京畿道に対する外国投資企業の韓国式感謝表明

投稿日d 2005-11-17 ヒット数 6643

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上海から京畿道に投資対象地を変更したシーメンス・オートモーティブが「感謝の御餅」を伝達 

京畿道と2億ドルのMOAを締結したドイツの先端投資企業であるシーメンス・オートモーティブ・コリア(代表ソンウ・ヒョン)では、道の投資振興課を訪問して、餅米で作った御餅2万個を伝達し、これまでの支援に対する感謝の気持ちを伝達した。 

当初、投資対象地として上海を選択しようとしながらも、最終的に京畿道に決定したシーメンス・コリアのソンウ・ヒョン社長は、御餅を伝達しながら、「京畿道の、外国人投資企業が抱えた問題点に対する迅速な対応とより良い企業活動環境の造成のための努力に対して感銘を受け、このような肯定的な姿を積極的に本社に報告したことは、追加投資を韓国に決定するよう説得する上で大変役に立ちました」と語った。 

シーメンス・オートモーティブ・コリアは、利川(イチョン)工場の進入路が狭くて輸出用コンテナの進入が困難であったが、この道路が所有主20名余りの私道であったため、事実上、会社次元での解決は不可能な状況であった。 

このようなシーメンス・オートモーティブの問題点が明るみに出たのは、去る2月の京畿道知事を団長にした日本先端企業誘致団の出国直前のことであった。この知らせを伝え聞いた孫鶴圭(ソン・ハッキュ)京畿道知事は、即時、妥当性の調査を指示し、利川市と共に20億ウォンを支援して既存道路を拡張することで推進し、来る11月30日に完工を目前にしている。 

シーメンス・オートモーティブは、’88年の韓国市場進出後、毎年、売上高を3倍成長させている中堅企業であり、生産製品の大部分が東アジア地域に輸出されている状況で、進入路問題によって輸出等の製品の運送において重大な困難に直面していたところであったので、京畿道のこのような積極的な支援に特別な印象を受けたと語る。 

シーメンスグループは、190カ国以上で7.5兆ドルの売上を上げているグローバル企業であり、道内に、自動車電装部分の2億ドル投資と併せ、既存の利川工場の増設や、今後、韓国での人材優秀性および地域的優越性等を前面に掲げてアジアの研究・製造のハブとして成立させるためにR&D投資を拡大する予定であり、国内の完成車企業の世界市場での競争力の向上に大きな力となるものと予想される。