広東省に竣工した『海東京畿園』に訪問客が殺到

投稿日d 2005-12-20 ヒット数 6196

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去る12月12日に中国広東省広州市越秀公園で竣工式が行われ開園した韓国伝統庭園『海東京畿園(ヘェドンキョンギウォン)』が、開園当初から公園を訪ねる市民で埋め尽くされ 、関係者たちから好評を得ていると、広州放送や現地の韓国同胞たちが伝えている。 

広州放送によると、海東京畿園は12月12日の開園以後、既に平日最高1万5千名、休日には最高2万5千名の市民たちが訪問しており、今後もこの爆発的人気が続くことを予想して、庭園施設物を保護するため、一度に入場する人数を600名単位に制限するほど、市民の反応が高いと伝えた。 

駐広州大韓民国総領事館は、広東省に韓国を代表する庭園を造成してくれたことについて、現地の同胞たちも大韓民国国民として自負心を感じていると伝え、「国家に代わって京畿道が伝統庭園を造成し、総領事館および僑民(韓国同胞)会の求心点となる場を作ってくれたことに感謝する。今後、領事館および僑民会では『海東京畿園』で同胞行事を開催し、今後の庭園管理に力を尽くす」と語った。 

現地の中国人たちも、「中国伝統庭園は人工的に造られているのに対し、韓国庭園は自然をそのまま活用して造成しているので柔らかく純粋なイメージを感じ、花垣を始め、四柱門などは神秘的な香を醸し出している。」と語っている。 

越秀公園の正門を通ってそのまま繋がる海東京畿園は、敷地2,570坪上に茶山亭・世宗楼・栗谷斎等の韓国固有の楼閣と亭閣を備え持つ韓国の独特な庭園様式を具現しており、建築技術人力は勿論のこと、資材までも韓国から供需し、2年以上の事業推進の末、去る12月に開場することになった。総額34億ウォンが投入され、2,600坪余りの規模で造られた海東京畿園は、現地の気候・地形・植栽与件を考慮し、自然に順応しながらも韓国の独特な味と文化的な香を発散するよう設計された。 

去る2002年に孫鶴圭(ソン・ハッキュ)道知事と盧瑞華当時の広東省長との電撃合意によって京畿道-広東省間の友好交流事業として推進してきた本事業は、相互の原則に拠って、広東省広州に韓国伝統庭園と京畿道水原市に中国伝統庭園を相互造成するという形式によって推進された。 

今回の海東京畿園の竣工に続いて、来年4月には、京畿道水原市孝園(ヒョウォン)公園に中国華南地域の独特な庭園様式を見せる『粤華苑』がその姿態をお目見えし、両地域の文化交流の場となることは勿論、在韓中国人交流の求心点となる展望である。