韓国のブルドーザーが北朝鮮へ上陸

投稿日d 2006-01-17 ヒット数 6220

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『DMZ近郊で最も重要な資産(坡州LGフィリップス)を発見した韓国人たち』 
‐06. 1. 15(日)付 James Brooke 記者、ニューヨークタイムズ 

去る1月15日(日)付で、ニューヨークタイムズ日本駐在員ジェイムズ・ブルック記者は、『 DMZ(非武装地帯)近郊で最も重要な資産を発見した韓国人たち』の特集記事で、南北朝鮮の政治的な和解は、韓国経済の成長が原因となって心理的な壁を解消する次元の経済的な協力関係を結べるようになり、長い年月に亘って恐怖の対象であったDMZの南側の壁は今では無気力になっているとし、坡州(パジュ)LGフィリップスLCD工団を抱える坡州地域の発展性と共に、平和へのメッセージを高く評価した。 

彼はまた、アメリカのバージニア州の大きさにも満たない韓国であるにもかかわらず、なんと5千万名という人口がその小さな国に住み、生産費用を抑えるために努力しつつ、中国と競争位置にあるこの国の開発業者の資金は、首都から近接した最後で最適な条件を持っている坡州地域に集まっていると綴った。 

孫鶴圭(ソン・ハッキュ)京畿道知事は、ニューヨークタイムズ記者とのインタビューの中で、「京畿道の北方地域は大変急速に成長している」と語り、「京畿道はソウルを取り囲んでいる一種のドーナツのような形をしている地域で、もしもLGフィリップスが投資するのは危険だと考えたなら、どうして100億ドルもこの地域に投資できるだろうか」と反問しながら、むしろ、LGフィリップスの新しい長期投資計画についても補充説明しながら言及した。 

また、イ・バンスLGフィリップス関係者も、「もしも我々がソウルの南側の地域に投資していたとしたら、相当な交通渋滞に巻き込まれていただろうし、土地買入費用もかなりダウンさせなければならなかったはずだ」とし、京畿道の良好なインフラと低費用投資を強調した。

このように、坡州地域は坡州LGフィリップス産業団地の設置の影響によって急速に都市が発展し、人口も2003年に比べて約2倍増加の30万名になったとし、さらに、DMZ150マイルの距離内に3つの産業団地と人口15万名が入居できる都市を建設する計画を明らかにし、この地域に建設することになる全アパートには高速通信網を備え、「ユビキタス」都市と命名するつもりだというチェ・キナム坡州市局長のインタビューも共に掲載した。 

また、記者は、一時は北朝鮮のタンクが韓国に進撃してくるための地であったのが、今後は必ずや韓国のブルドーザーが北朝鮮へ上陸する、という大変肯定的な展望で記事を締め括った。