黄禹錫(ファン・ウソク)バイオ臓器研究センターが着工します。

投稿日d 2005-12-08 ヒット数 6814

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水原(スウォン)二儀洞(イウィドン)の光教(クヮンギョー)テクノバレーに、無菌豚の生産・研究を通じて肝臓・心臓・腎臓などの人間の臓器に代わる異種臓器を研究する『黄禹錫バイオ臓器研究センター』が、2006年12月に誕生する。 

京畿道は12月8日、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)道知事、鄭雲燦(チョン・ウンチャン)ソウル大学総長、任祥奎(イム・サンギュ)科学技術部科学技術革新本部長、呉炳益(オ・ビョンイク)京畿道議会経済投資委員長などの各級機関団体長と、京畿大学総長、黄禹錫教授研究チームの李柄千(イ・ビョンチョン)教授など、BT分野の学会・研究機関・企業関係者など約300名余りが参加する中で、21世紀の世界異種臓器技術のハブとなる黄禹錫バイオ臓器研究センターの起工式を開催した。 

2004年7月に京畿道と科学技術部、ソウル大学の間で了解覚書を締結して以来、臓器開発技術の発展と国際的優位性先占のための研究インフラ構築事業がようやく本格的に軌道に乗り出したわけである。 

この日、孫鶴圭道知事は祝辞を通して、「今や非生産的な消耗戦は終焉させるべきであり、我々がすべきことは、科学の最前線で日々夜を徹して一刻を争いながら研究に邁進している大韓民国ドリームチームの黄禹錫教授と研究チームが、再び活気に満ちた研究ができるように環境を整えることである」と強調した。 

それと共に、「バイオ臓器研究センターで研究する異種臓器分野は、幹細胞分野と共に、韓国が世界市場をリードするための原動力になることを確信し、臓器移植を日々心待ちにしながら生活している全世界の難治病患者たちにとって希望の産室になると期待される」と語った。 

黄禹錫バイオ臓器研究センターは、295億ウォンを投入して(株)東洋建設産業が5千坪の敷地上に総建築面積2,155坪の規模で施工し、365日、年中無休で免疫システムへの副作用と細菌感染を遮断するため、無菌状態のクリーンルームで研究を行い、人間に移植可能な無菌豚の臓器を生産研究する異種臓器の商用化研究において、核心的な役割を担うこととなる。 

京畿道は、黄禹錫教授の研究チームが研究活動に専念できるよう、センター竣工後はバイオ臓器生産研究所を別途に設置・運営し、共同研究活動の遂行はもちろんのこと、施設の管理・運営に蹉跌を来すことが無いように、積極的に支援していく計画である。