「南北協力北朝鮮農村現代化事業」本格実施

投稿日d 2006-03-20 ヒット数 6220

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「南北協力北朝鮮農村現代化事業」本格実施 

– 政務副知事、北朝鮮民和協と合意書締結 –

3月15日から18日まで 3泊 4日間キム・ソンシク政務副知事を団長に一代表団が平壌を訪問して北朝鮮代表団(団長民族仲直り協議会副会長ジョン・ドッキ)と会談をして「南北協力北朝鮮農村現代化事業」に対して合意書を締結した。 

両側は今年から 3年(2006〓2008年)にわたって平壌直轄市江南君ダンゴク里でこの事業を本格的に施行する。 今回の合意で稲作協力事業だけではなく農業インフラ造成事業、 生活環境改善事業などが同時に推進される。 

※ ダンゴク里の地理的な位置は平壌から南に約 20km 離れていて、開城方向高速道路辺に隣接(北朝鮮の行政体系は市道-軍(区域)-里 3段階で、北朝鮮の“里”は南韓の“面”位の規模) 

 
[合意書交換: ボトン江ホテル(北民和協ジョン・ドッキ副会長、 京畿道キム・ソンシク政務副知事)]

<稲作協力事業> 
– 去年には3haだった農耕地を、今年には 100ha(30万坪)に拡大してダンゴク里人民たちと共同で稲作協力事業を推進する事にした。また、 稲種子は両側が半分ずつ種まき(男 : オデ稲、 北 : ピョンド 15号)し、稲栽培方法は京畿道栽培法で推進する。 
– 京畿道は農機械と資材、営農技術と技術者を派遣し、北朝鮮が農耕地と労動力を提供して栽培管理を担当する。
 

<農業インフラ造成事業> 
– 農業インフラ造成を通じる恒久的な農業生産性の増大のために農路を包装して用・排水路を設置して農業用地下水を開発し、干場と道程工場を建設する。また、 ビニールハウス育苗場 約3,600坪を設置すること。 
– 京畿道は関連設備と装備及び機資材の提供と技術者の派遣を、北朝鮮は労動力と骨材などの資材を提供すること。
 

<生活環境改善事業> 
– 里所在地を連結する道路及び道路を包装し、託児所と病院などを補修及び新たに建設すること。 
– 京畿道は関連装備と機資材の提供と技術者の派遣を、北側は労動力と建設に必要な骨材など資材を提供する。
 

今回の事業は去年孫鶴圭京畿道知事の新年辞を通じて提案した稲作試験事業が成功的に推進されるによって京畿道と北朝鮮の相互信頼がもっと深くなったのが根本になって、今年には稲作協力事業だけでなく農業インフラ造成、住民生活環境改善まで拡がる協力事業に発展した。」 

今回の合意は孫鶴圭京畿道知事が世界平和祝典で提示した平和経営政策の一部分として地方自治団体次元を越した今後の南北交流協力事業の始まりだ。 

今回の訪問を通じて両側は南北関係が韓米軍事合同訓練などで梗塞されている局面にもかかわらず、この事業の重大さを勘案して相互が緊密に協力する中で、諸般の事業を最初の日程どおり推進する事にした。 

これによって、京畿道は 3月 22日にビニールハウス育苗場設置のための技術陣を訪北するようにして現地で約 2週間作業を実施する計画であり、稲種子と肥料・農薬など農業資材と装備などを 3月下旬に北朝鮮に運送して4月中旬に本格的な事業を始める計画だ。 

 
[合意書を交換した後に記念撮影]