶりに100万人突破「大ブレイク」 
作品毀損の恐れから職員の家族まで総動員 

 
◇ 27日開幕した2007第4回京畿道世界陶磁ビエンナーレ会場の京畿道利川ソルボン公園内の造形物の前で 
観覧客たちが面白いポーズで記念写真を撮っている。ⓒ キニュースミン・ウォンギ 

京畿道が「幸せな悲鳴」をあげている。 
「未来のアジアを造ろう」というテーマで開かれた第4回京畿道世界陶磁ビエンナーレが開幕四日ぶりに 観覧客数100万員を突破したからである。 
世界陶磁器EXPO(代表クォン・デュヒョン)は先月28日に開幕した陶磁ビエンナーレの観覧客数が四日間106万5千人余りに集計されたと2日、明らかにした。 
100万観客突破は去る3回のビエンナーレの時よりなんと一週間も早いものである。去る2005では開幕11日ぶりに100万観客を突破した。特に去る1日(メーデー)には雨の降る天気にも関わらず多くの観覧客で満員を記録した。 

 
(金ムンス京畿道知事が27日、京畿道利川ソルボン公園で開かれた2007第4回京畿道世界陶磁ビエンナーレ開幕式に出席してクォン・デュヒョン世界陶磁器EXPO代表理事の案内を聞きながら展示された作品を見ている。 
ⓒキニュースミン・ウォンギ ) 

週末の間最も人気の高かったコーナーは利川のキッズワークショップと泥遊び公園、トヤ遊び場、麗州の泥遊び場など、野外で直接土を踏み、触って見ることができる体験プログラムである。 
なお、利川のソルボン公園の会場の正面に設置された世界最大の陶磁楽器「ソリナム(音の木)」も十分目を引いた。 
この他にも各会場には一般観覧客と陶芸人たちが一緒に参加するクレイ・フェスティバル、職場人バンドとB−BOY公演などが開かれるプリンジ・フェスティバルなど、多様な見所で一杯である。 
特に、今週の週末には子供の日を迎えて李ヒョンセ、黄ミナなど有名な漫画家たちが直接漫画のキャラクターを描き込んだ「陶磁と漫画の出会い」展が開かれる。 
また、油薬を塗った陶磁器を観客が直接焼いて家へ持ち帰ることができる野外素焼きイベントも設けられた。 
一方、各地域の会場毎に観覧客が絶えず押し寄せてきて、展示作品の管理が関心事になった。 
目白押しの観覧客のせいで展示場の中が込み、好奇心旺盛な子供観覧客が作品を毀損したり、破損する恐れが生じたのである。 
陶磁器EXPO金ドンジン広報チーム長は「展示場毎に案内要員とボランティア要員を配置して作品が毀損されないように最善を尽くしているが、予想よりもっと多い観覧客が来場していて統制が難しいのが事実である」と述べながら、「幸いにも今まで大きな事故はなかったが、作品の安全のために人員を補強するなど対策を講じている」と述べた。 
これにより主催側は子供の日がある今週の週末にはもっと多くの人々が来場するだろうと予想して、作品の損傷を防ぐために職員の家族たちをボランティアとして投入する予定である。 

 
(27日京畿道世界陶磁ビエンナーレ式前イベントで一人の子供が土で作った笛を演奏している。 
ⓒ キニュースミン・ウォンギ )