紛争地の青年たちが都羅山に平和への願いを植える

投稿日d 2005-09-01 ヒット数 6100

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韓国・イスラエル・パレスチナの3か国の大学生たちが共同宣言文によってKOPAIS創立!! 
3か国の平和とKOPAISが永遠であることを祈願する記念植樹 

京畿道が主催し、京畿文化財団が主管する世界平和祝典(大会長:孫鶴圭)の一環として計画された『KOPAIS(Korea, Palestine, Israel) 平和友情交流』に参加中の3か国の大学生総30名は、9月1日都羅山(ドラ山)にて、イスラエル・パレスチナの平和と共存の道を主題に討論会を持った。 

今回の討論会は、イスラエル(ヘブライ大学、テルアビブ大学)の学生10名とパレスチナ(ベツレヘム大学、ビルゼート大学)の学生10名、そして韓国の学生10名が参加して、南北朝鮮の問題をはじめイスラエル・パレスチナ問題等を主題に熱い討論を繰り広げた。 

平和討論会に続いて行われた『KOPAIS創立式』では、3か国の大学生たちが繰り広げた討論会の内容を中心にした『共同創立宣言文』が発表され、イスラエルとパレスチナの平和を祈願する木が世界平和祝典の行事場内平和村のカフェ「アンニョン」の前に植えられた。 

都羅山駅で中東紛争の長期当事国であるイスラエル・パレスチナ両国の大学生たちと、世界唯一の分断国家である韓国の大学生たちが、平和の芽を吹かせる共同宣言を発表し、臨津閣(イムジンガク)平和村に紛争と分断の痛みを抱えながら育った青年たちの平和への願いを植え込むことによって、「平和、相生、統一、生命」が広がりゆく場所として生まれ変わることとなった。 

この日の討論会で孫鶴圭(ソン・ハッキュ)京畿道知事は歓迎の辞を通し、3か国の若者たちが作り上げる平和のメッセージは、地球上で最後の冷戦地帯である朝鮮半島に和解と協力の薫風を呼び覚ますものであり、『KOPAIS』行事に世界平和祝典の趣旨が余すところなく込められていると語り、今回の出会いを通じてイスラエルとパレスチナの大学生たちが真の友人となり、全員が勝者の喜びを謳歌することを期待すると語った。 

一方、『KOPAIS平和友情交流』の2次行事は、来年夏にイスラエルのエルサレムで北朝鮮の大学生も招請した中で、南北朝鮮の大学生とイスラエル・パレスチナの学生が集まり、平和を論議する行事として発展させていく計画である。